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ニューストピックス

2008年04月17日
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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:海外の話

11日付の産経新聞の「正論」に防衛大名誉教授の佐瀬昌盛氏が「コソボ独立の見えざる背景」という文章を書いています。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/136798/

その中で佐瀬氏は、コソボの独立にあたって彼らが民族自決権を強調していない点を指摘し、そこに現在の国際秩序の維持と民族自決権の間にある矛盾をが透けて見えていることを示しています。

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 独立宣言派やアハティサーリは「人民の自決の原則」を否定したのか。無論、そうではない。彼らは同原則の強調ではなく、非強調の道を選んだまでだ。では、なぜ非強調なのか。国連憲章中のいくつかの理念は、個々にはいかに高尚なものだろうと、脉絡(みゃくらく)なくそれぞれを強調すれば、今日では結果として深刻な相互矛盾を生む。好例が、憲章第1条1の「国際の平和及び安全」の維持と同条2の「人民自決」原則の関係だ。後者の絶叫は前者を危うくする。
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確かにその通りなのであって、民族の独自性を強調すれば、それは国家という枠組みを否定することに繋がりかねず、実際に分割となればそれが経済的な格差を生み出す可能性も高く、そこで武力紛争を引き起こすことにもなるわけです。
そして、佐瀬氏は以下のように結んでいます。

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 国際政治の場が無原則であってはならない。が、そこでの現実問題は同じものが2つとはなく、すべて個別的だ。ならば、原則を忘却せず、しかし原則を絶叫するのではなく、個別主義的に最適解を探すこと。世界各地域の分離独立志向を扱うにはこれしかない。
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具体性に乏しい結論ですけど、それが現実なんでしょう。
そういう意味で、この記事はこの問題の難しさを敢えて指摘したものであったと言えましょう。

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で、それに対してチベット問題では産経はどのようなスタンスを取っているのでしょうね。
もちろん、中国のチベットに対する態度はいただけないと私も思うのですが、自治だの独立だのといった問題を安易に扱ってもいいものなんですかね?

何しろ、産経さんは朝日新聞がミャンマー軍政への抗議のための活動を紹介したら、
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 朝日読者はいざ知らず、産経読者なら疑問に思うはず。なぜチベットでなくビルマなのかと。いま「世界なめんなよ!」と抗議すべきは北京政府でしょう。
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もちろん「チベットに自由を」のTシャツも作りますよね。朝日も大宣伝し、北京政府の度肝を抜くんですよね。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/133344

なんてコラムを書いていたくらいなんですけど。

「チベットに自由を」が本当に「個別主義的に最適解を探すこと」をやった結果ですか?
私には「原則を絶叫」しているだけにしか見えませんが。






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最終更新日  2008年04月18日 02時30分38秒
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