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~タロット日和~ by 常葉 了

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大アルカナ(メジャーアルカナ)

2019/10/02
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ども、トキワです。(^^)/

 只今、中小企業診断士二次試験に備えて、鋭意勉強中であります。

 昨年よりは、勉強の時間も取れておりますし、それなりに期待度は高いと思うのですが・・・
 
 しかし相手は、ストレート合格率平均4%の難関資格。

 そこそこ難渋しております。(--;

 まあ、引き続き頑張って参りたいと思います。


 さて本日は、久しぶりに、ちゃんとしたネタで書いて参ります。

 テーマは​​【自己変革に有りがちな罠】​​です。
 タロット大アルカナに結び付けながら、お話しして行きたいと思います。

 人間、これまで出来なかった事を出来るようにする為に、或いは、克服出来なかった課題を克服する為に、自己変革と言う課題に向き合う場面に遭遇する事が有ります。

 特に、オカルトやスピリチュアルと言った領域、意識の高い自己啓発的な領域で、自己変革のテーマはよく扱われますね。


 ​​この​【自己変革】​なのですが、その課題と向き合う上で、よく陥りがちな​【二つの失敗】​と言うのが有ります。​​



 ​この【二つの失敗】を招くのが、​【二つの罠】​です。​

 一つ目は、​【自己否定】と言う罠​です。

 自己を変革する為に、今の自分や、これまでの自分を否定しようとしてしまう人がいます。

 つまり、【今の自分はダメ人間だ! 変わらなければ!】と言う奴ですね。

 気持ちや発想としては分からなくも無いのですが、​​​【自己否定】から【自己変革】を始めようとすると、まずもって​​失敗します。​​​​​

 第一に、自分の主体である【自己】は、【自己そのものの否定】を受け入れませんし、その概念を理解しません。

 第二に、そもそも変化すべき主体である【現在の自己】や、現在の自己を形成して来た【過去】を否定したとしても、それらは【今の自分】を形作る、【厳然たる実在】なので、【自己変革】を目的としているならば、​その行為そのものに意味が有りません。​

 それでも【自己否定】を通じて【自己変革】に走ろうとするならば、【実在】を無視した、ある種の欺瞞を孕んだ【歪んだ変化】を引き起こしてしまう事になるでしょう。

 それは、【変わった】のでは無く、【変わったように演じているだけ】です。

 なので、健全、且つ創造的に【自己変革】を起こしたい場合には、良し悪しのバイアスを除いた【等身大の自己肯定】からスタートする必要があります。


 さて、【自己変革】は、【自己肯定】からスタートする必要が有る訳ですが、ここに至って、二つ目の罠が存在します。

 それは、​【自己肯定】の勘違いに伴う罠​です。

 【自己肯定】と言うのは、【良し悪しのバイアスを除いた等身大の自分を受け入れる】と言う事なのですが、​これは【免罪】を意味してはいません。​

 ここが結構難しいポイントでして、引っかかり易いのです。

 特に、オカルト・スピリチュアル・啓発系などで陥り易いのは、この二つ目の罠の方ですね。

 少し極端な例えと使うなら。

 例えば、何らかの犯罪を犯してしまった場合です。

 犯罪を犯してしまった自分や、その時の自分の人間性を否定した所で、【自己変革】は成されません。

 そこで、犯罪を犯してしまった自分や、その時の自分の人間性を受け入れ、等身大の自己肯定を行う必要が有るのですが、それは当然、犯罪を犯してしまった事が、問題の無かった事だ、と言う事になる訳では無いのです。

 まあ、言うまでも無く当たり前の事なのですが、案外、【自己変革】の課程で、引っかかりやすい罠なのです。

 実際の場面で言えば、例えば何かしらの悪い癖や、他者に迷惑な性格などを持ち合わせているような人が、【自己肯定】をした上で、悪びれも無く、他者に対しても【これが自分だし】と言って【受け入れてもらえる事が前提に振舞っているパターン】等が有りますね。

