ゲルギエフを聴いた
今夜から始まった、クラシック音楽界の鬼才にして偉大なマエストロ、ロシアのワレリー・ゲルギエフ率いるマリンスキー・オペラが始まった。オーケストラの楽団員と歌手たちを含め3百数十人が冬のサンククトペテルブルクのマリンスキー劇場からから駆けつけた引っ越し公演だ。僕は6年前のサンククトペテルブルク”白夜祭”の時、マリンスキー劇場で聴いたゲルギエフの力強い、圧倒するようなパワフルな指揮ぶりが今でも忘れられず、今回の引っ越し公演があると聞き駆けつけた。今夜の演目ムソルグスキーの『ホーヴァーンシチナ』は伝統を誇る歴史オペラとして、ロシア・オペラの魅力を遺憾なく聴かせてくれた。この、マリンスキー・オペラ引っ越し公演の勧進元はジャパンアーツ。いい演目が目白押しだ。(写真は公演のパンフレット、カタログから引用)