子育てママ&パパ             応援カウンセラー

2008/01/21(月)14:16

愛の言霊~プライミング効果~

激しい言葉を使えば激しい感情(怒り)になり キレイな言葉を使えばキレイな感情(平常心)になる! 感情をうまくコントロールできない人は言葉の選び方に注意してみるといい。 なぜならば人は使っている言葉によってその感情が大きく左右されるから! これは心理学では「プライミング効果」…という。 激しい言葉を使うとその言葉に感情がプライム(活性化)され 更に激しい感情が湧きあがってくる…という効果だ。 例えば… ざわついている部下を前にして 「うるさい!」「黙れ!」 などという言葉を使うと感情も高ぶってしまい部下との関係もギクシャクしてしまう。 また言われた方の部下の気持ちも穏やかではないだろう。 逆に… 「静かにしよう!」「ちょっと聞いてくれ!」 といった言葉を使えば感情は高まらず結果として 「部下のざわつきを鎮める」という目的は達成することができる。 部下も上司に対して敵対的な感情を持つことはない。 むしろ「あんな上司になりたい」というモデリングの対象とされるかも知れない。 日本には古来から「言霊(ことだま)」という考え方がある。 僕らが使う言葉には霊的な力や魂が宿っているという考え方だ。 これは決して迷信でもなく心理学的にも立証される。 古代ローマの哲学者であるプルタルコスの著書『似て非たる友について』には 現代でいうプライミング効果を使ったコミュニケーション法が紹介されている。 例えば… 「君は不正を犯した」と言わずに「君の行為は適切さを欠いていたね」と言う。 同じように… 「君は知らなかったのか!」と問い詰めず「君は気づかなかったんだよね」と同意を求める。 激高した相手にも… 「怒るなよ!」と制さずに「事を構えるなよ」と諭す。 古代ローマの時代に既に「プライミング効果」は紹介されていたことになる。 僕はカウンセリングや講座などで 人と人とのコミュニケーションでは「Iメッセージ」が大切と言っている。 相手に対してメッセージを伝える時には 主語は「YOU(あなた)」ではなく「I(私)」が大切。 ただしいくらIメッセージを使っても激しい言葉や汚い言葉を使っては意味がない。 例えば待ち合わせに遅刻してきた友人に 「遅いぞ!電話くらい出来なかったのかよ!」…これはYOUメッセージ! 主語が「YOU(あなた)」だ。 「お前が遅れた」「お前が電話をしなかった」というメッセージが込められている。 「なんだ。遅かったね。途中で何か事故にでもあったんじゃないかと心配したよ」 …これがIメッセージ! 「私は心配だった」という主語は「I(私)」のメッセージだ。 でも…こんなIメッセージも 「おせ~よ!いつもいつも遅刻しやがって!  事故にもあったかと思ったよ。人を心配させて楽しいか!」 …これでは台無し。。。 僕らも自分自身を振り返ってみると案外出来ていない自分に気づくかもしれない。 前述に紹介した職場での例の他、家庭や友人との関係で…。 子どもに対して、妻に対して、夫に対して、友人や恋人や隣人に対して! すべてのコミュニケーションを省みて今日からにでも改善できることは改善してみる。 「お化けの話しをすれば恐ろしくなる。  悪魔を語れば悪魔が宿る。  神を語れば神が降りてくる。」 僕らの心はそんなふうに出来ている。 そして言葉に愛情をいっぱい注ぐ! それが「愛の言霊」 心理学では「他人は変えられない。変えられるのは自分自身」という。 自分を変えたければまず自分の使っている言葉を変えてみるといい。 自分の感情をコントロールできるし、コミュニケーションの苦手な人もうまくいくかも! □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ カウンセリングのご依頼は…こちらから! □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ メルマガはじめました! メンタルエステ~身近に役立つ心理学~ ご購読は→こちらから! □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 「ひきこもりサポートナビ」にて カウンセラーk@-zuの動画配信中! 「ひきこもりサポートナビ/サポートムービー」 2007年12月4日更新 篠田和徳 http://www.hikikomori-navi.com/hsn_movies.html □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ○寺子屋方式 ホームカウンセラー養成ゼミ好評開催中! □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■    「ブログランキング」に参加してみました。 応援して下さると嬉しいです。 「ポチッとな」とクリックして下さいね。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

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