Mr.ホワイトクンの楽天的WISH日記

2005/05/11(水)18:07

プロの軍人?邦人拘束事件を考える。

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 こんな職業があったことに驚きを隠せません。しかも、日本人がその職業に就いていたなんて。  拘束されたと見られる斎藤昭彦さんは、陸上自衛隊を除隊後、フランスの外国人部隊に入隊し、昨春「ハート・セキュリティー」に入社するまでの約20年間外国人部隊に所属、日本人でたたき上げとしてはほぼ最高位の上級曹長に昇進していたそうだ。  拉致の声明を出したイスラム教スンニ派武装組織「アンサール・アルスンナ」は、イラク北部と中部を中心に、外国人の拉致や米軍とイラク治安機関への自爆テロなどを繰り返してきた。外国人の殺害、米軍とイラク治安機関に対する自爆テロや待ち伏せでも知られるイラクで最も活動の激しい組織の一つだ。  拉致声明の後に、ネットで「神の裁きとして処刑した」と殺害現場の映像をつけて流すケースが多い。捕まった外国人が解放された例は確認されていないそうです。 イラクでは、戦争終結後の早い時期から、復興事業に携わる多くの外国企業、機関が民間警備会社にその安全を託してきた。 一方で、警備会社自体が狙われるケースが最近では多発しているそうです。  米軍は警備会社の存在で結果的に負担軽減を図っているとの指摘もあり、「治安の民営化」をめぐる問題が事件であらためて浮き彫りになったのです。戦場で命を落としても米兵の犠牲者には加えらし、米国内でイラク攻撃を決断した政府への批判を和らげている側面も否定できないという意見も。 今回のケースは「職業」としてイラクへ入っているわけで、当然、本人もリスクを考えているはず。  日本人のこれまでの拘束事件とは、イラク入りの目的など背景が大きく違うことから、日本政府としても、イラク戦争に反対する平和運動の側の人たちとしても、雇い兵であった場合にどう対処するのか、非常に難しいでしょう。     昨年4月に邦人ボランティア3人とフリージャーナリスト2人の拉致事件で、武装グループに開放を働きかけて実現させた聖職者協会も、今回は仲介拒否ということ。  どういう結末になるか想像できませんが、もし仮に(ないだろうと思います。)何らかの要求があったとしても、その要求に応じるようなことは絶対にあるべきではないと考えます。  

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