 これは、【自己変革】を目指しているのに、そもそも変わっていない。

 【自己肯定】と言うよりも、単なる【開き直り】です。

 こうして整理して考えて見ると分かる事なのですが、【自己変革】の為に【自己否定】をしてしまいそうになる罠は、自己を否定する事によって、実は、免罪を得ようとしてしまっている事が分かります。​

​ 逆に、自己肯定によって、過去や現在の欠点や罪を免罪してしまいそうになる罠は、実は、その事実を否定しようとしている。​
 つまり、結局の所、自己否定になってしまっている事が分かります。

 これらは、【自己変革】と言うテーマを隠れ蓑にしたもので、その正体は【自己逃避】と言う事になります。

 まあ、【自己逃避】しようとしても、自己と言うのは自分自身ですからね。

 逃げ切る事なんて出来ません。

 では何故、自己変革・自己開発・自己実現と言ったモノを成す上で、【自己否定】がダメなのかと言うと、既に述べた通り、変化・開発・実現すべき自己そのものから離れてしまうからであり、しかし、自分は自己から離れられる訳が無いので、いつまでも堂々巡りで​【15番 悪魔】​の停滞に陥ってしまうからです。

 離れる事の出来ない自己を、否定する事によって離れたと思い込もうとする。
 この欺瞞が、【15番 悪魔】の厄介な所です。

 そして、その欺瞞を抱えたまま先に進む事など出来る訳も無く、大体、次の​【16番 塔】​で暴かれ、どぎつい一撃で砕かれる事になります。


 では、上手い事、【16番 塔】のチェックを通過出来るような自己変革のパターンと言うのは、どんな感じのものでしょうか。

 例えば、怠け者な自分が居たとします。

 【怠け者の自分はダメなんだ!】と自己否定に走るのでは無く、かと言って、【別に怠け者でも良いね。問題無いね】と、軽薄に自己免罪するのでも無く。

 【自分は怠け者なんだ。さて、この怠け者の自分を、目的達成の為に動かすには、どんな方法が有るだろう】と言った感じで向き合う事になります。

 我々は、時間を逆戻りする事は出来ません。
 なので、過去と現在を無かった事にする事は出来ません。
 時間は未来に進む以上、全ては【加算】されて進んで行きます。

 【自己変革】は、過去と現在を受け入れた上で、未来を加算する事で行われます。

 なので、【16番 塔】のチェックの際に。
 【怠け者は治ったか?】と問われたら、【治りましたー】とか、自己認識の甘い事は言わず、
 【いや~、相変わらずの怠け者ですよ~。だから、上手い事、怠け者の自分でも動けるように、思い立ったら吉日キャンペーンってのを導入して見ました。】
 と、答えられる位が丁度良いのです。

 ちなみに、二つの罠で生じる欺瞞は、【事実から目を背ける=幻惑】で、【18番 月】に関連します。

【18番 月】の幻惑は、【15番 悪魔】がもたらす【恐怖感】の魔力によって生じます。

 【自己変革】自体は、この場合、【16番 塔】に関連すると言えるでしょう。
 【16番 塔】は、【破壊と再建】がテーマですが、この時の【破壊】は、全てを無かったものにする訳では無く、【レンガは無傷で残るが、レンガによって形作られていた不完全な構造が解体され、その後、再構築される】と言うものです。

 尚、この【自己変革】のテーマは、個人に限らず、会社や国家と言った組織体にも適用出来ます。

 日常としても、鑑定実践上の観点としても、結構、実用場面の多い話なので、是非、覚えて置いて頂きたい事です。

 では皆様、良き【自己変革】ライフを!(^^)/​​​​​​​​​​​​​​






Last updated  2019/10/02 04:02:10 AM
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2018/06/13
​​​​​​ ども、トキワです。(^^)/

