2006/10/08(日)01:35
マニアの言葉、言い得て妙~シャアはニュータイプのなり損ない
久しぶりに酒を酌み交わした親友が、いつの間にやら“ガンダムマニア”と化していたんだ。昔からアニメ『機動戦士ガンダム』について並々ならぬ知識を持っていたのは確かなんだけど、現在のレベルはその頃をはるかに超えている印象。そのハマりっぷりに度肝を抜かれた感じさ。
聞けば、ここ1、2か月の間に「Zガンダム」や「ガンダムSEED」など、ガンダムと名のつくアニメや映画をすべて観たからなんだとか。親友は「会社の後輩が“ガンダムオタク”で、自慢のコレクションを無理矢理貸しつけてきたのがきっかけだった」とのこと。
一方、かつて親友は「シャア・アズナブル」がお気に入りのキャラクターだったんだ。頭脳明晰、容姿端麗、それに加えクールなところに魅かれたそうだよ。それをふと思い出して、親友に相変わらずシャアのファンか訊ねたんだ。すると、冷たく突き放したように一言:
「ああ、、、あの“ニュータイプ”のなり損ないね」
親友は目が点になっているオレに、いかにシャアが作品の中で“負け組”に属しているかについて力説。どうも詳しく知り過ぎたせいで、シャアに抱いていた憧れをすっかり捨て去ったようだね。それにしても、シャアについてニュータイプのなり損ないと評するのは「言い得て妙」と感心感心。
(-∧-)合掌。。。
【用語・解説/ニュータイプ】
『機動戦士ガンダム』の中では、並外れた動物的直感と空間認識能力を持つパイロットを指したんだ。同作品でニュータイプとされた主人公アムロ・レイが好例。“ガンダムマニア”の間では、ライバルであるシャアはニュータイプとされながらも結局、アムロに勝てなかったと見る向きが根強いね。