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ご無沙汰してました^^;
父の具合が悪く、1日~3日まで父を見舞いに関西へ帰省、3日の夜には自宅に戻り、翌日、いつもの如く 子供達を学校に行かせたものの、父の具合がまた悪くなったので、子供を連れトンボ帰りしたのです。 「どうか、急変しませんように・・・」そう願いながらの道中はとても長く感じた。 伊丹空港行きの飛行機には間に合わないので、関西空港行きの飛行機に乗り、実家に着いたのは深夜12時40分 眠い目をこすりながら頑張って歩く子供達を不憫に思ったが、子供達も状況がわかってるだけに文句一つ言わず、一生懸命歩いてくれました。 翌朝7時に父の病室に顔を出した。 「おはよう!具合はどう?」 前日、血圧が60まで低下し、いつ急変してもおかしくないと言われてたらしいが、少し落ち着いたみたいで、90をキープ 父の血圧が維持できないのは、病巣である十二指腸癌からの出血のせいらしかった。 大量に下血した際、血圧がいっきに下がる。 本来なら輸血を必要とするぐらいの状態だけど、父の場合、輸血も無意味に終わるだろう・・・との事、たとえ、輸血をしても 癌からの出血が止まるわけではなく、輸血をすることで命が1日延びるとしても、それに伴い、痛みも1日延びるということになる。 だから、家族として、輸血も延命治療もしない! 痛みが少ないように、苦しまないように、本人が不安にならないように最後を迎えさせてやって欲しい そうお願いしてたんです。 1日でも長生きして欲しい気持ちはあるけど、痛みに苦しむ父を見るのは可哀相で・・・ 痛みがない状態なら1ヶ月でも、1週間でも、たとえ1日でも長生きして欲しい!と願い祈るとこだが、痛み、苦しみと闘わなければならないのなら、苦しく辛い時間は短い方がいい。早く楽にしてやりたい・・・ 残される家族として辛い選択になるけど、母、弟、私ともに 延命治療に繋がるような事はしない事を選んだ。 一刻一刻と近づいてくる父の死への時間・・・ 自分にできることは全てしてやりたい。 母は父の病室に泊まりこんでたので、私と子供達は実家で寝起きをした。 朝6時に起き、実家にある仏壇にお供えするために ご飯を炊き、ご飯とお茶をお供えして、花の水をかえる。 「お父さんの体が痛みませんように・・・」お仏壇の中にいる、祖父母に問いかけるようにお願いするのが実家にいる時の日課だった。 自分達の朝ごはん、母の朝ごはん、そして昼食も一緒に作って、病院へもっていき、父と一緒に5人で朝ごはんを食べる。 父の食べたいと言うものは必ず作って持っていった。 「おばちゃんの作ったのと味が違うと思うけど・・・」と言いながら食べさせたイワシの生姜煮 「いや、最高にうまい!美味しい!いけてる!」そう言いながら喜んで食べてくれた。 朝ごはんを食べ終え、しばらくすると 母は一旦自宅に戻る。 シャワーを浴びたり、用事を済ませたりするために帰る。 その間の父の介護は全て私がやった。 お茶やお水を飲ませたり、顔を拭いてあげたり 看護師さんが 清拭すると言うと 一緒に手伝った。 母が戻ってくるまでに 昼食の時間がやってくると 父にご飯を食べさせた。 会話も沢山した。 昔話もいーっぱいした。 母が戻ってくると、今度は私が実家へ戻る。 子供達が公園で遊んでる間に、洗濯物を取り入れ、買い物に行って夕飯の支度をする。 実家に戻ったからと行って、ゆっくり座ってお茶飲んだりする時間などないの。 まさに立ちっぱなし。 座ってられるのは 父の病室で、父が眠っている時だけ。。。あとはご飯を食べる時と、子供を寝かせてから自分が寝るまでの時間だけ しかし、そんな時間も辛いとは思わなかったわ^^ 夕飯を作り終わると、それを持って、また病院へ向かう。 食事は父と一緒に・・・そう思ってたから、朝は8時、昼は12時、夜は6時 その時間帯には食事を持って病室にいてたよ。 夜8時すぎまで父の傍で過ごし、また明日くるからね^^と父と握手をしてから実家に帰る。 それから 子供達をお風呂に入れ、子供を寝かせ、ほっと一息つくのが夜10時 缶ビールでも飲んで寝ようかなぁなどと思うものの、もし、容態が急変して電話がかかってきたら・・・と考えるとお酒なんか飲めない 実家にトンボ帰りしてから2日間、そんな生活をしてました。 病院のロビーには 笹飾りがあって、患者さん、お見舞いに訪れた家族、友人などが願い事を書いてた。 「お父さんが早く元気になって家に帰ってきますように」 「おばあちゃんの手術が無事に終わりました。ありがとう。」 「検査の結果が良い方向でありますように」 などなど、沢山の願いごとが書かれた短冊がぶら下がってたよ あたしは 願い事がかけなかった・・・ 本当は「お父さんが1日も早く元気になりますように」って書きたかった また一緒にテニスができますように・・・って書きたかった でも、そんなこと無理なんだもん。書くだけ虚しくて悲しくて辛いだけ だから 短冊へ願いごとなんてかけなかった。 なのに、娘の ちーチャンは 「おじいちゃんが元気になりますように・・・」って書いたのだ。 娘はおじいちゃんの命が長くないことを知ってる。 私の口から話す前に知ってたのよ。(旦那が話してたみたい) おじいちゃんが死んでしまうことを知ってるけど、それでもおじいちゃんに元気になって欲しいと願った娘 娘に直接いえなかったけど、心の中で「ありがとね・・・」と声をかけた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2005 04:07:40 AM
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