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テーマ:★タロット占い★(537)
カテゴリ:大アルカナ(メジャーアルカナ)
ども、トキワです。(^^)/
火曜日定期更新を想定していたのですが、どうにもタイミングが悪く、水曜日に突入してしまいます。(・・? と言う訳で、水曜日の更新に変更しましょう。 うん。そうしよう。 本日のテーマカードは、タロットカード大アルカナ1番の【魔術師】です。 ※ちなみに、シリーズものになります。 一回目 これ 二回目【15番 悪魔】 三回目【8番 剛毅】 四回目【9番 隠者】 五回目【いわゆる悪魔の実態】 六回目【16番 塔】対悪魔最終手段 さて、皆さんは、【魔術師】と聞くと、どんなものをイメージするでしょうか。 怪しい黒装束を纏い、薄暗い小部屋の中で、奇妙な魔法陣を囲んで、謎の呪文を唱えている。 悪魔とか召喚しちゃったり、手から炎とかだしちゃったり。 そんなイメージかも知れませんね。 で、実際の所はどうなのかと言うと…… ・・・あ~・・・うん。 然程イメージは違っていませんでしたね。(^^; 動画内で執り行われているのは、【薔薇十字の儀礼】と呼ばれるものです。 魔術儀礼に先立って行われる基本儀礼の一つで、場を浄化し、神聖な力を呼び込む為の、結界領域を構築する事が目的となります。 やはり、傍から見ると、とても怪しげですね。(^^; さて、現代でもひっそりと活動している魔術師達ですが、彼らは、何を目的として、魔術を行っているのでしょうか。 魔術の業界にも、色々と流派みたいなものがあり、また、一人一人の動機は異なるものなので、一概に言える事では有りません。 ただ一つ、共通する事があるとすれば、それは【目的の達成の為】と言う事になるでしょう。 即物的・現世利益的な目的の為に、魔術に取り組む人も居れば、精神的な修養を目的として魔術に取り組む人も居ます。ある種の哲学体系として捉え、真理追及を目的とする人も居れば、物理的な世界に拘らない世界観の拡大を目的とする人も居るかと思います。 単に、【魔術ってカッコイイ】と言う、やや中二病じみた発想から取り組み始める人も、居るかも知れませんね。 いずれにせよ、【魔術】と呼ばれる技術体系は、それ自体が目的なのでは無く、それによって何を成し遂げるかと言う、あくまでも【手段】の一つなのです。 となれば、今度は【魔術に何が出来るのか】と言う問いが生まれてきます。 この問いに答えるのは結構難しい。 【呪うより殴れ】 とある、(その筋では)有名な魔術師さんの名言です。 なんかムカつく人が居たとしましょう。 腹立たしくて、ギャフンと言わせたい。 そんな時に、魔術的な、なんやかんやを行って、相手を呪うとします。 正直、効果の程は、いまいち良く分かんないものです。 例えば、車で事故って、修理代が高くついたとしても、それが呪いの効果なのか、単に本人が不運なだけなのか、見分けが付きませんからね。 その位の不運なら、日常、いくらでも起こり得るものです。 それで、溜飲が下がり、スッキリすると言うならば、自己満足であったとしても、まあ本人が良いならば良いのでしょう。 でも、自分の手で確実にギャフンと言わせたいならば、暗い部屋でちまちまやって無いで、直接本人を殴りに行った方が確実なのです。 例えば、手から炎を出せるようになりたいとします。 出来るかどうか分かりませんが、まあ、何十年も修行するんでしょうかね。 で、手から炎を出せるようになって、どうするのかって話です。 火が欲しいなら、ライターやマッチを使えば、直ぐにでも火は出せますからね。 お金が欲しいですか? なら、働きましょう。 知恵が欲しいですか? なら、勉強しましょう。 地位が欲しいですか? なら、社会貢献を頑張りましょう。 身も蓋も無い話ですが、即物的な目的を達成する為ならば、魔術よりも、より現実的な方法なんて、沢山有るのです。 なので、現代においても真面目に魔術師やっている人達の多くは、現世的な利益を目的として魔術に従事する事は、殆ど無いのです。 さて、これまでお話しして来た【魔術】と言うのは、ある種の【体系】を持った、伝統的なもののお話でした。 タロットカード大アルカナ1番【魔術師】の話に戻すとして。 【魔術師】のカードによって言及される【魔術】は、その意味を、もう少し広く捉える事になります。 【魔術師】のカードにおける【魔術】は、目的を達成する為の技術・手段全般の事を意味します。 非日常的な話ばかりでは無く、むしろ、日常の中にある魔術に焦点を当てる事になるのです。 例えば、料理です。 そのままでは食べ難いものも、火や水を使う事によって、とても美味しい料理へと変化しますよね。 プロの料理は、それこそ魔法でも使ったかのように美味しかったりします。 食材や料理法に対する充分な知識と理解があり、どのように扱えば、どのような食感や味になるのかを熟知している。 だからこそ、イメージした通りに料理が出来上がる訳です。 この時、料理と言う技術と知恵の体系が【魔術】であり、その料理を行うものが【魔術師】なのです。 例えば、スマートフォン。 相手と離れていても意志疎通が可能となる上に、様々なお役立ち機能が有ります。 ナビを使って、自分が今何処に居るのかを知り、何処に行くべきかを知る事が出来る。 知りたいと思った事を、インターネット上の海から、直ぐにでも拾い上げる事が出来る。 最近では、離れた所にある電子機器を、遠隔的にコントロールする事も出来ますね。 テレパシーや遠隔透視。アカシックレコードからの情報取得。或いは、サイキック能力。 オカルトやスピリチュアルで言われるような事が、可能となるアイテムです。 それを開発し、作り出した人も、知識と技術を持った魔術師だと言えます。 スマートフォンは、魔術道具ですね。 と言った具合に、日常の世界の中にも、存外に魔術や魔術師が溢れているものなのです。 つまり、皆さんも、魔術師の資質をお持ちなのだと言う事です。 突き詰めて行く事が出来れば、思った以上に多くの物事を成し遂げる事が出来るかも知れません。 その事を暗示するのが、大アルカナ1番【魔術師】のカードと言う訳ですね。 さてさて・・・ 冒頭に紹介した、伝統的な魔術についてなのですが。 もう少しクローズアップしてお話ししたいと思っています。 【悪魔の召喚】正確には【悪魔の喚起】。 実際、魔術の体系の中には、悪魔に呼び掛ける術式と言うものが存在しています。 何故、魔術師達は、【悪魔】と向き合おうとするのでしょうか。 【悪魔】の持つ、邪悪で強力なエネルギーを利用して、何か悪い事を企んでいるのでしょうか? この辺りは、結構誤解の多い部分です。 しかし、実はとても重要な部分です。それこそ、現代社会にも通じる部分が有ります。 この部分は、今回のシリーズものとして、次回お話しさせて頂きます。 それでは、また来週。(^^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/08/09 05:28:14 PM
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