2007/05/07(月)13:00
縁起の良いワイン
フランスや諸外国には縁起の良いワインってあるのかなぁ???
2006年に10年ぶりにサンテミリオンも格付けが見直され、昇格したワインがあります。
凄く興味があったので、連休に1本空けました。
理由は、縁起が良いからです。
ワインそのものにも興味がありましたが、昇格したなんていうことはフランスではあまりないことです。だからボルドーの格付けは1855年のものがそのまま残っています。
日本では、出世魚と同じです。日本なら飛びついてみんな買うのではないでしょうか?
それもサンテミリオンで、プルミエ・グランクリュ・クラッセBに昇格できたのはたったの2本だけ。。。
で・・・飲んだ感想は?
やはり美味い!あと10年待てば、もっと最高の状態に近づいているかも?
10年後の熟成が楽しみなくらい、濃いです。
最近、良い・美味いと言われるワインに一つの法則を見つけました。
5年後・10年後、もっと美味くなっているだろうと予測できるワイン。
熟成感を予測させるものです。
人間と同じ。今よりも10年後もっと素晴しい人間になっていることが予測できる人の方が夢がありますよね。
さて、もう一本の昇格ワイン、トロロン・モンドいつ飲もうかなぁ?
シャトー・パヴィ・マカン[2004]年・AOCサンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・第一特別級
Ch.Pavie Macquin[2004] AOC Saint-Emilion Premier Grand Cru Classe
面積 17ha 土壌 粘土石灰質
栽培品種 メルロ70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソービニョン5%
栽培 密植度5,500本/ha
収量制限の為エフォイヤージュなどを行い、グリーン・ハーベストはヴェレゾン時の成熟の遅れた房に対して、2回に分けて行い、さらに実りすぎた分を8月に摘むという念入りなもの。
醸造 ぶどうに無駄なストレスを与えるポンプを使用せずに済むことと、細かい抽出ができる点が大きいことから破砕せずに、全粒醗酵を行なう。最先端技術であり最初にミクロ・ブラージュを導入されたのがパヴィ・マッカン。マセラシオン4-5週間。
熟成 新樽100%で18-20ヶ月熟成。澱引きは行なわず、シュル・リーのままで。
これによってワインにグラやボディが出る。クリカージュは1樽あたり2cm2/秒の酸素を30秒間送り込み、澱引きをせずに必要な酸素を供給する事ができる。
最良の葡萄畑を細心の目で育み、そして最先端技術を駆使して造られるワイン・・・それがパヴィ・マッカンです。
▼ シャトー パヴィ マカン サンテミリオン特別級について
「バイオ ダイナミックス製法によるパヴィ・マカンは、過去10年間の大半にわたって輝かしいワインを生み出してきた。このワインをサンテミリオンのラフルールだと思う方もいるかもしれない。パヴィマカンは、古木の強烈さと、大柄で超絶的な凝縮感を備え、高いエキス分が感じられるスタイルであり、果実味とタンニンが豊かでたっぷりとしたボディが一体化しており、長期間セラーで熟成させる特筆に価すべきワインの候補になっている。」
ロバート パーカー氏 「ボルドー第4版」
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■サン・テミリオン地区について
サン・テミリオンの格付けは10年に一度見直されており、前回は1996年に改訂され、13のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(うち、シャトーAが2、シャ トーBが11)、55のグランクリュ・クラッセが認められました。
プルミエ・グランクリュ・クラッセ 15シャトー(★印が2006年度の昇格)
A オーゾンヌ/シュヴァル・ブラン
B アンジェリュス/ボーセジュール/ボーセジュール・ベコ/ベレール/
カノン/フィジャック/ラ・ガフリエール/マグドレーヌ/パヴィ/
トロットヴィエイユ/クロ・フルテ/★パヴィ・マカン/
★トロロン・モンド