Parisのアササン
パリの朝はもう寒くなって、はく息が白くなり、凍える手を温めながら歩く人も見られます。サクレクールの丘に登る道は何本もあるのですが、だいたいはサクレクール寺院の真下にある広場からフニクラフニクラ(登山電車)の横にある広い石畳を登ります。 登りきった丘の左手には,日が高くなると広場を囲んでぐるりと、アーティストが似顔絵や風景画を売るテルトル広場があり、観光客で賑わいますが、まだ早朝なので閑散としています。 その裏側には、観光客相手のレストランが軒を連ねています。モンマルトルの丘の中腹にあたる左手から裏側にかけては19世紀末にロートレック,ゴッホ,ルノワール、ユトリロらが華々しく世紀末芸術の産湯を使ったところで、辺りには今もアトリエの跡が残っています。若きピカソが”青の時代”の作品群を描いた場所として知られるバトゥ・ラボワールがあります。 そして、猫好きの僕が一番好きな壁画です。