 一応水曜日に投稿。
 もはや、定期投稿とは言い難い現状では有りますが、そこはもう【トキワだから仕方ない】位に思って頂き、ご容赦願いたいと思います。m(--)m

 本日のテーマは、​【魔術・魔法の効果】​
 一応【大アルカナ】カテゴリでの投稿です。

 まあ、こいつに関連した話なので↓


 内容的には、7月からスタートする【道教霊符講座】とか、昨年に実施し、本年8月にも開催予定の【短期魔術講座】にも繋がるものです。


 【魔術】とか【魔法】と言うと、かなり怪しげなものに聞こえますよね。
 大丈夫。その耳は正常です。

 まあでも、そんな怪しい世界に、少しの間、お付き合い願います。

 さて、【魔術・魔法】についてなのですが、今回は、そもそも【効果が有るのか?】と言う点について、考えて見たいと思います。

 【魔術・魔法】と言うのは、【効果】が無ければ用を成しません。
 【効果】が無ければ、雰囲気だけの役立たず。

 タロットカード大アルカナ【魔術師】は、占っている事柄について、その目的を達成する、或いは問題を解決するのに、具体的に役立つ事柄が重視されます。

 但し、原則的に、【魔術師】のカードは、【効果】を得る為の【手段】を問いません。
 【効果】が有れば良いのです。
 【効果】があれば、それが【魔術】であり、【魔法】なのです。

 いつも通り、身も蓋も無い話ですが、しかし実際そうなのだから仕方が無い。

 【魔術・魔法】と言う世界観に、ロマンを求めたい気持ちも分かりますが、案外【合理的】で【現実主義的】なのが、この業界の現実です。

 では、そんな業界の中で、何であんなにも怪しげな【儀式】とか【呪文】とか【文様】が扱われるのでしょうか。

 それらに、本当に【効果】があるのか。

 ​結論から言えば、【効果】は有ります。​

 但し、恐らく、皆さんがイメージしている【効果】とは、少し違います。

 ここでは【呪文】と言うものに注目して、その【効果】を考えて見ましょう。

 【呪文】を唱える事によって、何かを成し遂げる事が出来るか。
 例えば、【呪文】によって、人を殺す事が出来るか。

 実は【出来ます】。

 但し、様々な条件が揃わなければなりません。
 現代常識的な日常の中で、相手に【死ね】とか言っても、その人が死ぬ事は殆ど無いでしょう。
 多くの場合、鉄拳制裁を喰らって、自分が痛い目を見るだけです。

 しかし、これが戦時下であったらどうでしょう。
 或いは、強力な精神的影響力を持つ、【宗教】に所属していた場合はどうでしょう。

 現代常識的な日常において、【死んで来い】とか【殺して来い】とか言っても、その通りの行動をする人は、殆どいません。
 しかし、戦時下において、上官から【玉砕して来い】とか【敵を殲滅せよ】とか言われた場合、その通りに行動する人が沢山出て来るのです。

 つまり、【呪文】と言うのは、言葉そのものよりも、その言葉が影響する【精神的な背景】の方が重要なのです。

 これは、魔術儀礼や魔術の道具。お守りや、魔法陣についても同じ事。

 単に、魔術的な儀礼を行えば、効果が現れる訳では有りません。
 儀礼はあくまでも、その【精神的な背景】を変化させる為のプロセスです。
 お守りも同じです。お守り自体が、即現世的な利益を招いてくれると言うよりも、その目的を達成させる【精神的な背景】を作り出すものだと言えるでしょう。

 勿論、科学的に説明不可能な感じの、不思議な出来事を招く事も有ったりするのですが、その不思議な効果を引き起こすにも、【精神的な背景】が作り出されていなければなりません。

 その為、魔術であれ、お守りであれ、その効果に【個人差】が現れて来る訳です。

 いわゆる【オカルト】の業界では、色々と怪しげな手段・手続きを用いる訳ですが、これらは【手段の一つ】であって、唯一の道では有りません。

 例えば、スポーツ選手何かであれば、試合で勝つ為の魔術儀礼を行うよりも、イメージトレーニングを行った方が、効果は高いでしょう。

 大アルカナ【魔術師】のカードで暗示される、【目的達成・問題解決】の手段としての【魔術】と言うのは、そう言うものです。

 ​【効果】を得る為の、具体的な手段。​
 それは実務的な活動かも知れませんし、【精神的な背景】を変容させる事かも知れません。
 そう言った観点で、【魔術師】を読んで行くと、目的達成・問題解決の為の、さまざまな方法論について考えて行く事が出来るようになります。

