2015/11/01(日)22:55
クロスバイク高速化~乗車姿勢(やまめ乗り・新城乗り)
ロードバイクの乗車姿勢は、
骨盤を立てぎみにして、背中は反らさず自然と緩いカーブを描く(いわゆる猫背)ように、と言われてきました。
しかし、最近、「骨盤」は立てるのではなく、”被せて”身体を倒したお辞儀乗りと言われる乗り方が注目されています。
試してみたら、これがとてもいいんです。びっくり。(と言っても自己流ですが)
これは、元ロードやMTBの選手でもあり、現在はやまめ工房代表でライディングスクール「やまめの学校」を主宰する堂城賢(たかぎまさる)さんが勧めている乗り方(この乗り方をやまめ乗りとも言います)で、
「猫背禁止、引き足不要、コーナーでの外足荷重禁止、ビンディング・ペダル不要」などこれまで乗り方を否定するものです。
私は、この乗り方を堂城さんの『自転車の教科書』(小学館)という本で知りました。
実は、同じような乗り方をツールド・フランスにも出場している新城幸也(あらしろゆきや)選手がしています。
しかし同じようなお辞儀乗りに見えますが、この二人の乗り方には違いがあり、
やまめ乗りの方は前に倒して重心が前に行った分サドルを後ろにし、新城乗りの方はサドルを前に出しています。
(どのように違うかの詳細はわからないです)
『自転車の教科書』を読むと
漕ぎ足の働きを、1時から7時にすると「夢の永久機関」となるとのこと。
しかし、7時まで踏み込んでいるのではありません。
3時以降を踏み込むと、その力の一部はタイヤを地面に突き刺す力になってしまう。
それを確認するために自転車の横にしゃがんで片足を前タイヤの前に置き、
手で3時まで回して足の上をタイヤが踏み越えるようにするのと、
3時から回して足の上をタイヤが踏み越えるようにするのとの違いを確認する方法を勧めています。
ここからは、私がお辞儀乗りを自己流で試してみての説明です。
足を前後にして、身体を前に倒して重心を前にしていくと前足では耐え切れなくなって、
自然に後ろの足を前に出して支えることになります。
人間は普通、この繰り返しで歩いたり走ったりしています。
やまめ乗りを横から見るとまるで走っているときのような形になっているそうですが、
実際、4時から7時くらいは踏み込んでいるのではなく、
走っている時に足を後ろに蹴り出している感じとなり、
7時以降は自然に前に向かって回っていき、1時の位置に落ちていき、ほぼ足の重さでペダルを押し込んでいる感じです。
こんなに自然に回るのを体感すると、引き足の不自然さを感じますね!
力を入れなくても、本当に自然に足が回っていくので、堂城さんのいう「夢の永久機関」という言葉がしっくりきます。
これまでのロードバイクの乗り方では、足の裏は地面にほぼ水平で回すように、ということですが、
これはビンディング・ペダルが前提ですよね。
やまめ乗りでは、走っている感じなので、足も同じように走っている時と同じように刻々と変化し、とても自然です。
確かに、この乗り方ではビンディング・ペダルは要りません。
というより、”軸”を外さない”ペダリング”が出来れば、”フラットペダル”にしたがいい。とのこと。
漕ぎやすい高級なフラットペダルに変えても、ビンディング・ペダルとシューズより安上がりですよね。
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この乗り方、力を入れていないように感じるのですが、
試してみると、実際にはこれまでと違う部分の筋肉が使われているようでした。
ケイデンスもそれほど上げる必要はないようです(70~80?)。
やまめ乗りと新城乗りの違いですが、私が感じたのは、
立ち漕ぎで身体を前に倒した時に近いアタック姿勢が新城乗りなのではないかな?と思いました。
それに対し、軽い力で自然に漕ぎ続け易いのが、やまめ乗りだと思いました。
楽に速く走り続けられるので、是非試してみてください。
やまめ乗りについての詳しい説明は、『自転車の教科書』(小学館)を読んでみてください。
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もし、可能ならば「やまめの学校」で堂城さんに教わるのが一番だと思います。
自転車のサドルの高さとかも調整してくれるみたいですよ。(大抵は高すぎるので下げられるようです)