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~タロット日和~ by 常葉 了

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常葉 了

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2019/10/02
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ども、トキワです。(^^)/

 只今、中小企業診断士二次試験に備えて、鋭意勉強中であります。

 昨年よりは、勉強の時間も取れておりますし、それなりに期待度は高いと思うのですが・・・
 
 しかし相手は、ストレート合格率平均4%の難関資格。

 そこそこ難渋しております。(--;

 まあ、引き続き頑張って参りたいと思います。


 さて本日は、久しぶりに、ちゃんとしたネタで書いて参ります。

 テーマは​​【自己変革に有りがちな罠】​​です。
 タロット大アルカナに結び付けながら、お話しして行きたいと思います。

 人間、これまで出来なかった事を出来るようにする為に、或いは、克服出来なかった課題を克服する為に、自己変革と言う課題に向き合う場面に遭遇する事が有ります。

 特に、オカルトやスピリチュアルと言った領域、意識の高い自己啓発的な領域で、自己変革のテーマはよく扱われますね。


 ​​この​【自己変革】​なのですが、その課題と向き合う上で、よく陥りがちな​【二つの失敗】​と言うのが有ります。​​



 ​この【二つの失敗】を招くのが、​【二つの罠】​です。​

 一つ目は、​【自己否定】と言う罠​です。

 自己を変革する為に、今の自分や、これまでの自分を否定しようとしてしまう人がいます。

 つまり、【今の自分はダメ人間だ! 変わらなければ!】と言う奴ですね。

 気持ちや発想としては分からなくも無いのですが、​​​【自己否定】から【自己変革】を始めようとすると、まずもって​​失敗します。​​​​​

 第一に、自分の主体である【自己】は、【自己そのものの否定】を受け入れませんし、その概念を理解しません。

 第二に、そもそも変化すべき主体である【現在の自己】や、現在の自己を形成して来た【過去】を否定したとしても、それらは【今の自分】を形作る、【厳然たる実在】なので、【自己変革】を目的としているならば、​その行為そのものに意味が有りません。​

 それでも【自己否定】を通じて【自己変革】に走ろうとするならば、【実在】を無視した、ある種の欺瞞を孕んだ【歪んだ変化】を引き起こしてしまう事になるでしょう。

 それは、【変わった】のでは無く、【変わったように演じているだけ】です。

 なので、健全、且つ創造的に【自己変革】を起こしたい場合には、良し悪しのバイアスを除いた【等身大の自己肯定】からスタートする必要があります。


 さて、【自己変革】は、【自己肯定】からスタートする必要が有る訳ですが、ここに至って、二つ目の罠が存在します。

 それは、​【自己肯定】の勘違いに伴う罠​です。

 【自己肯定】と言うのは、【良し悪しのバイアスを除いた等身大の自分を受け入れる】と言う事なのですが、​これは【免罪】を意味してはいません。​

 ここが結構難しいポイントでして、引っかかり易いのです。

 特に、オカルト・スピリチュアル・啓発系などで陥り易いのは、この二つ目の罠の方ですね。

 少し極端な例えと使うなら。

 例えば、何らかの犯罪を犯してしまった場合です。

 犯罪を犯してしまった自分や、その時の自分の人間性を否定した所で、【自己変革】は成されません。

 そこで、犯罪を犯してしまった自分や、その時の自分の人間性を受け入れ、等身大の自己肯定を行う必要が有るのですが、それは当然、犯罪を犯してしまった事が、問題の無かった事だ、と言う事になる訳では無いのです。

 まあ、言うまでも無く当たり前の事なのですが、案外、【自己変革】の課程で、引っかかりやすい罠なのです。

 実際の場面で言えば、例えば何かしらの悪い癖や、他者に迷惑な性格などを持ち合わせているような人が、【自己肯定】をした上で、悪びれも無く、他者に対しても【これが自分だし】と言って【受け入れてもらえる事が前提に振舞っているパターン】等が有りますね。

 これは、【自己変革】を目指しているのに、そもそも変わっていない。

 【自己肯定】と言うよりも、単なる【開き直り】です。

 こうして整理して考えて見ると分かる事なのですが、【自己変革】の為に【自己否定】をしてしまいそうになる罠は、自己を否定する事によって、実は、免罪を得ようとしてしまっている事が分かります。​

​ 逆に、自己肯定によって、過去や現在の欠点や罪を免罪してしまいそうになる罠は、実は、その事実を否定しようとしている。​
 つまり、結局の所、自己否定になってしまっている事が分かります。

 これらは、【自己変革】と言うテーマを隠れ蓑にしたもので、その正体は【自己逃避】と言う事になります。

 まあ、【自己逃避】しようとしても、自己と言うのは自分自身ですからね。

 逃げ切る事なんて出来ません。

 では何故、自己変革・自己開発・自己実現と言ったモノを成す上で、【自己否定】がダメなのかと言うと、既に述べた通り、変化・開発・実現すべき自己そのものから離れてしまうからであり、しかし、自分は自己から離れられる訳が無いので、いつまでも堂々巡りで​【15番 悪魔】​の停滞に陥ってしまうからです。

 離れる事の出来ない自己を、否定する事によって離れたと思い込もうとする。
 この欺瞞が、【15番 悪魔】の厄介な所です。

 そして、その欺瞞を抱えたまま先に進む事など出来る訳も無く、大体、次の​【16番 塔】​で暴かれ、どぎつい一撃で砕かれる事になります。


 では、上手い事、【16番 塔】のチェックを通過出来るような自己変革のパターンと言うのは、どんな感じのものでしょうか。

 例えば、怠け者な自分が居たとします。

 【怠け者の自分はダメなんだ!】と自己否定に走るのでは無く、かと言って、【別に怠け者でも良いね。問題無いね】と、軽薄に自己免罪するのでも無く。

 【自分は怠け者なんだ。さて、この怠け者の自分を、目的達成の為に動かすには、どんな方法が有るだろう】と言った感じで向き合う事になります。

 我々は、時間を逆戻りする事は出来ません。
 なので、過去と現在を無かった事にする事は出来ません。
 時間は未来に進む以上、全ては【加算】されて進んで行きます。

 【自己変革】は、過去と現在を受け入れた上で、未来を加算する事で行われます。

 なので、【16番 塔】のチェックの際に。
 【怠け者は治ったか?】と問われたら、【治りましたー】とか、自己認識の甘い事は言わず、
 【いや~、相変わらずの怠け者ですよ~。だから、上手い事、怠け者の自分でも動けるように、思い立ったら吉日キャンペーンってのを導入して見ました。】
 と、答えられる位が丁度良いのです。

 ちなみに、二つの罠で生じる欺瞞は、【事実から目を背ける=幻惑】で、【18番 月】に関連します。

【18番 月】の幻惑は、【15番 悪魔】がもたらす【恐怖感】の魔力によって生じます。

 【自己変革】自体は、この場合、【16番 塔】に関連すると言えるでしょう。
 【16番 塔】は、【破壊と再建】がテーマですが、この時の【破壊】は、全てを無かったものにする訳では無く、【レンガは無傷で残るが、レンガによって形作られていた不完全な構造が解体され、その後、再構築される】と言うものです。

 尚、この【自己変革】のテーマは、個人に限らず、会社や国家と言った組織体にも適用出来ます。

 日常としても、鑑定実践上の観点としても、結構、実用場面の多い話なので、是非、覚えて置いて頂きたい事です。

 では皆様、良き【自己変革】ライフを!(^^)/​​​​​​​​​​​​​​





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Last updated  2019/10/02 04:02:10 AM
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