 こんな部分を意識して、読み解いてみましょう。


 7月からスタートする【道教霊符講座】で作成する【お札・御守り】も、その効果を得る為、或いは高める為には、【精神的な背景】が重要になって来ます。
 勿論、お札を所持するだけでも、効果は期待出来るでしょう。

 しかし今回は、そのお札の背景を学び、自分で作成すると言うプロセスを経験しながら、お札の効果を充分に実感出来るような【精神的な背景】を構築して行く、と言う所までを行っていきたいと思います。

 【お札の作り方を学ぶ】と言う観点でも、充分に楽しんで頂けると思いますが、​【道教霊符の背景】と言う、普段は意識する事の無いような世界観に触れると言う観点でも、楽しんで頂けると思います。​

 特に、霊幻道士やキョンシー世代の方には、楽しんで頂けると思います。(^^)

 ちなみに、初回(7月3日)には、以下の3枚を取り扱う予定です。



 ​現在、予約は9名程度。残り3枠です。​

 興味の有る方は、是非ご参加下さい。

 本日は以上です。

 では(^^)/





 

​​​​​​






Last updated  2018/06/13 01:37:39 AM
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2018/01/10
​ ども、トキワです。(^^)/

 新年が、幾分か前に明けておりました。
 遅れ馳せながら、おめでとう御座います。m(--)m



 2018年が、皆様にとって、良い年でありますように。

 しかし、2018年も、不安定な社会情勢は続行の模様。
 かと言って、日々反乱する情報にカリカリする事無く、毅然と、且つ大らかに。日々を過ごされますように。

 経済の方は、ボチボチ循環して行きそうなんですけどねぇ。(--;
 いかんせん、末端まで血流が行き届くには、今一つな所があり、各人の工夫が求められそうです。

 ま、頑張りましょう。(^^)/

 さて、前回更新から、随分と空けてしまいました。誠に申し訳無く。

 そろそろしっかりと、何か話題提供しなくてはと思い悩んで居たのですが、気が付いたら最近、タロットの話題に触れておりませんでしたね。

 と言う訳で、久しぶりに、タロットに関して書いて行きたいと思います。

 多分(いつも通り)、ちょっと長めです。

 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

​​ 本日のタイトルは、【トライアンフの行列】。

 【トライアンフの行列】とは、15世紀頃のイタリア諸都市において催された、ある種のパレードのようなもの。祝祭日に行われた、賑やかな行列の事です。

 ディズニーランドで定期的に行われている【エレクトロニカルパレード】のような物をイメージして頂ければ、手っ取り早いかと思います。

 ちなみに、【トライアンフ】とは、勝利や征服、凱旋と言う意味の言葉。
 日本で言う【トランプカード】の語源になったものです。

 さて、この【トライアンフの行列】と言うのは、勿論、単なるパレードでは有りません。
 ある種の【寓意】が込められた、物語性を帯びた行列であったとされています。

 行列の先頭。第一陣には、【愛】の寓意で彩られた凱旋車が行進を行います。
 この時、【愛】が【その時間】を支配している訳です。
 しかし、その後ろから来る第二陣が、この【愛】を打倒して、その支配権を奪います。
 第二陣は【純潔】。この【純潔】が、【愛】を打倒し、【その時間】を支配する事になります。
 【純潔】が【愛】を打倒すと言う発想が、いかにもキリスト教的ですね。
 さて、【純潔】の支配も、そう長い事続く訳では有りません。
 第二陣の【純潔】を追って現れるのは、第三陣の【死】です。
 【死】と言う【終わり】が、【純潔】を打倒し、新たな時間を支配してしまいます。
 そして、第三陣の【死】を打倒するのが、第四陣の【名声】。
 【名声】は、英雄の死後も、生き続ける事になる。よって、【名声】は【死】を打倒する事が出来る訳です。
 さてしかし、英雄が死して尚残す【名声】も、第五陣の【時】には敵いません。
 長い時と共に、【名声】は薄れ、いずれは忘れられてしまうでしょう。
 そして、その【時】を打倒するのが、第六陣の【永遠】。
 いかに時が過ぎようとも残り続ける、神の【永遠】こそが、最も強い、と言う事ですね。

