埼玉県高校入試相談箱の開設
埼玉の高校入試では、生徒の進学先の相談、合格ラインの提示など、一切の進路指導を公立中学校が原則関与しないことになっています。そのため、他の都道府県と異なり、保護者の方々自身が、受験情報の一切を、直接高校に足を運ぶなどして集めなければなりません。このような仕組みは他の都道府県でもあまり聞いたことがなく、何より昔のイメージとはまったく異なる仕組みのため、困惑する保護者の方々も多いようです。「埼玉の中学校は進路指導をサボっている」「あいまいでわかりにくい」「どこの高校も回らず、いざ12月に中学校の三者面談に行ったら、何にもアドバイスをもらえず、結局高校に落ちた子がいる」など、このような保護者の不満をよく耳にします。しかし、曲りなりにも県の教育委員会。何の理念も無しにこのような制度を作ったわけもありません。実はこの制度、使いようによってはすばらしい制度なのです。まず、このようになった経緯ですが、埼玉県では、中学校主導で生徒の進学先を、事実上振り分けていた「輪切り」方式を否定しています。簡単に言うと『通知表が○○だから××高校だね。△△高校は無理。受けられないね』みたいな生徒の志望に関係のない進路指導法。所詮第三者に過ぎない教師の意見が重視される進路指導法。このような制度の否定です。保護者と子どもが自分で行きたい学校を主体的に決め、子どもの努力如何によって通知表に縛られること無く、当日点で十分に合格の可能性がある入試制度。これが埼玉県の入試制度です。その自由を手に入れた反面、しなくてはならなくなった義務。それが、受験情報は自分で集め、不合格のリスクも含め、自己責任の下で高校選ぶというものです。そのため、受験情報については、それまで中学校教員が行ってきたことのすべて保護者が行えるよう、私立、公立を含め県内すべての高校(県近隣の私立も)で保護者向けの入試説明会が開催されており、そこの場で提供されることになっています。ということは、参加しなければ何の情報も得られないということです。情報なしでの受験ほど怖いものはありません。前述の、「どこの高校も回らず、いざ12月に三者面談に言ったら、何にもアドバイスをもらえず、結局高校に落ちた子がいる」も、そう考えると致し方ないことなのかもしれません。にしても、そんなに高校回るのは大変です。受験の可能性のある高校は全て行くとなれば、膨大な労力が必要です。しかも、初めての受験であれば、高校へ行ったとしても、何をどうしてよいのかわからないこともしばしばでしょう。県立高校入試の情報も、お役所的な説明でいまいちわかりにくい。そこで、埼玉県の中学生の保護者の方のために『埼玉県高校入試相談箱』を設置したい思います(期間限定)。相談の内容によっては、私たちの塾の秘密情報もありますので、全てにお答えするとは約束できませんが、できる範囲でお答えしたいと思っていますので、どうぞ何なりとご質問ください。質問はコメントに書き込んで送信していただければ、近日中にブログの記事としてお答えいたします。さしあたり期間限定で行います(受付期間:2006.7.12~7.31)。