2006/11/06(月)00:32
ユキちゃん・・・・・大好きなワンワン山を駆け抜けてうれしさの嶺で空へ逝きけり
この日から、私の心には錘があるようです・・・・
夏の思い出シリーズにユキちゃんのこともアップしようと思っていたのですが・・・・
まさか、こんなことを書かなくならなければならないなんて・・・・・
もう2週間になるので、(書いているのは11/5です)もう書いてあげなくては、
逆にかわいそうかな・・・とも・・・
何からどう書いたらいいのか・・・まとまりませんが、
まずは、できるだけ事実に沿って客観的に書いてみようと思います。
夏は、あまり歩きたがらず、住宅地を歩いていたユキちゃんでしたが、
10月になってから山の方へも自分から行くようになりました。
この頃、体調もよく、アレルギー性の皮膚炎もいい状態で、この夏は
動物病院へ行くこともありませんでした。
23日の夕方のお散歩は、たぶん4時20分ちょっと前くらいに家を出たような
気がします。
いつもより涼しかったので、私はウインドブレーカーを羽織って行きました。
我家から一軒隣の坂道は割合急で、ユキちゃんは夏中上るのは嫌がり、
下ってばかりいました。
でも、この日は自分から上って行ったのです。それも走って。
今日は気分がいいのかなと思いました。
数分後に仲良しの柴犬リンちゃんに会いました。
ユキちゃんが初めてワンワン山で追いかけっこをしたワンちゃんです。
全員でユキちゃんをかわいがってくださるご家族です。
その後、ユキちゃんはワンワン山の方へ向いました。
山道で、MIXのモミイチくん&クヌギコちゃんに会いました。
ユキちゃんが我家に来た当時(3年前の5月31日でしたから、
ユキちゃんの苦手な季節に入る頃でした。)、歩かないユキちゃんに合わせて
いつも一緒に歩いてくれたのがモミちゃんとクーちゃんでした。
ユキちゃんが初めに好きになったワンちゃんがモミちゃんでした。
モミ&クーちゃんは前のJOY(1994.9.17~2003.1.11)からのお友だちでした。
JOYが亡くなって、私が食事をとれなくなっていた時に、夕飯に招いてくださり
励ましてくださったのがモミ&クーちゃんのパパママでした。
次に、ハスキーのオッキーくんに会いました。
オッキーくんの前のガビーちゃんの時からの知り合いで、オッキーくんがまだ
ワンワン山デビューする以前の子犬の時から会っていて、どんどん大きくなって
行くオッキーくんを一時は怖がっていたこともありながら仲良く遊べるように
なっていました。
この頃は、ワンワン山にもあまりワンちゃんが集まらなくなって、帰って来た
オッキーくんママのお話でその日も誰もいないということでしたが、ユキちゃんは
張り切って歩いていきました。
ワンワン山の入り口まで来ると、ユキちゃんはよく立ち止まります。
その日も立ち止まったので、「どうするの?帰る?」と訊きましたが、帰る様子は
なく、そのままリードをつけたまま降りて行く気配もなかったので、リードをはずしました。
特にはずして困るようなことがなければ、よくここからリードをはずしてもらって
草原に駆け下りて行っていました。
そして、その時もユキちゃんは、人が上り下りする階段ではなく、
その向こうの少し段差もあるけれどゆるやかな傾斜のところを駆け下りました。
いつもここから、おっとりしたユキちゃんが変身して、テンションが高くなり
張り切るのです。
道で会うユキちゃんはおっとりのんびりやさしいので、初めて一緒にワンワン山に
来たお友達のワンちゃんは、その勢いにたじたじとなって逃げ出してしまうワンちゃん
さえいました。
この日も、いいえこの日はいつもよりさらにすごい勢いで駆け下りて行ったのです。
「ユキちゃん、はやいね~」と言いながら、先に駆け下りたユキちゃんがいるあたり
(そのまま先に続く道と原っぱとの境を少し行ったあたりで、ユキちゃんは一度止まって
いつも私を振り返って待っていました。)まで行くと、私がそこに着くか着かないうちに
ユキちゃんは、はしゃいで、前脚をハの字にし、うさぎさんのように飛び跳ねて
円を描くような嬉しいときの走りをしました。
1周し、円を小さくしてもう1周しました。
こんな時、ユキちゃんはまるで仔犬のようでした。
無邪気で天真爛漫で、いわば満面の笑みという表情でした。
いつにも増してとっても嬉しそうな様子に私も
”なんて、うれしそうなのだろう。ほんとに楽しそう!”と思いました。
そして、一度私のところに戻って来たのを、私も笑顔で迎えました。
ユキちゃんは、戻ったかと思うと、間もなくまた走り出しました。
1.2歩、2.3歩?
よろけて(後足がもつれるような感じでした)転びました。
瞬間、”はしゃぎすぎておっちょこちょいな~”と思いながら
そばに行って後ろ脚をなでました。
”あれっ?脚がどうかしちゃったのかしら?”と思い、なでながらユキちゃんの顔を
見ると、様子がおかしいのです。
目は開いていましたが、まるで焦点が合っていないというか、意識がない感じです。
舌も長く出ています。
瞬時にただごとではないと判断し、大きな声で「ユキちゃん!ユキちゃん!」と
名前を呼びながら、何が起こっているのかわからないまま、どうしたらいいのか
考え、とにかく病院へ連れて行かなければと携帯でそこに来ていただけるような方を
探しました。
そこは、車も入れないところなのです。ユキちゃんは体重25Kgで私1人で抱いて運べません。
いつも仲良くしていただいているゴールデンレトリバーのフィーナちゃんの
お家の番号を見つけたので、かけましたが出ません。
焦っているところに、JOYの頃からずっとワンワン山に通っているハスキーのはっちゃん
&シーズーのはるちゃんパパが通りかかりました。
私の声が聞こえたのか、「どうしたの?」「心臓は動いている?」と訊かれ、説明をしながら
胸に耳を当てると何も聞こえません。
倒れた時にはもう心臓も呼吸も止まっていたようでした。
大好きなワンワン山を駆け抜けて
うれしさの嶺で空へ逝きけり
~ つづく
*九十九里の夏さんへ
何とお話していいのかわかりません・・・・
ユキちゃんのお里帰りにお伺いしたいと思いながら、果たせずに残念です・・・・
*龍ママさんへ
せっかく喜んでいただいていたのに・・・・残念です。
*皆さんへ
今日の日記は、頑張って書きました。
いただいたコメントは読ませていただきますが、お返事ができないかもしれません。