 いかにもキリスト教的で、なかなか面白い構成のパレードです。

 当時は、テレビもラジオも有りませんでしたからね。

 こう言った、華々しいパレードは、参加するにしても、見学するにしても、楽しい催しものだったのでは無いかと思います。

 さて、タロットの話です。

 15世紀頃のイタリアで、【タロットカード】は、【トライアンフ(或いはトリオンフィ)】と呼ばれていました。

 タロット78枚のうち、代表格とされる22枚のメジャーアルカナは、寓意によって描かれています。
 そして、それぞれのカードの間に、ある種の強弱関係が存在しており、【トライアンフの行列】のように、次から次へと、【運命の勢力】が入れ替わって行く様子を示していると考えられているのです。

 つまり、メジャーアルカナの一番始めに来る【愚者】は、生まれたての赤ん坊。生命の始まり。
 汚れ無き、無垢なる魂です。
 【愚者】は、祝福された存在では有りますが、次に来る【賢く狡猾な魔術師】に、簡単に騙されてしまいます。
 しかし、この【賢く狡猾な魔術師】も、【霊感に優れた女教皇】に、全てを見抜かれてしまい、丸裸にされてしまいます。
 そして、この【霊感に優れた女教皇(=若い純潔の女性)】も、次に来る【愛と母性の女帝】の懐の大きさには、太刀打ちできません。【女帝】に比べれば、【女教皇】は、まだまだ青臭い小娘と言った所なのでしょう。
 しかし、【女帝】も、旦那である【皇帝】に逆らう事は出来ません。

 と言った具合に、メジャーアルカナの22枚は、次のカードが、前のカードを克服する形で、物語が進んで行くと言う構図になっている訳ですね。

 部分だけ注目して見るだけでも、なかなか意味深長で、面白いものです。

 例えば、【4番の皇帝】は、新たな価値観の創作者。先駆者を暗示します。
 既存の価値観を破壊しながら、独立した新しい価値観を創出すると言う意味で言えば、既存の価値観から見れば、異端とも言えましょう。
 しかし、いかに【新しい価値観】を創出したとしても、時を経てしまえば、古い物になってしまいます。
 その為、【4番の皇帝】を打倒す存在として、古き伝統を示す【5番の法王】が来るわけです。

 例えばキリスト教。

 いまでこそ、2000年の歴史を持つ【古く伝統的な宗教】では有りますが、誕生当時は、当時の社会秩序を揺るがし兼ねない【危険な新興宗教】と見なされた時代もあった訳です。
 当時、伝統的宗教と見なされた【ユダヤ教】にとっては、異端的な存在であった事でしょう。
 イエスキリストは、まさに【アウトロー】な宗教的指導者。新しい価値観の創造者です。
 しかし今となっては、立場や見方にも依りますが、古臭い伝統に固執する保守的な団体とも言えるかも知れません。


 誤解無きように弁明しておきますが、キリスト教を軽んじている訳では有りません。
 ここで言いたいのは、今、新しく、革新的なものと思われているものでも、いずれは古く、保守的なものとなってしまうと言う事であり、それが【歴史】【伝統】である、と言う事です。

 しかも、タロットカードにおいて、【5番の法王】の後には、【6番の恋人達】が訪れます。
 【古い伝統】よりも、【愛】が勝る訳です。

 一見、キリスト教的では無い様にも見えますが、【聖書】の中に、【信仰が廃れても、愛が残る。最終的には、愛こそが重要なのだ】と言った主旨の一節が存在します。

 キリスト教の事を【愛の宗教】と呼ぶ事が有りますが、これは、聖書のこの一節に由来するものかと思います。

 しかし、その【愛】も、【7番の戦車=戦争或いは栄誉】に打倒されてしまうんですけどね。(^^;

