今ここが幸せ!

2012/12/29(土)20:30

手作りフランスパン挑戦記~こねない話

パン作り(5)

 ケーキ作りに比べてパン作りが大変なのは、 こね作業と発酵、パンチ、ベンチタイム(寝かし時間)があることかな。 特にこね作業は力仕事なので大変です。  では何のためにこねるかというと、 グルテンを繋げるためです。  しかし実は、強力粉に水を加えるとグルテンは自然に形成されていくのです。  生地のカットや成形の後にベンチタイムを置くのは、 カットや成形によって切れたグルテンを自然に修復させるためです。  つまり、こねずにそのままでもグルテンはできるのですが、 時間がかかるのでその間にも発酵は進みますから、 ひとつの理由としては、こねることでグルテンの形成を速めているのです。  ネットを検索したり本をみると「こねないパン」がいろいろとありますが、 電子レンジを使ったり、ポリ袋を使ったり、 粉と同量の水を入れて成形をあきらめたものなど その方法はいろいろです。 【送料無料】ボウルひとつでこねずにできる本格パン [ 藤田千秋 ] 【送料無料】電子レンジで30秒発酵のこねない焼くだけかんたんパン [ 村上祥子 ] 【送料無料】 村上祥子の電子レンジ30秒発酵!おうちでらくらく40分で焼きたてパン 村上祥子のらくらくシリーズ / 村上祥子 【単行本】 【送料無料】電子レンジで作る人気のおかずと天然パン [ 村上祥子 ]  グルテンの形成は、水が粉に浸透することで化学変化を起こすためですが、 粉の粒の大きさは一定ではないので、大小さまざまな粉の中に 水分が浸透していくまでちょっと時間がかかります。  ですから粉に水分を均等に行き渡らせることを意識して、 これさえ出来ていれば、軽くこねるだけでも生地は完成します。  フランスパンのようなリーンなパンではこね過ぎないのがコツですから、 とりあえず簡単にフランスパンを作りたいのなら、 粉っぽさがなくなるまで上手に加水した後、こねずに丸くまとめて、 低温で発酵を遅らせながら、 時間をかけてグルテンを形成させなから発酵させることで、 簡単に気泡が大きくなるフランスパンの生地を作ることができます。  私が試したのは、 加水した後、適当にへらでまとめ続けて、粉っぽさがなくなったら 10度以下の冬の台所で一晩低温長時間発酵させ、 生地が倍に膨らんだところで成形し、ベンチタイムを取り、 オーブンレンジの発酵モードで二次発酵させ、 調度良い大きさになったら、もしくはその手前で暖かい場所に移し、 オーブンを余熱し(15分かかる)焼成しました。  ぜひ試してみてください。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る