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2007年06月21日
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カテゴリ:憲法

この場で現憲法9条の重要性を訴えると、自分は改憲派という方からいろいろなご意見を賜ります。

それ自体は、貴重なご意見としてありがたく拝聴したいところなのですが、どうにも不思議なのが、ネット上で改憲を主張する人の多くが、改憲をして何をやりたいのかという話と、現実の改憲の動きに乖離が生じているのに、それを意に介していないようにしか見えないということです。

改憲と言うのは、改憲して何をやりたいという意志があって、それに対応する改憲案があって、初めて賛否を問えるものだと思うのですけど、これまでのところ、現実に改憲案として人々に知られているのは自民党案ぐらいのもの(かつて読売新聞試案なんてものもありましたっけ)。
もちろん、発議には衆参両院で3分の2の賛成が必要なので、現状では民主党の賛成も必要となりますけど、民主党のスタンスを考えれば、現自民党案以上に戦争に参加しやすくするように9条に手を加えるとは思えません。

ところが、ネット上で改憲を主張する人の多くが、自民党案では到底実現不可能な願望を抱いている。曰く、

「戦力の保持を認める」
「日本が主体的に戦争できるようにする」
「集団的自衛権を明確化する」
「自衛隊が違憲だとして解散される事態を防ぐ」

などなど。

あるいは、現憲法が原因でそんなことは起こらないことが起こるかのような妄想を抱いている。曰く、

「現9条2項があっても、米軍と一緒なら参戦は可能」S
「今は、敵を殲滅する前に、甚大な被害を被っていないと、それが出来ない」

などなど。

そして、それをいくら指摘しても一向に認めようとはしないし、ましてや自分独自の改憲案を示すこともない。

これは一体どうしたことなんでしょう。
こういう願望を抱いているなら、本来なら自民党案のような改憲ではとても不十分なはず。
なのに、簡単に「賛成」と言っている。

もちろん、真面目に自民党案で何ができるようになるか見極めて「賛成」と言っている人もいるでしょう。でも、特にネット上で改憲を唱えている多くの人は、単なる現憲法に対するアンチ。対案を持たない「何でもハンタ~イ」にしか見えないということです。

従って、現状では自称改憲派が沢山いたとしても、現実に改憲案が発議されれば、その賛否がどうなるかはわからないと、私は思っています。

但し、現状で自民党案が提示されていても、それが自分の願望に沿った改憲案だと思い込んでいるのですから、そういう人は、発議された改憲案も、自分の願望に沿った改憲案だと思い込まないとも限らない。
もっと困るのは、何でもいいから現憲法9条を変えたいという情緒的な動機で改憲案に賛成する人も出る可能性もあるということ。

従って、そういう人を少しでも少なくするためには、あるいはそのインパクトを小さくするためには、やはり賛成派にはきちんと広報をしていただくのが重要であって、そのためにも最低投票率というハードルには意義があると思われる次第です。







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最終更新日  2007年06月22日 02時42分16秒
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