 メジャーアルカナの、全ての流れを説明するとなると大変なので、この辺りで切り上げますが、タロットについて学んだり、タロット占いを行う際には、この【トライアンフ】と言う性質を、しっかりと意識して置く事が、結構大切であったりします。

 メジャーアルカナは、タロット78枚の中でも【運命性】を暗示するものです。
 しかし、どのような【運命】も、時と共に、新しい【運命】へと移り変わって行きます。

 展開された一枚のカードを【静止画】のように読むのでは無く、【時の推移】の中の一場面であり、物語性を持って、次に移り変わろうとしている瞬間である事を忘れずに読み解いて行きましょう。

 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


 まあ、これは、タロットに限った事では無いかも知れません。
 日常における一場面も、社会世相の一場面も、結局の所は、【トライアンフの行列】のワンシーンでしか無いのかも知れません。

 今の【時】を支配しているのが何なのか。
 そして、【今の時】を打倒する為に現れる存在は何なのか。

 【幸福】も【不幸】も。【平和】も【戦争】も。
 時間を通り過ぎる【一場面】でしか無い訳ですからね。

 本日は以上でした。(^^)/






Last updated  2018/01/10 06:53:11 AM
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2017/07/26
ども、トキワです。(^^)/

 【1番 魔術師】からスタートしたシリーズ更新。
 今回が最終回です。

 一回目【1番 魔術師】←魔術・魔術師ってなんだろうの回。
 二回目【15番 悪魔】←悪魔ってなんだろうの回。
 三回目【8番 剛毅】←【悪魔喚起】の目的ってなんだろうの回。
 四回目【9番 隠者】←【自己の探求】ってなんだろうの回。
 第五回【悪魔の実態】←【悪魔】ってどんな奴?

 今回の本編は、結構短めの予定。

 テーマは、【16番 塔】対悪魔最終手段です。



 もう結論から言っちゃいますが、【力技】での解決です。

 タロットカード大アルカナと言うのは、0番から21番までの連番になっているのですが、【前のナンバーの運命性は、常に、次のナンバーの運命性に弱い】と言う性質が有ります。

 【トリオンフィ】或いは【トライアンフ】と言う性質によるものなのですが、大アルカナで暗示される運命性が、次々と来る新しい運命性に克服されながら、移り変わって行く事を示します。

 例えば、【0番愚者】は、自由で無限の可能性を持っていますが、バカなので、【1番魔術師】に騙されてしまいます。
 【1番魔術師】は、口が上手く、小手先も器用なので、色々と誤魔化しながら物事を進める事が出来るのですが、【2番女教皇】には、あっさりと見透かされてしまいます。
 と言った具合に、次のナンバーが、前のナンバーを克服しながら進む訳です。

 さて【15番悪魔】と言うのは、22種類に分類された運命性の中で、最も物質的で、最も質量が高く、その為、最も固い運命性です。

 その為、ちょっとやそっとの事では、【15番悪魔】に対抗する事は出来ません。

 なので、事前策としては、出来るだけ【悪魔】を生み出さない事が大切。
 つまり、出来る限りにおいて、【自分のネガティブな感情を、嫌煙し、忌避し、自己の制御から切り離す】と言う事を避け、自分の一部が悪魔化する前に、しっかりと向き合って対処する事が大切。

 しかし、なかなか難しいものです。
 普段、愛だ、光だ、許しだ、感謝だ、と言いつつ、その陰に生まれた暗いモノを、見て見ぬ振りをしながら、進んでしまう事も多いものです。

 まあ、人間ですからね。
 陰影を持ってこそ、立体感の有る人間だとも言えましょう。

 まあ兎に角、時既に遅く、厄介な悪魔が、沢山生まれている事が多いものです。

 冷静に向き合って、統合する事も儘ならず、看過出来ない程の悪影響をばら撒き始めてしまう事も、稀では有りません。

 そんな時、力を発揮するのが、【16番塔】の運命性です。

 【16番塔】は、不完全な物事の破壊と、その後の再構築を暗示します。
 22種類に分類された運命性の中で、最も直接的で、最も破壊的なエネルギーを秘めています。
 最も固い運命性である【15番悪魔】を、最も効果的に破壊出来るのは、この【16番塔】の運命性です。


