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カテゴリ:privatE
やくざ屋saNの彼とは、不思議とケンカをしたコトがなかった。
と言うより、ケンカにならなかったと言ったほぅが正しいかな。 少し、気に入らないコトがあって一言 意見すると、それに対し相手も自分の 気持ちを一言、コノ一言づつ言葉を交わしただけで 相手が何が気に入らないのか なぜ、そぅしたのか お互いに理解し合えてしまう。 相手の気持ちが理解できたら 次に出てくる言葉はお互い「ゴメンネ」だった。 価値観も合っていたのだろぅなぁ。 彼は、私の前では怖い面も やくざの世界のコトも 感じさせないヒトで 乱闘があっても「○○がつまずいた」とか「○○が噛んだ(言葉を)」とゆぅ オモシロイはなししかしなかった。 やくざ屋saNなワケだから、チャカを持っていたり 葉っぱを持って帰ってきて 友達を交えて計り分けしたコトもあったが、ソコに暗いイメージはなく 明るく 「チャカって怖いねぇ。使うトキないyO。」と笑いながら茶封筒に入れ引出しへ なおしっぱなしになっていたり、葉っぱも友達は「香水の臭いがついてるカラ 質が悪い」などと言っていても「あっそぅ」と計りに興味新々で色んなモノを 乗せて遊んでいた。葉っぱを「少しやる?」と友達に訊かれても、彼と私は 声を揃えて「いらな~い」といった具合だった。 何事からも 守られていた気がするなぁ。 そんな彼だったカラ、何の不安もなく 彼に惹かれていき「好きになったヒトが たまたま『やくざ』だっただけ。」と言うよぅになっていた。 今後のコトなんて 考えさせられるコトもなく ただ傍にいるコトが幸せだった。 たぶん、そのまま一緒にいたら自然と『結婚』していたのだろぅ。 彼といた時間は、楽しく 居心地よく とても自然でのんびりと過ぎていった。 しかし、親もバカではない。彼の職業が『普通』でないコトに気付き始め 『別れろ攻撃』が始まった。半年間、怒られ けなされ そして哀しい顔の 繰り返し…針のムシロにいるよぅだった。 こんなコトが続いていくうちに 彼との別れを考え始めた。 もし彼が 普通の仕事をしていたなら、きっと 母にこんなに責められるコトは なかっただろぅ。まだ、もぅ少し彼と一緒にいさせてもらえたと思う。 だがこのトキ、彼に「普通の仕事に就いて欲しい」とは言ったコトはない。 彼が、何故 やくざ屋saNになったかなんて訊いたコトもないし 何故 辞めないのかも訊いたコトがない。 彼なりの理由があって 選んだ路だカラ、彼に「dOして欲しい」なんて 考えもしなかった。私も そのままの彼を 愛していたのだ。 彼がそぅしてくれたよぅに、私も 彼の全てを受け入れるコトができていたカラ 彼に要求するコトなんて なに1つなかった。 彼の『状況』が 私の『事情』と合わないのであれば、彼に要求するのではなく 私が、自分の事情に添うよぅに生きるか それとも事情を切り離すかの どちらかしかない。 「好きになったヒトがたまたま『やくざ』だっただけ。」だから 彼の職業を責めるコトなんてできなかった。 ●.。o○o.。o○o.●.。o○o.。o○o.●.。o○o.。o○o.★.。To be continued. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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