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2007/12/21(金)10:30

宮崎アニメ~千と千尋の神隠し

AC・共依存・心のメカニズム(151)

 宮崎駿(みやざき はやお)監督の作品の良さは、 その人自身の深さにあると思います。(宮さきの字は、機種依存文字なので崎を使いました)  ですから、原作や脚本があるものではなく、 オリジナルでこそ、その良さが発揮されるのです。 宮崎駿さんは、制作の準備段階でイメージボードを大量に描いて作品の構想を練り、 脚本なしで絵コンテと同時進行で作品を制作していくという手法をとっているそうです。  脚本なしですから、宮崎駿さんの視点がそのまま表現されてくるのです。  このブログでも取り上げたと思いますが、 「千と千尋の神隠し」の カオナシは、アダルトチルドレンなどとしてもしられている共依存の象徴ともいえるキャラクターです。  カオナシは、 その名のとおり、自分というものを持たず、 手から相手が望むものを出して相手の気を引こうとします。 他人の評価を気にする共依存特徴です。  他人を呑み込んでその声を借りてでしかコミュニケーションが取れないというのも、 自己主張できない共依存の人の特徴です。 自己主張が楽にできる本  手から相手の欲しがるものを出し、 相手がそれを欲した瞬間にその人を飲み込んでしまうというのは、 コントロールドラマを象徴しています。  実は、千尋の「一人になると不安になって何をしていいかも迷う」という性格も 自己主張できない共依存の特徴であるし、 豚になった両親も 共依存からパチンコ依存症やアルコール依存症、宗教依存などの依存状態になることを 表しています。  宮崎駿さんが共依存を知っているかどうかはわかりません。 私は、おそらく、人間観察の結果、 共依存という概念であきらかになった人間の状態を見抜いたのではないか と想像しているのです。  もしそうだとしたら、宮崎駿さんの観察力はすばらしいものです。 仮に知っていたとしても、 あれだけ作品として上手に表現できるのは、 やはりすばらしい才能ですよね。 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、    ランキングボタン↓を押してね(^^)♪       

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