|
カテゴリ:記憶の保存
ども、トキワです。(^^)/
先週の更新をお休みしてしまいました。 誠に申し訳無くm(--)m さて今回は、少し趣向を変えた話題を取り扱いたいと思います。 先日、我が家に面白いハガキが届きましたので、そのハガキを見ながら、色々と突っ込んで行きましょう。 ご存知、【詐欺】の手法の一つで【架空請求ハガキ】と呼ばれるものですね。 結構昔から使われている手段でして、過去に何度か届いております。 【詐欺】の中では結構古典的で、【レトロ】とも呼べるような代物ですが、まだまだ現役のようですね。 では、早速突っ込んで行きましょう。 まずは2枚目。ハガキの裏面から行きます。 1.ハガキの裏面(本文)には、2枚目写真の右側にあるような【情報保護シール】が貼られておりました。 実はこれ、【架空請求ハガキ】の歴史から見ると、【進化ポイント】の一つであります。 随分前に届いた【架空請求ハガキ】には、このようなシールは貼られておらず、裏面の本文が、そのまま晒された状態だったのです。 【架空請求ハガキ】を送る【詐欺業者】も、【プライバシーの保護】と言う観点に目覚めたようですね。 目の付け所が、大変宜しい。 2.Aの部分。【総合消費料金】と言う、謎の科目が載っています。 全く何の料金なのか分からないが、何となくそれっぽい表記である所がポイントです。 ちなみに、財務・税務上で、総合消費なる科目は存在しません。 本当に、何らかの料金に関する請求が成されるとすれば、それが何の料金なのかが明確に分かるような表記がなされるものです。 それっぽい表記に惑わされぬよう注意です。 3.Bの部分。【契約会社及び、運営会社】と書いていますが、どんな事業をしている、何処の会社なのか、全く分かりません。 当然の事ながら、何らかの料金の支払いを求めているのだから、請求主体の企業の名称などを、ハッキリと表記しなければ意味が有りません。 【お前は何がしたいんだ!?】と突っ込みたい所です。 4.Cの部分。ハガキの主は、【契約会社及び、運営会社】から【訴状申し入れされた】らしいです。 【なんでやねん!】 なんで、ハガキの主が、訴状申し入れされちゃってるのさ。 訴状は、裁判所に持って行きなさいよ。 多分、ハガキの主は、【契約会社及び、運営会社】から、貴方に対して訴訟が提起され、その訴訟の委任を受けましたって感じの事を言いたいのかなぁ? よく分からん。 5.【裁判を欠席されると、相手の言い分通りの判決が出される】と書いてありますが・・・ 一般的に、債務関連の裁判で、わざわざ裁判所まで出向いて審理を行うような事は、殆ど有りません。 わざわざそんな事してたら、裁判所の機能がパンクします。 勿論、裁判所への出廷が求められる事も有りましょうが、概ね【文書のやり取り】等で進んで行きます。 6.Eの部分。【個人情報保護の為、ご本人様からご連絡頂くようお願い申し上げます。】との事。 【なんでやねん!(2回目)】 【個人情報の保護】と言うは、【ご本人様(消費者)が自分の個人情報を守る事】では有りません。 【ご本人様(消費者)の為に、そっち側(企業や組織体)が守るべき義務】の事です。 詐欺業者も、プライバシーの保護に目覚めたようですが、イマイチ、内容を理解していないようですね。 7.F【民事訴訟管理センター】なるものは、実在しません。フィクションです。 8.Gに書かれている住所は、【財務省】の住所でした。 せめて法務省とかにしておけよ。 まあ、こんな感じで、全体的に違和感だらけの文章になっています。 多分、頑張って構文したのだと思うのですが、失礼を承知で申し上げれば、【ちょっと頭の悪い文章】に見えてしまいますね。 オモテ面の方も見てみましょう。 9.まず、訴訟に関する通知だと言うのに、【親展】や【書留】と言った扱いがされていません。 寒中見舞いか? と思わせる程のラフなスタイル。 【個人情報保護】とか書いて有るんだから、そこの所、もう少しシッカリすれば良いのにね。 10.致命的なのが、宛先の名前を間違えている点でしょうか。 しかも、【どうしてそうなった?】と言うレベルの間違いで、ちょっとビックリ。 これでよく届いたな。 これは恐らく、郵便局員さんの推理力の賜物でしょう。 11.表面裏面共に、送り主の住所が書かれていません。 これも致命的。 【訴訟に関する通知】と言うとても重要な書類が、宛先不明等の際に、帰るべき住所が記載されていないなんて事は、絶対に有り得ません。 この時点で【あぁ・・・】と分かってしまう人も居るでしょうね。 12.あと、使用しているのが【普通ハガキ】と言うのもいただけない。 暑中見舞いとかじゃ無いんだからさ。 せめて【料金別納表示】くらい使ってみようよ。 と言うか。 訴訟関連の書類が、ハガキで届くと言う事は、まず有り得ませんからね。 なかなかツッコミ所の多い【架空請求ハガキ】では有りますが、それでも、被害は無くなっておりません。 これをお読みの皆さんは、勿論大丈夫だと思いますが、周囲の方々、特にご高齢の方々などが被害に遭わぬよう、気に掛けて頂ければと思います。 ちなみに我が家では、このハガキをネタにして、夕食時に大変盛り上がりました。 イメージして見ましょう。 【詐欺業者】さんが、郵便局に行って、大量の【普通ハガキ】を購入します。 ちゃんとお財布からお金を出すんですよ。 で、【秘密のアジト】みたいな所で、ハガキを印刷する訳です。 多分、【筆まめ】みたいなソフトを使って、ターゲットの住所や氏名を入力するんでしょうね。 今回、名前(苗字の部分)を間違えていた事から推測するに、恐らく【手入力】です。 【・・・これ、なんて読むんだ?】【~じゃね?】【そうか・・・】で間違えちゃう。 文章とかも、少しずつ進化してますからね。何となくそれっぽいのを、一生懸命考えて、【筆まめ】みたいなソフトを使って、入力する訳です。 インクジェットプリンタで印刷するのかな? と言う事は、家電量販店とかで、インクを買ってくるんでしょうねぇ。 コスト削減の為に、詰め替えインクとか使うのかも知れませんね。 大量に印刷するんでしょうし、印字がズレたり、紙詰まりとか起こして、ワタワタする事も有るでしょう。 印刷が終わったら、裏面本文に、一枚ずつ手作業で、【情報保護シール】を貼って行く訳です。 黙々と。或いは、雑談とかしながら? で、完成したら、誰かが郵便局に持って行くのかな? ポストに入れるのかな? 後は、電話の前で、ターゲットから連絡が来るのを、ドキドキしながら待っている訳ですね。 警察に捕まるかも知れないと不安になりながら。 さて、今日はこの位で。では(^^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/02/07 01:30:04 AM
コメント(0) | コメントを書く
[記憶の保存] カテゴリの最新記事
|