2007/05/11(金)12:15
メサイア待望 ~└(-。-)┘
大方の予想通り、前ソウル市長の李明博(イ・ミョンバク)が、来年の大統領選挙に出るようだ。朴槿恵(パク・グネ)との一騎打ちになるのはほぼ確実だ。
李明博氏、大統領選出馬を公式宣言…「CEO目ざす」
時ココに至って、盧武鉉大統領はそれこそノー無しという評価が、ほぼ全国民の一致する意見になったように見える。
確かにこれといって何をした訳でもなし、突発的に無責任な発言をしては非難を浴びるという繰り返しだった。政治家としては素人であった事は確かだろう。
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ところで、盧武鉉のテレビ演説などを見ていると、声を張り上げてというのではなく、「国民のみなさん・・・・(間)、そう思いませんか?」という感じで、静かに「語りかけ」て「理性に訴える」というやり方だった。
個人的には、それ程間違ったやり方とは思っていない。「理性に」訴えられたら、「理性で」受け止め考えればよい。
ところが、韓国人にはこのやり方は全く受けない。彼らの好む「リーダー像」は、これとは正反対だ。
つまり、出来るだけ「大きな声」で「威圧的」に「長~く」演説するのがよい。話の中身そのものは、評価の対象にはならない。(日本のテレビでよく見る、北韓のニュース番組に出てくるアナウンサー(?)オバチャンみたいに、ああいう口調でやるのが良い)
「理性」ではなく「感情」(これを「情(ジョン)」と称する)に訴えないと、韓国では何も始まらない。
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「さあみなさん。一緒に考えましょう」ではダメなのだ。「考えよう」と言われたら、どうしてよいか分からず、途端にオロオロと不安になってしまう。
それよりも「専制」「高圧的」に、「ツベコベ言うな。これはこうだ!」と、「権威」の力をもって一方的に命令されるほうが、ブツブツ文句は言いこそすれ却って安心して、素直に従う。
先日の日記にも書いたが、本能的にか権威の力を好む傾向がある。
これは韓国人の非常に興味深い性向だと思う。同時に危険な一面である事も確かだ。力による独裁が、容易に実現可能な素地を元々持っているということだ。
一たびヒトラーが出現すれば、全国民はたちまちポーっとなってしまい、「民族共有の核」で「日本を沈没させる」とか、簡単に言い出す可能性も無い訳ではない(笑)
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李明博は「権威主義」的ではあるが、企業の「経営」手法に長けている。国政運営においても、李明博の言う「経営」という概念は真に的を射ている。
一方朴槿恵は、それなりの政治的才もあるのだろうが、元大統領の娘であるとか、暴漢に襲われたが屈しなかったとかいう「情」に訴える面が多分にある。
さて来年の選挙、どうなることか。
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