 例えば・・・

 ある福祉事業所で、利用者さんの人格を無視して、踏みつけてしまうような困った職員さんが居たと仮定します。
 その職員さんの心の内側に、何らかの悪魔が潜んでいると言った感じでしょうか。
 悪魔は、とても巧妙です。
 悪さをしながらも、自分の立場が不利にならないように立ち回る方法を心得ています。
 その為、周囲も問題意識を持ちながら、しかし、対処する事が出来ず、見逃してしまうと言う事が、間々有るものです。
 本当であれば、早い段階でしっかりと面談でも行い、問題意識をしっかりと提示して、向き合って行くべきなのですが、どうにもそう言ったチャンスは、見逃し易いものです。
 悪魔の影響力と言うのは、結構感染力が強いもので、周囲もネガティブな影響を受けて、職場のモラルがどんどん悪化してしまう事になります。

 ここまで来ると、もう、穏やかな対処ではどうにもなりません。
 職場環境の中で、悪魔の影響力が広がり、大きな問題となった状態。
 これが、【社会機能の悪魔】と言う奴です。

 事態はどんどんエスカレートして行き、最終的には、決して無視出来ないレベルの大きなトラブルが発生します。

 例えば、大袈裟に言えば、死者が出たりする。

 大問題です。
 当然、看過されるものでは有りません。我慢すれば良いとか、フォローすれば良いとか、そう言うレベルでは有りません。
 警察の調査が入り、ニュースになって社会に知れ渡る事にもなるでしょう。

 こう言ったものが、【16番塔】の【破壊の作用】です。

 まあ、ちょっと大袈裟な例えでしたが……

 【16番塔】の作用は、相当に破壊的です。
 かなりの痛みが伴いますし、事によっては多くのモノを失うでしょう。
 でも、悪魔を生み出してしまい、向き合う事もせずに、そこまで育ててしまったのであれば、少し冷たい言い方かも知れませんが、仕方の無い事かも知れませんね。

 これが、【対悪魔最終手段】です。
 最後は力技。
 【全部ぶっ壊してしまえ】です。



 さて、本編はお終いです。

 最後に、何故ここまで、このシリーズを書こうと思ったのかを、書き留めておきます。

 まず、タロット講座、及びタロットe-ラーニング講座(現在はテスト版)を受講された方達の為の、補足テキストとしてです。

 占い師を目指すならば、いずれ必ず、ここで取り扱ったテーマを、現実問題として、向き合うべき時が来ます。
 心して備えて下さい。その時になって対処するのでは、殆どの場合で遅すぎます。

 他人様の人生に関与すると言うのは、本来【大それた事】です。
 僭越ながら、そう言った仕事に従事すると言うならば、まずは自分自身の事を、しっかりと治める事が出来るよう、心掛けましょう。
 特に、傲慢の悪魔には要注意。
 【我々占い師は、先生様などでは有りません。】
 
思い上がらぬように。
 この点は、私も改めて、肝に銘じたい思います。


 それと……
 最近の社会的な風潮が、ちょっと気に掛かりまして。
 何事にも、リバウンドと言うものは存在します。
 人権主義を声高に叫び、絶対正義として振り上げると、必ず内外に影を落とす事になります。
 光や愛を声高に叫び、絶対真理として振り上げると、返って影が濃くなる事が有ります。
 人権は大切。平和も大切。平等も大切。光も愛も、許しも感謝も大切。
 なればこそ、その対極に生まれる影を、攻撃的に排除しようとはせず、ちゃんと向き合い、統合するように心掛けて行きたい所です。
 影には、影なりの存在理由が有ります。光が見落とした大切なものが、そこには存在します。
 扱いを疎かにすると、いずれ【16番塔】が猛威を振るう事になりますからね。


 嗚呼! 占い師如きが、口幅ったい!

