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カテゴリ:自己啓発、自己研鑽的なこと
自己啓発セミナーに参加した俺はどこか違和感を感じた。既存の枠にとらわれない自由な発想、自分で可能性を狭めている危険性。これらはどの自己啓発セミナーでも共通していた。惰性で生きている奴らに比べれば気づくだけでも儲けものなのかもしれないが、どこも変わり映えがしない。
しかし、俺は自己啓発セミナーで一番違和感を覚えたのは、参加者がロボット的な思考になっていることだった。惰性で生きていて能力開発できない人間はたしかに問題だ。しかしセミナーに参加したからって、画一的に「自由!」「可能性!」「夢実現!」そういうことにとらわれすぎていて、実は視野が狭くなっているんじゃないかと思った。それは後で思い返してみてそう思ったのであって、当時はどこかついていけない感があった。 後に岩波先生の脳覚醒技術という脳内・無意識訴求技術を受けてからは、心の情動から自然と湧き上がるモチベーション、絶対感だけ自分が信用できるものという考えになってから、当時の違和感の答えに気づいた。そしてあまりのレベルの低さ、幼稚さもだ。大の大人が自己啓発ごっこをやっている姿は今思い返せば滑稽だ。俺もその一員だったのだが。 上から押さえつける感じで、自己啓発セミナー参加者が無理やりモチベーションを注入している感じが嫌だった。参加者はもちろん自分の殻をやぶって何段階もパワーアップしたいと思っている。だから全くそれは問題ないことだ。しかし、自然発生的なモチベーションじゃないし、時には徹底的に参加者を追い詰め、罵倒し、また自分でも罵倒し、自分の殻を破る方式を使う。だから、いびつで人工的だ。それがロボット的思考につながる。 成功することができる人間は自然発生的な動機を純粋にもっている。そこに例外はないと思う。だから自己啓発セミナーを受けても成功者が出ないというのも、当然なのだ。あくまで情動の源から自然に湧き出すエネルギーこそが尊いものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月17日 23時52分07秒
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