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カテゴリ:誘惑のシャドウ
最後にf特(周波数特性)をご覧頂いて
この一連の内容を閉めたいと思う。 測定は、Youtubeからピンクノイズを再生し、 スマホのアプリで計測している。 ピンクノイズもスマホのマイクもその特性の確かさは 確認しようがないが仕方がない。 信じて測定しよう。 それにしても便利な世の中になったものだ^^ まずは全体のf特から。 上記グラフの赤い線がf特となっている。 これをみると所謂ドンシャリの形の特性になっているのが分かる。 高音域は完全にSPユニット由来だから SPの変更で、フラットになるかもしれない。 180Hzにディップがあるが、これがSPユニットと開口部との 干渉域だろう。視聴してもこの部分は気にならない。 それ以上にBHに生じやすい「コーコー音」 (1500Hz~500Hzのピーク)が 抑えられているのがわかるだろう。 実際の視聴ではドンシャリには全く聞こえない。 限りなくフラットで素直な特性に感じる。 続いてダクトのf特を見てみよう。 これも赤いグラフを見て頂きたい 100Hzを中心にロードが掛かっているのが分かる。 耳を近づけて聴いても高音域は聞こえない。 最後に設計上のポイントをおさらいしておこう。 1.空気室の大きさは密閉型のミニマム容量を基本とする。 2.スロート部の面積はSP振動板の有効面積と同じにする。 3.広がり率は0.8程度を基準に、板取りと相談の上決める。 4.開口部とSPユニットは出来るだけ離す。 5.SPユニットの高さは耳の高さにする。 6.バッフル面積はなるべく小さくする。 7.カットオフ周波数は200Hz内外で設計する。 という訳で、初めてのBH設計としては 大の字といえるだろう。 しばらくはこの音離れの良いサウンドを 堪能したいと思う。 長文有難うございました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.07 06:00:09
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