|
テーマ:政治について(19782)
カテゴリ:カテゴリ未分類
選挙が終わって「下野」した産経新聞ですが、まだ鳩山首相すら誕生していない内から、民主党に対してアメリカに「朝貢」せよと大騒ぎしています。 -- 【主張】日米電話会談 「同盟基軸」を行動で示せ 2009/09/04 11:34 民主党の鳩山由紀夫代表がオバマ米大統領と初の電話会談を行い、「日米同盟を基軸と考え、未来志向で日米関係を発展させたい」と伝えた。 鳩山氏の首相就任を前に、日米安保条約体制(日米同盟)の堅持で両者が一致したことは、当然の第一歩としてまずは歓迎したい。と同時に、鳩山氏には民主党の外交安保政策や同盟の将来に関して米側でも懸念が高まっていることをしっかり認識してもらいたい。同盟の強化発展を現実の政策と行動で示していく必要がある。 鳩山氏と民主党は「緊密で対等な日米同盟」を掲げてきたが、内容は不明確とされてきた。とくに昨年末以降、海上自衛隊のインド洋補給支援活動停止▽普天間飛行場など沖縄米軍施設・部隊の県外移転要求▽日米地位協定の見直し―などの方針について、米国の超党派の知日派からも「反米・反同盟とみなされる」と警告されてきたのは周知の通りだ。 こうした不安をさらに高めたのは、総選挙直前に「日本の新たな道」と題して米紙に掲載された鳩山氏の署名論文だった。「日米同盟は基軸」としながら、「イラク戦争の失敗」や「市場原理主義」批判が目立ち、2大紙のワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズが社説で「北朝鮮の脅威が高まる中で米国と決別を求めるなら危険すぎる」「インド洋の補給支援活動は来春まで続けるべきだ」などと忠告した。 オバマ政権の複数の高官が「日本が同盟を離れて漂流してしまうのではないか」「日米が予測不能な時代に入る」などと心配しているとも伝えられている。 鳩山氏は「論文は抄訳で、日本語の原文を読めば反米ではない」と説明している。そうであっても、首相指名よりも前に同盟相手国のメディアや当局者、専門家らからこうした懸念を突きつけられた事実は重い。 11月にオバマ大統領が訪日し、来年6月には現行安保条約発効50周年を迎える。北の脅威、中国の海洋進出、テロとの戦いへの貢献など日本の安全保障環境は激変しつつある。同盟の強化と発展が今ほど必要な時はない。その中で、米側からも噴出してきた懸念に鳩山氏はどう答えるのか。 同盟の基盤は信頼の深さや具体的政策で問われる。鳩山氏は現実路線を確立し、同盟基軸を両国民に行動で見せてほしい。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/297948/ -- 一体全体、この新聞はどこの国の新聞なんでしょうか。 アメリカが不安になったら何だって言うんです? 「反米」だからなんだって言うんです? 相手を不安にさせるからこそ、相手にこちらの主張も認めさせることができる。 何があっても日本は言うことを聞くと見透かされたら、あちらは日本にこれっぽっちも配慮する必要などなくなる。そんな当たり前のことがわからないんでしょうか。 同盟関係というのは、公示された約束に則って構築されるべきものなのであり、そういった感情レベルでの付き合いなんてイザという時には何の助けにもなりはしません。 よってあくまでも拠って立つべきは日米安保を始めとする諸条約とお互いの国の憲法に何が書いてあるかなのであり、そこに書かれていないことに対してあれこれ言ったところで、そこには何の拘束力もないってことです。 インド洋の給油活動なんて、あくまでも日本の自主的な活動に過ぎない。 それを停めようが何しようがアメリカにとやかく言われる筋合いはない。 それが「反同盟」だというなら、日本の貢献に対して何らかの見返りをよこさないアメリカこそ「反同盟」だってことです。 しかしまあ、これが自分たちが散々他紙を貶めるために言ってた「ご注進マスコミ」に成り下がっているってことに、彼らは何時気が付くのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月07日 02時59分46秒
コメント(0) | コメントを書く |