父との時間
たったの14時間でしたが、ベッタリ父と過ごしてきました^^土曜日は朝10時から夜9時半まで 病院から一歩も外へ出ることなく、父の傍にずっと居ました^^父の顔を見るまでは すごく不安で、辛くって、悲しくって どうなることやら・・・って感じでしたが、父の顔をみたら 悲しいとか辛いとか不思議とそういう気持ちはなく、会えたことがすごく嬉しかったのです^^「おはよう!」と元気よく父の病室を訪ねると、父は眠っていましたが、母が「ほらぁ ○○が来たよぉ」と声をかけると、パチッとおっきな目を開けて「おぉー○○か?来てくれたんか?」ととっても嬉しそうな顔をしてくれました^^ 朝何時に家を出て来たんだ?と言う父に、「朝5時45分に家を出て、リムジンバスで空港に向かって、7時半の飛行機に乗ってきたよ」と答えると、「そらぁ疲れたやろ・・・寝言言うてもかめへんし、イビキかいてもかまへんで」と・・・思わず、大笑いしてしまったってーのw たぶん、父の言いたかったのは そこのソファーで少し横になって眠ったらどうだ?疲れただろ?だと思う。子供の頃、よく寝言を言う子で かつ、イビキ 歯軋りも激しかったのよwだから その記憶が今思い出して そう言ったのかも?www 入院してから 眠ることが多くなった父は 突然意味不明な事を言い出すらしいのだ。実際、私も突然意味不明な事を言われ、一瞬とまどったのだが、よーく考えながら聞いていると、過去の記憶が蘇ってるのよねぇ・・・母は毎日、そんな父の傍にいるので イライラもしてるし、つい頭ごなしに怒ったりしてしまう。その母の言葉に父が腹を立て怒り出す。悪循環だなぁ・・・と冷静に見ながら 私は父と接するようにした^^ 眠ってる時間が多いせいか?(;゜ロ゜)ハッと目覚めた時、わけがわからなくなってるみたいで、腕に入ってる点滴の管を引き抜こうとしたり、はたまた、「いーっぱい線が繋がってるから確認しないと・・・とTVやらエアーマットの電源コード、ベットに繋がってるコードを引っ張ろうとする。母は「何やってんの!そんな事したらアカンがな!」といきなり怒るので、父も負けずと、「確認するんやが!いちいちうるさい!お前はこれ持ってついてきたらええんや!」と怒るwこれ持ってついてくる・・・とは父の点滴台のことであるw 「お父さん?まず一つ・・・ここに入ってるのは点滴やよ^^昨日、お熱が高くて、お腹の具合も悪くて脱水症状起こしかけてるからって看護師さんが点滴してはるねん^^だから、これは絶対に抜いたらアカンねんよ^^体の水分を補充してるんやからね^^解ったかな??」 「あぁ・・・これは点滴かいなぁ それを先に言うてくれたらええのに、寝ぼけててわからんのに、お母さんはいきなり怒るねん。点滴かぁ・・・わかったで。これは絶対に抜いたらアカンねんな^^わかったわかった^^」 「何の線がいっぱいあるのかを確認したいの??じゃ、アタシが点滴台を押しながら、お父さんの後ろを歩くから、自分の目で線を確認してみて^^でもね・・・とりあえずは 絶対に抜いたらアカンで。約束してな^^」 「うんうん。抜いたらアカンねんな。わかったわかった」父は会社に勤めてる時、会社の配線関係の仕事を44年もやってたの。たぶん、その記憶が蘇ってたんだと思う。だから、私は父のその記憶を頭ごなしに「違うねん!」と言うのではなく、父の話を聞いて、自分で「違うんだ」ってことを理解してもらおうと、あえて父に確認させてみた。 お父さん?この線は何やった??「うーん、これはテレビの線やなぁ・・・それにこれは なんやぁ 壁に線が繋がってるけどなんの線やろかぁ??」 「お父さん、ここは病院やねんよ。お父さんのベットの周りの配線やねん。TVの線もあれば、電話の線もあるし、エアーマットの線 いっぱいあるやろ?だから、ここは会社じゃなくって、病院やで。だから、この線は絶対にいじったらアカンのよ^^ わかった??」 「そかそかぁ。。。お父さん、入院してるんやったな^^ そりゃ、勝手に線いじったらアカンわ・・・わかったわかった^^」ほらぁ・・・こういう風に、まず、父の言う言葉を聞いて、話を合わせてやって、それから違うんだと言うことに気づかせてやると 素直に聞いてくれるし、機嫌もいいんじゃん^^ 突然、「あ!輪ゴムが飛んだ!」とか「ボールペンが落ちた」とか「おっきな虫が飛んでる」とか・・・言い出すのだが、その時も私は「え?輪ゴムがとんだ?あら、そう??私にはわからんかったけど、じゃ、お父さん探してみて^^」と言ってみる。「ボールペンが落ちたんなら はよ拾わないと・・・」「虫?あたし虫嫌いやから 逃がして欲しいわ・・・」ととりあえずは父の話に合わせるそれがいいのかどうかわからないけど、「そんなもん ないで!」と言うよりはいいのかなぁ・・・と思ったり^^; 仕事の話、自分が夜間高校に通いながら仕事してた話、おばあちゃんの話、私と一緒に車に乗ってる話・・・ どれもこれも今現在の話ではなく、過去の記憶・・・ 完全にボケてる?? でも正気な部分もいっぱいあるのよねー。先生曰くは 薬が合ってない可能性もあるなぁ・・・ですって。 母はイライラしてるけど、私からしたら 何だか可愛いと思ってしまった^^;自分の父親を可愛いというのは変な話だが、なぜかそんな父をみてると自然と笑顔になってました。 父の病室で3人で夕飯を食べてると、父が「3人で食べると美味しいなぁ^^○○が結婚する前夜も3人でこうしてご飯食べたなぁ。寂しいけど、特別ご飯が美味しく感じたんや^^ご飯が美味しいなぁ・・・お母さんと○○にご飯食べさえてもらってるからか?ほんまに美味しいわぁ・・・」と^^;普段は ほんの少ししか口にしない食事をその日は沢山食べてくれました^^ 従妹の名前を言い、「○○○はデートかいなぁ?来てないなぁ・・・」と言うので、そりゃ お年頃の女の子やし、デートぐらいするわなぁ・・・私もデートしたいなぁ・・・と言うと、「お前はお父さんとデートやろ!」と笑いながら言ってましたw そして、弟の話に・・・ あいつは30にもなるってのに、まだしっかりしてへん!と呆れ口調w弟の年齢をちゃんと覚えてるってことは アタシの年齢もわかってるんやろか?「私の年齢はいくつかわかる?」と聞くと「○○は33や!」と言うので、「え?何言うてんの?アタシは28やってばぁ・・・」と笑いながら言うと、「なんで28やねん!お前ボケてんちゃうか?」ですって ヾ(@>▽