ワインを飲むと眠くなる

2018/11/20(火)18:15

ジスクールとその一族

ボルドー(25)

シャトー・ジスクール[2000] ル・オー・メドック・ド・ジスクール[2011] 平日、家でオー・メドックのほうを半分ほど飲み、週末、外で00のジスクールを飲んで、その翌日、再び家で残りのオー・メドックを飲みました。 味筋には、紛れもなく共通項がありました。 00のジスクールは、かなり熟成が進んでいました。黒系果実に黒トリュフ系の熟成香。ラバルドといえどマルゴーらしい柔らかさがあり、しかもそこが一流になれないジスクールならではの、構造の弱さも垣間見れます。個人的には、実はその隙のある感じが好ましく、黒系中心ながら、ブル好きにも認められそうな妖艶な嫋やかさがあります。 そしてデイリーのオー・メドックですが、若いながらもおそらくブラインドでもジスクールファミリーとわかるかもしれない味わい。若いなりにこなれ感もあり、とりわけ4日後くらいに飲んだ残り半分が美味しく、数本ストックしたくなりました。 この値段のデイリーで、そこそこ味わいにレイヤーがあるのはやはり、モノセパージュではないからでしょうね。ピノでそれを求めると、今なら倍の値段が必要かもしれません。 頂上銘柄以外のボルドーは、いちばんボトムからまんべんなく値上がりしているブルゴーニュに比べると、割安に感じるようになりました。 ただし味筋的にボルドーを受け付けないというブル派が多くいるも事実^^ 私はその限りではないので、ラケットとラバーへの出費が続く間は、ボルドーをあれこれ探してみようかな、とも思い始めています。

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