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ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

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むし歯予防にフッ素!






  フッ素は、自然や食べ物に含まれている栄養素のこと。

  むし歯予防に、もっとも効果のあるものです。

  フッ素入りのハミガキ粉を使ったり、フッ素の入った食べ物を食べ

  たり、歯医者さんで塗ってもらったり、いろいろな使い方があります。

  どれもとても有効な方法です。

   




フッ素は歯を強くする!!





フッ素は、歯の表面や傷、不完全なところに作用して、「ハイドロキシアパタイト」という酸に溶けにくい物質を作り、歯を強くします。

また、薄く溶けている場合は、フッ素による再石灰化(歯の表面を補修する)もできます。

そして、プラークにも作用し、酸ができるのをおさえる働きがあります。



フッ素はこんなところにいる!!




フッ素は自然界のあらゆるところにいます。

海、川、土の中、食べ物、びっくりするくらい

いろいろなところにいるのです。

食べ物からとったフッ素も、歯を強くします。

代表的なものと、量をご紹介します。

エビ 49
25.9
いわし 8~19.2
海草 2.3~14.3
みそ 0.9~11.7
牛肉
1.5~1.7
じゃがいも 0.8~2.8
だいこん 0.7~1.9
紅茶 0.5~1.0
緑茶 0.1~0.7
りんご 0.2~0.8
にんじん 0.5
みかん 0.1~0.3

(単位ppm…1kg、1リットルあたりのフッ素量)


フッ素入りのハミガキ粉やジェルを使おう!!

今、お店で売られているハミガキ粉は、ほとんどフッ素が入っています。
箱の成分表に「フッ化~」や「F」と書かれているものがそれです。


また、その他にもこのようなものがあります。
*モノフルオロリン酸ナトリウム
*フッ化ナトリウム
*フッ化第一スズ

この名前を見たら「あ、フッ素だ!」と思って下さい。





フッ素でうがいをしよう!!

フッ素でうがいをすることを「フッ素洗口」といいます。
フッ素洗口には、毎日行う方法と、週に一回行う方法の二種類があります。濃度の低いフッ素を使うので、ご家庭でも安心して行えます。


歯医者さんで、洗口用のフッ素を注文して(商品名はミラノールオラブリス)行ってください。





歯医者さんでフッ素を塗ってもらおう!!

歯医者さんでフッ素を塗ってもらうのも、とても効果的な方法です。

特に、子供の歯が抜けて、大人の歯が生えてきているお子様には、ぜひおすすめします。
生えかけの歯はとてもむし歯になりやすい反面、フッ素も効きやすいのです。

もちろん、成人の方にもおすすめします。




 
 
  今、紹介したものの他にも、水道水にフッ素を入れるという方法があります。

  これは、日本では実施されていませんが、世界では36カ国、およそ3億人の人々が

  水道水のフッ素を利用しており、むし歯予防に対する結果が出ています。
 
  世界中で150もの化学や健康に関する専門団体がフッ素の利用をすすめています。

  それほど、フッ素はむし歯予防に効果があるのです。

  フッ素はお口の強~い味方。生活の中で上手に利用し、強い歯を作りましょう!

  
  




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