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カテゴリ:幸せになろう
>また、そうであった時、具体的に何かする事、怖れを取り除くためにする事など(思考法など)無いものでしょうか?
私たちの行動動機は、突き詰めると 愛か怖れしかないのです。 たとえば、 趣味をイキイキ、ワクワクやるというのは、愛が動機です。 キーワードは創造性、未知の体験。 一方、たとえば、 コントロールドラマで~しないではいられない、 というのは、怖れが動機になっています。 怖れを取り除くには、 自分が怖れを持っていることに気づく必要があります。 持っていない(または持っている自覚がない)ものは、 手放せないからです。 ■ この怖れは、 幼い頃に親に条件付の愛で愛されたために(負のストローク) 『(親に認められるためには)あるがままの自分ではダメだ』 という考えを基本的な観念として持ったことで生じています。 ~から認められなければならない、 ~の好みの人にならなければならない そんな怖れが根底にあるのです。 ヒカリズムでは、これを存在価値不安症と呼びます。 ところが、 私たちは、心を守るためにこの思い出したくない怖れを 心の奥に押しやって気づけないでいるのです。 私がレクチャーしたある方は、 学生時代にいつも宿題をきちんと済ませてから遊びに行ったそうです。 いつもそんな優等生なのってちょっと変だと思ったので、 理由を聞いたのですが、 「そうしないとなんかすっきりしないから」 というような答えでした。 ところが、 私がカウンセリングのようなレクチャーを進めていくと その方の忘れていた記憶がよみがえったのです。 小学生の低学年の頃、 宿題をしないで遊ぶと 親にお仕置きとして暗いところに押し込められていたのだそうです。 大人になって、そのときの記憶を忘れていても その怖れだけは残っていて、 『なぜだかわからないけれど、 宿題をしないと心の奥がもやもやして宿題をしないではいられない』 という状態を生み出していたのです。 そのように未消化のままの感情は その出来事の記憶と一緒に潜在意識に埋め込まれて 何度でもよみがえるのです。 ■ 日本では、催眠療法は医学的治療として認められていませんが、 欧米では、退行催眠などが治療として認められている国があります。 たとえば、 理由はわからないのだけれど、 水が怖いという人に退行催眠をかけて、 その怖さの原因になった時点までさかのぼって行きます。 催眠中のクライアントにとっての今とは、 さかのぼっているその時点なのです。 ですから、年齢が下がっていくと 言葉も子供言葉になったりするそうです。 そして、原因となったその時点で このときの未消化の感情を 催眠の中で解消してやります。 たとえば、 お風呂の中でおぼれかけた子供に対して、 「もう大丈夫だよ」 と安心させてやると、 怖れが解消されて後を引かないのです。 そのあとで、また現在に戻してやると しこりとなっていた出来事は済んだ過去のことになって 怖れも消えるのです。 (人の心って不思議ですね) ■ 催眠を使わないでも、 自分の怖れの対象について深く考えていくことで 思い出していくこともできます。 私がレクチャーした別の方は、 夕方に不安を感じていたのですが、 そのことを『なぜだろう?』 といつも考えていたらあるときふと思い出したそうです。 その方は、 幼いときに家庭の事情で 親戚の家に預けられて 邪魔者扱いされて過ごしていて、 (つまり、いくら家庭の事情とはいえ 幼い子供にはよくわかりませんから、 『家からまるで捨てられるかのように追い出されて 親戚の家に預けられたから、 自分はお父さんとおかあさんにとって不要な子供なのかも知れない』 と思います。 親戚の家でも邪魔者扱いされ、実の子供と差別されたりして、 『お前なんか、いる価値がない』 という負のストロークを受けます。 そんな状態の中、 お父さんが迎えに来てくれるのが夕方なのです。 いつも 『捨てられたのではないか』 という不安の中待っている夕方の時間は、 大人になって忘れてしまっても、 そのときの不安をよみがえらせる時間であり、景色だったのです。 しかし、思い出すことによって、今の大人の理解をもって 「捨てられたのではない」 という考えに置き換えることができるので 怖れを手放していくことができるのです。 ■ 根本を変える他に、 間違った考え方を変えて行動して望む結果を得る経験を繰り返すことで、 パターンを変えていく方法もあります。 認知療法などで行われているように 間違った認知と行動を修正する、パターンを変える という方法ですね。 ■ 怖れを取り除くための思考法として、 ヒカリズムでは、根本の間違った考えや さらに根底にある前提を修正します。 幸せについてとか 生きる意味とか 自分とは何か、 ということの書き換えを行うことで、 より根本から思考を変えていきます。 ■ 歪んだ(誤った)観念という土台の上に建てた建物は、 ピサの斜塔のように上でも歪んで修正が大変です。 できるだけ根本の観念を変えることで、 どんどんシンプルな思考にすることができます。 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、 ランキングボタン↓を押してね(^^)♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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