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テーマ:政治について(19781)
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ここ数日、産経新聞に「水 異変」という特集記事が連載されています。 -- 【水 異変】狙われる水源地(1) 「聖地」に伸びる中国の触手 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/420447/ 【水 異変】狙われる水源地(2) 外資進出、見えぬ実態 中国人視察団が日本縦断 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/421028/ 【水 異変】狙われる水源地(3) 林業衰退が招く森林荒廃 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/421618/ 【水 異変】狙われる水源地(4) 辺鄙な山地をなぜ? ちらつくブローカーの影 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/421972/ 【水 異変】狙われる水源地(5) 目前に迫る「国家渇水」の危機 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/422462/ -- このネタ、産経新聞さんは1年以上前にほとんど同じことを書いていて、 -- 【土・日曜日に書く】東京特派員・湯浅博 「水盗人」に狙われる日本 http://sankei.jp.msn.com/world/china/090523/chn0905230326000-n1.htm(リンク切れ) -- それに対して、私も以下のようなエントリを書いてます。 『一体全体、「外国資本」が水源地で何をすると思っているのでしょう』 http://plaza.rakuten.co.jp/whitesand72/diary/20090524/ 『ペットボトルだなんて荒唐無稽すぎ』 http://plaza.rakuten.co.jp/whitesand72/diary/20090526/ 書いている記事を読む限り、1年経ったから何か目新しい情報でもあったのかと思えばそういう訳でもなく。ただ、自分たちの妄想をダラダラと書き連ねているだけのようです。 昨年も書いたように、いかに中国が水不足だからって、日本の水源地を買収したって何にもならない。水を得るには川から水を汲む水利権を得るか、井戸から汲むかなのであって、それには、水源地の森林を買収する必要なんか全くない。 この一連の記事にあるのは、中国が水源地で何か悪さをするんじゃないかという、「関東大震災後に朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」という流言蜚語と全く同じ、人種差別を煽りかねない悪質なプロパガンダでしかありません。 これが、中国が水が余っていて、それをビジネスにしようとしているというならまだわかります。 水源地を丸裸にして、日本を水不足に陥らせて、中国から水を買わせるという図式が、その当否は別として論理的には描けるからです。 でも、中国も水が足りないなら、日本の水源地で何か悪さをしても自分たちの利益にはならない、論理的に全く矛盾しているとしか言えません。 それにも関わらず、こんな記事を繰り返す載せる産経新聞って、一体どんな人が作っているのか、むしろそっちの方に興味が沸いて来たこのごろです。ちなみに連載担当は「天野健作」という人だそうです。 ただ、水源地の森林にきちんと手をかけなくなっているから、それが元で将来日本も水不足になるかもという予測は、間違いではないでしょうね。 で、あるなら、たとえそれが中国人によってであろうと、手入れをする気がある人が買収するならその方がベターって考えるのば本来の方向性じゃありませんかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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