2012年05月07日

やはりバカ殿の大飯再稼働反対は無責任な政治パフォーマンス

カテゴリ:エネルギー問題
5月5日をもって、日本の原発全てがひとまず停止しました。

さて、産経等が大飯原発再稼働に突き進むのに対して、その産経が持ち上げていた大阪のバカ殿は再稼働反対を主張し、脱原発を目指す人々の中には、バカ殿を見直す方もいらしたかも知れませんが、ここに来て、やはりバカ殿は責任逃れをはじめました。

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橋下市長、再稼働反対で増税も 大飯原発
2012年4月26日 22時36分

 大阪市の橋下徹市長は26日の関西広域連合会合で、大飯原発を再稼働せず今夏の電力需要ピークを乗り切るためには、関西の住民に増税を含めた新たな負担が必要になると指摘した。これを受け広域連合はプロジェクトチームをつくり、負担の具体的な内容を検討することを決めた。
 停電を防ぐため自家発電で電力供給量を増やした企業に燃料費補助などの優遇措置を講じる原資を、法定外税の導入などで賄うことを想定。住民が安全性を重視し再稼働に反対した場合、応分の負担が生じることをあらかじめ示す狙いがある。
(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012042601002127.html
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バカ殿は「住民が安全性を重視し再稼働に反対した場合」とエクスキューズし、自分は責任はとらないと言っているのです。
公務員叩きや教育問題などでは、あれだけ「白紙委任」だの何だのと言い、反対があっても自分が決める、それが民主主義だと豪語していたのに、原発再稼働ではこの腰砕けっぷり。
相手が大きな組織や権力を持つ者だと途端にこの態度です(呆)。

で、この「増税」にもバカ殿一派の政策立案能力ゼロっぷりが如実に現れています。

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そもそも自家発電の燃料費補助という発想からして、ピント外れ

自家発電というのは、導入すればそれだけ購入電力が減らせるのであり、また余れば売れるのであり、燃料費を補助する必要性は薄いと言えます。おまけに、工場の自家発電などでは、プロセスの過程で出て来るエネルギーを使って発電しているケースや、太陽光や風力などを導入しているケースもあり、燃料費補助なんてやりたくてもできない場合だって沢山あります。
むしろ、自家発電量を増やす上でのハードルとなるのはその導入費用の方。そちらを補助するというのならまだわかります。
実務面でみても、企業が自家発電でどれだけ燃料を使ったかをどうやって把握するつもりでしょう。特定の目的のために使用した軽油については軽油引取税を免除する免税軽油という制度がありますけど、あれと同じ手間をかけるとしたら、そのコストだけで膨大なものになるのは必定ですね。

加えて、なんで企業だけなんでしょう。
電力会社と違って需要変動に合わせた供給を行わないのであれば、企業の自家発電も家庭での例えば太陽光発電や燃料電池による発電も同じ。企業だけを優遇する意味が不明です。
そして、この「企業」の中に関西電力は含まれるんでしょうか? 停電を防ぐという目的を達するには、関西電力の「自家発電」能力をアップさせるのが最も効果的なんですけど。むしろ、この目的での燃料費補助なら関西電力を排除する理由が私には思いつきませんけどね。

また、「増やした」という認定は何をベースに比較するのかも不明。例えば2010年比の発電量ということなら、それまで有休設備あるいは低稼働率だった自家発電装置を、ただフル運転に変えただけの企業は、濡れ手に粟の丸儲け。あるいは、もともと自社の都合で発電能力を増強するつもりだった企業もラッキー。
一方、電力不足だから自家発電能力をアップした企業には、その投資に対する見返りは無し。特に環境に配慮して太陽光や風力を導入していたら、バカを見るということにもなる。
やはり、もし補助を出すならどれだけ発電能力を増強したかをベースにすべきでしょう。

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で、何故こんな穴だらけの案をバカ殿がブチ上げたかと言えば、大飯再稼働反対と言い張っていた責任をとりたくないからでしょうね。

増税すると言えば、住民は「それなら再稼働してくれ」と言い出すだろう。そうすれば都合良く「民意」の意味をすり変えて、「再稼働反対取り下げ」と言えば良い。
あるいは、この補助金制度が成立しないまま、再稼働せずに停電が発生したとしても、「自分は再稼働しなくても停電を回避できる案を持っていた。その制度導入を邪魔した奴らが今回の停電を引き起こした」と責任をなすりつけるつもりなのでしょう。

彼は、自分が再稼働反対と言っても、政府や経済界がもっと頑張ると思っていた。あるいは、関西電力以外の地域も電力不足が深刻で、自分だけが矢面に立つことになるとは思っていなかった

だから自分が責任をとることはなかろうと、政治パフォーマンスに脱原発を利用しようとした。

その思惑が狂ったから、今になって住民に責任を押し付けようとしている。でも、バカ殿には真っ当な政策立案能力が無いから、こんな思いつきにしか見えないものしか提示できない。

そういうことでしょうね。





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最終更新日  2012年05月08日 02時09分23秒
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