2008/09/19(金)22:15
リーダーシップが育たないのは・・・
福田首相が辞任されましたね。
そのおかげで、試験前の公民(ちょうど国会あたり)が
俄然やりやすくなりました。。。
今日の日本のような混乱期に、あのような方が首相になったことは、
国民として残念としかいいようがないです。
それにしても、政権投げ出しという点で、
福田(前)首相は、安倍元首相とまるで同列かのように論じる声も多いですが、
したことを批判された安倍さんと、
何もしないがために批判された福田さん、
中身はどうあれ、心身ともに限界ギリギリまで
何とかしようとした結果のドクターストップだった安倍さんと、
野党や公明どころか党内もまとめられずに、もう嫌になったと、
国会の会期が終わった頃合を見計らって投げ出した福田さんでは、
とても同じようには思えないのは僕だけでしょうか。
とはいえ、福田首相に対する批判があまりに多いので、
あえて違う視点から書いてみたいと思います。
以前にも書いたことがありますが、
人は責めてばかりでは伸びません。
それは子どもだけではなく大人だって同じでしょう。
(もちろん大小ありますが)
責められるばかりで、認められない社会が成熟するはずも無いわけで、
今の日本に有能なリーダーが生まれない理由は、
そういうところにもあると思います。
リーダーは、リーダーとなる覚悟をもって受け入れた、
ただ、それだけでも十分に評価されるべき。
そこに敬意がまったく払われない、そんな状況で、
いったい誰がリーダーになろうとするでしょう。
難局を乗り切るリーダーシップは、
周囲のサポートあってこそ育っていくもの。
最初から持ち合わせているようなものではない。
認めてあげる、待ってあげる、信じてあげる、期待してあげる、
それでいて、簡単に言い包められない、舐められない、
悪いことは悪いと指摘する厳しさも持ち合わせている、
そんな度量が周囲に無ければ、人はきっと育たない。
子どもたちを見ていて、そう思います。
・・・僕もそんな周囲の1人にならないといけませんね。