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カテゴリ:自己啓発、自己研鑽的なこと
俺は自己啓発に力を入れていた。潜在能力の開発のために、緊張にもびくともしない人間になるために。
しかし、今思うと自己啓発セミナーのやれる範囲は、頭の深いところに達しない。無理やり感情に火をつけることはできるが、すぐに先細りになる。高いお金を払ってまでやる必要はないと思う。 人間の無意識の領域は、顕在意識の何百倍も大きいし、深いところにある。まったく俺の無意識にかすりもしなかった。無意識にまで「なりたい自分の理想像」を想像すれば成功できるようなことを皆言っている。だがすべての人が顕在意識の浅いレベルで「理想像」を思い浮かべているに過ぎない。 無意識の世界に入り込むにはどれだけ大変か、俺はよく思い知った。あがり症である。 自己啓発や成功願望のためよりも、圧倒的にあがり症を治すために無意識に言い聞かせてきた。生き残るために。必死で「あがらない自分」「緊張を使いこなしている自分」になろうと祈りまくった。しかし無意識には届かない。だからこそ言える。 成功した自分を無意識、潜在意識レベルに焼きつかせることなど不可能だと。どれだけ無意識の壁が大きいか、俺は思い知った。だから、中途半端な潜在意識、無意識的な成功哲学はやるべきではないと思う。 無意識は成功する手助けをしてくれるかもしれないが、一方で自分の足を引っ張る存在だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月04日 20時35分02秒
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