2009/06/08(月)19:06
セレスタインとレアメタル♪
セレスタイトとも言います。
硫酸カルシウム(硬石膏)のカルシウムを
ストロンチウムで置換したものです。
カルシウム、ストロンチウム、バリウムは
同系列の元素であり、置換体ができます。
あまり硬い石ではありませんが、
マダガスカル産は独特の青い色彩が幻想的です。
さて、鉱物としてのセレスタインは
マダガスカルが有名ですが、
ストロンチウム資源としてのセレスタインは
世界の大半がメキシコにあります。
ストロンチウムもレアメタルのひとつです。
ここで、セレスタインを採掘し
炭酸ストロンチウムに加工して輸出するのです。
日本は世界一のストロンチウム消費国で、
ブラウン管関係、フェライト磁石関係が
需要の大半を占めます。
花火の赤の原料でもありますが、量はほんのすこし。
今後はブラウン管生産は減少傾向なので、
日本での消費は今後減るでしょう。
新型インフルさわぎがあっても
メキシコとの関係は大切です。