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山口、光市の母子殺人事件の被告となっている少年(当時)の実名を書いた本が出版されました。 中身をどうのこうの言うつもりもありませんが、出版差し止めを求められた著者の反論には強い違和感を覚えます。 -- 光市母子殺害 出版差し止め請求に著者が反論「報道の自由の侵害」 2009/10/06 20:23 山口県光市母子殺害事件の被告の元少年(28)=死刑判決を受け上告中=を実名で記した単行本出版に対し、弁護団が出版差し止めの仮処分を申し立てたことについて、著者の増田美智子さん(28)らが6日、都内で記者会見し「本人に実名で書くと伝え、了解を得ていた。仮処分の目的は弁護団による事前の検閲。報道の自由への重大な侵害だ」と批判した。 同席したジャーナリストで出版元インシデンツの寺沢有代表によると、初版は4千部。7日に印刷会社から納品後、店頭に並ぶ見通し。 会見によると、9月26日に出版の動きが報道されると、弁護団から内容をチェックしたいとの連絡があった。面会の場などで断ったが、6日の報道で仮処分の申し立てを知った、としている。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/309731/ -- 光市「少年」実名ルポ、出版差し止めへ仮処分申請 2009/10/06 14:02 山口県光市の母子殺害事件で殺人などの罪に問われ2審広島高裁で死刑判決を受けた男性被告(28)=事件当時(18)、上告中=を実名表記したルポルタージュの単行本が出版されることになり、被告の弁護団が出版差し止めを求める仮処分を広島地裁に申し立てたことが6日、分かった。 本は「A(実名)君を殺して何になる」(インシデンツ刊)で、大学職員の増田美智子さん(28)が被告や元同級生などを取材して執筆。「私が会った人間の存在を感じてもらうため、名前は重要な要素」と主張している。 弁護団の一人は「仮処分は被告の意思。事前に原稿を見せてもらい、内容に間違いなければという話だったので、実名表記は承諾していない」と話した。 少年時の事件で家裁の審判を受けたり起訴されたりした人の氏名は少年法61条により報道が禁止されている。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/309591/ -- まあ「報道の自由」とか「匿名だからモンスターとしてのイメージ」とか、いろいろおっしゃっているようですけど、現在は本人が了承していないと言っているのでしょ。 だったら、「本人に実名で書くと伝え、了解を得ていた」と言っているルポなんですから、最低限それを再度確認するのが、人のことをネタにしてお金儲けさせてもらう者としての礼儀ってものじゃありませんか? で、この増田という著者、オーマイニュースの鳥越編集長辞任に絡んで、同じくここに出て来る寺澤有という人と組んで、2年半前に大騒ぎしていますよね。 で、その事を寺澤有氏がトクトクと語っているブログがありまして、その中にこんな記述があるのです。 -- 鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(14) 鳥越氏のウソと恫喝の実例~Part 6~ 2007年2月16日 (金) ただし、今回、鳥越氏のウソと恫喝が通用する可能性はなかった。増田記者は、筆者のアドバイスにより、鳥越氏との会話をすべて録音していたからだ。 http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/02/14part_6_f76a.html -- さて、今回は本人の「了解」を得たという証拠を何か残していなかったの? あなたはそういうアドバイスをしなかったの? 以前はそうしたのに、今回はそうしなかったとしたら、とっても不思議なんですけど。 普通に考えたら、そこには「単なる口約束」もしくは「了解などなかった」から、今回は前回のような「証拠」を出せないんじゃないんですか? と見えますけどね。 ちなみにこの鳥越編集長辞任ネタ、これも実は増田/寺澤コンビの方が墓穴を掘っているようにしか、私には見えませんでしたけどね。 この件についてはちょっとおもしろいなと思ったので、別に書きます。 まあ、この本に関して、上述の記事に以下の記者ブログのエントリがトラックバックされていますけど -- A君と記してカネになる? 2009/10/10 02:24 http://fukutomim.iza.ne.jp/blog/entry/1263363/ -- 私も同じように感じましたね(内容は読んでませんけど)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月13日 04時20分09秒
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