張裕シャルドネ
チャンユー・カステル・シャルドネ[2008]/張裕ワイン昨夜は、プライベートレストランで私房菜。自宅で中国料理に造詣の深い料理家がつくるコースを3人で。面白い料理がいくつもありました。皮蛋、塩蛋、鶏卵、3種を使った寄せもの。豆腐の上に茶葉。本来は、椿の若葉でつくるのだそう。紙包みの揚げ物。これも竹皮などでつくるのをアレンジしたのだそう。中国全州制覇まであと3州になった、Fさんが冒頭の中国ワインを持ってきてくれました。箱も立派な、張裕ワイン。スーパーでよく売っているボルドー、バロン・ド・レスタックなどで知られるカステルグループだそうですが、カステル・ジャパンでは扱っていない模様。たぶん売れないから^^中国ワイン、進化していると聞いていますが、昔飲んだグレートウォール(長城ワイン)くらいしか、記憶に残っていません(味はいまひとつでした)。で、この白ですが、ちゃんとしたシャルドネでした。色はヴァン・ジョーヌにも近い濃い黄色ですが、酸化のニュアンスはなく、樽が効いていて、昔のムルソーのような味わい。ただしアルコール度数は12%で、果実味爆弾というわけでもなく、酸もあるので、けっこういけていました。まあカステルなので、こういった方向性なのでしょうが、素材のぶどうは悪くない気がします。中国ワイン、伸びしろがありそうです。私は何かリーズナブルな泡をと言われ、マルク・エブラールを。ロゼではなく、スタンダードのNVでしたが、ピノ多めで、いい意味で鷹揚な味わい。前菜系とは好相性でした。もうひとりのビオ好きのIさんは、モンシェヴェのポマール2011年。飲み頃でした。まあポマールらしくはなかったですが、土やきのこの香りが好ましく、梅系の果実味と伸びる酸。アタリのモンシェヴェでした。