2011/08/23(火)12:05
代表選報道など
あまり眠れないままに朝の5時を迎える。
暗い曇りぞらだ。
目をつぶり、ラジオを聞く。
ニュースでは民主党の代表選に向けた候補者の動きが目下第1の焦点らしいが、聞いていて興味がわく何ものもない。
だいたい「海江田万里経済産業相が立候補を表明した」などという報道が成されること自体がおもしろくない。
菅直人総理の脱原発を目指すという決断をまっすぐ受けとめられず、不満顔で閣僚任務を務めたあげく党代表になりたいだなんぞといいだしたわけで、聞いているこちらは何をどう考えればいいのだろう。ただただ「そんな姿勢でいいのかい、あんたは?」と思うばかりだよ。
同じように「前原誠司前外相も立候補を検討している」というアナウンスにも嫌悪感しかもてない。
なにやら偉そうに、記者団に囲まれるといかにも勿体ぶった受け答えをするようすが不快でならず、こんなのが総理になったらテレビニュースは見なくなるなと思う。
目を閉じてラジオのニュースを聞いているとそんなことしか考えないので、テューニングをいじって他局に回した。
とりあえず、よく聞くTBSに合わせたのだが土曜日の6時台とあってつまらないおしゃべりしか聞こえてこない。
ラジオはさっさと消し、あまり寝てないままだけれど起きることにした。
ふいにご飯が食べたくなる。
茶碗に半分ほど、かみさん手製の漬け物や佃煮などとともに食べた。
朝めしというより「おめざ」のようだった。
午前中はなにもしないで高校野球の決勝をテレビ観戦。
きのうからの成り行きで八戸・光星学院を応援するが、日大三高はまことに強く、舌を巻いた。
こりゃあ画面を見つめていてもしょうがないと洗濯にとりかかる。
ちらちらとテレビを見ては消し、パソコンでニュースサイトを探った。
海外紙はリビア情勢を大きく扱っている。
たとえば英国ガーディアン紙(8月20日付)は反政府市民が首都トリポリに迫りつつあると報じていた。
上の写真は同紙トップに掲載されている1枚をお借りした。
しかし、リビアにしてもシリアにしても、権力者が自国の市民に重武装の攻撃を仕掛けるのだからおどろくよ。
1989年の中国、天安門広場の市民虐殺もそうだった。
日本を含め、どこの国でも「国家」というものは、ある段階でそういう残虐行為に走る思想を内在させているわけだ。
怖い話ではあるけれど、存立維持というところに国家の本質が宿っている以上、そして国家の保証がないと市民生活が成り立たない以上、受け入れるしかない。
日本は大災害と原発事故を抱えているとはいえ、いまのところ自衛隊の戦車が市民を砲撃対象にすることはない。
リビアではいま、戦車が市民に砲を向けているのだ。
シリアもそう。
別な意味になるがパレスチナでも、子どもたちがイスラエルの戦闘機による機銃掃射で殺されている。
リンクしたアル・ジャジーラ紙(8月20日付)の写真ページ9番目に、イスラエル軍に殺された13歳の子をかき抱く母親の写真がある。
昼めしの支度をしながらテレビをつけ、高校野球のその後を見ると、ありゃまぁ、日大三高は11点も入れて圧勝だ。
しかしシャットアウト負けとはいえ光星学院はよくやったと思うよ。
相手が強すぎた試合だった。
夕方、かみさんが戻り、スルメイカを混ぜ込んだお好み焼きふうのおつまみをつくった。
食べててぇ! といわれて先に食べ始めた。
が、ぼくはなぜかこの手の小麦粉ものが苦手で、たとえばお好み焼きでいえば、生まれてからという規模でいっても5回も食べたかどうか。
おまけして7回といっておくけれど、うち2回は関西でのロケ中に仕事仲間の所望で店に入ったまで。
それを知っているかみさんは、自分のぶんを食べ終えてから「半分もらう」と引き取ってくれた。
だがまぁ、イカ仕込みお好み焼きふうのおつまみはけっこうおなかにたまり、ほかの揚げ物やらキュウリの浅漬けやら、あれこれ食べるうちにご飯を食べないでも満腹となった。
そうなると、このところ膨満感で悩まされているので満腹を通り越し、少々くるしくなる。
時計を見るとまだ晩の7時40分ぐらいなのだが横になることにした。
○ ○ ○
つづく