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今日紹介する曲はピーター・グラハム氏作曲の「ハリソンの夢」です。
この曲は、度重なる海の悲劇からたくさんの生命を救うため、海上で正確な位置を計測できる機械開発を試みた時計職人「ハリソン」の生涯を描いた曲です。 さまざまな精密機械の動きを、すべての楽器が細かい音符(32分音符など)によって表現されており、大変難しい曲です。さすがグレード7といったところでしょうか。 ただ聞いてみると、大変ゴチャゴチャ感があり、あんまりいいイメージないなぁ、と感じる人は多いと思う曲です。が、ちゃんと曲として成り立っています。こういうところで、大変難しい、高度な技術のいる演奏と大変困難な、海上位置計測装置開発が重なって聞こえていたりするのではないでしょうか。演奏時間も合計13~14分と長めなので、大変長い時間の苦労の末に作り上げられた時計、ということだと思います。
大変難しいこの曲は、大阪市音楽団によって2002年に初演されました。が、その当時はこの曲を演奏する団体は少ないだろう、と思われていたそうです。 ですが、この難しさの反面、学生の吹奏楽コンクールなどでもよく取り上げられ、今では大変演奏効果の高い、そして技術も高い、人気楽曲となっています。 コンクールでは、中学生は神奈川万騎が原中学校の演奏、高校では京都府の洛南高等学校の演奏が有名ではないでしょうか。(特に洛南は少人数とは思えない大迫力です^^
オレの学校じゃ絶対無理だけどねw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月06日 22時32分46秒
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