 僭越に過ぎました。どうか、ご容赦下さい。

 取り合えず、今回のシリーズは、以上で終了です。

 今回の内容を掘り下げたワークショップ【短期魔法学校】は、秋頃。多分、9月か10月頃に開講する予定です。

 では、また(^^)/






Last updated  2017/07/26 05:40:53 AM
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2017/07/12
ども、トキワです。(^^)/

 【1番 魔術師】からスタートした、シリーズ更新。
 今回で五回目です。

 バックナンバーは以下の通り。
 一回目【1番 魔術師】←魔術・魔術師ってなんだろうの回。
 二回目【15番 悪魔】←悪魔ってなんだろうの回。
 三回目【8番 剛毅】←【悪魔喚起】の目的ってなんだろうの回。
 四回目【9番 隠者】←【自己の探求】ってなんだろうの回。

 さて今回は、もう一度【15番 悪魔】のカードに戻って、いわゆる【悪魔】と呼ばれるもの達について、少し掘り下げて行きたいと思います。

 シリーズ更新第二回目【15番 悪魔】でもご説明しましたが、つまる所【悪魔】と言うのは、自分自身が嫌煙し、忌避した【ネガティブな想い】が、【自己の全体性】から切り離され、制御を失う事によって生じるものです。
 個人の内側に生じるものを【内なる悪魔】。社会構造の中で生じるものを【社会機能の悪魔】と分類して、ご説明しましたね。

 さて、そんな【悪魔】達なのですが、実際、どんなのが、どれだけ居るのか、って部分について、今回はお話して行きたいと思うのです。

 悪魔とは何ぞや? どれだけの悪魔が居るのか。どんな悪魔が居るのか。

 こう言った事を詳しく突き詰める【悪魔学】なるものが、一応存在しています。
 一応、キリスト教神学の、一分野と言う位置付けになるんですかね。
 キリスト教的世界観の中で、敵対勢力として重要な立ち位置を担っている【悪魔】さん達なので、その実態を知っておこうと言う感じで、学問的に研究がなされている訳です。

 詳しくは、それはもう難しい話なので省きますが。
 いわく、兎に角悪魔は、沢山居るって事になっています。
 全人類より多いらしいですよ。

 学説によって異なりますが、筆頭には、かの有名な【サタン】或いは【ルシファー】が居て、その下にベルゼブブやアシュタロテと言った大悪魔達が居て、その下に、細々とした悪魔の軍団が居て。
 そんな組織構造の中、人類を貶める為に、日々、業務に取り組んでいるとの事です。

 悪魔さん達も、大変そうですね。(´・ω・)

 さて、ここで論じる【悪魔】は、キリスト教神学における【悪魔学】とは一線を画するものでは有りますが、それでも、【悪魔学】における【悪魔の組織論】は、多いに関連して来ます。

 そもそも、人間の【想い】や【感情】と言ったものは、かなり複雑なものであり、また、多様なものでも有ります。
 全ての感情は、個別に存在している訳では無く、隣接する感情と明確な境界線も有りません。
 全ての感情の間に境界線が無い以上、それは、大きな一つの存在と見る事も出来るでしょう。
 しかし、境界線は無いにしても、感情のある一点をクローズアップして見れば、部分部分が相当に違う事も分かります。
 例えるならば、色のグラデーション見たいなものでしょうかね。

 

 人間が嫌煙し、忌避する感情と言うのは、当然一種類、一つのものでは有りません。
 日常生活の中で、とても多くの感情や想いが、制御不能な深い領域へと沈み込んで行きます。
 その繰り返しの中で堆積した、【ネガティブな感情・心的エネルギー】は、見ようによっては、大きな一つの存在であり、また、有る部分をクローズアップして見るならば、個別の多くの存在とも捉える事が出来るでしょう。

 そして、深みに堆積した【ネガティブな感情・心的エネルギー】を、一つの大きな存在として捉え、それを【悪魔】として認識するならば、それが【悪魔の君主】である【サタン】と言う事になります。
 逆に、それを個別の多くの存在として捉えるならば、それが、時に人類よりも多いとされる【悪魔の軍団】と言う事になる訳です。

 さて、シリーズ三回目【8番 剛毅】でお話ししたように、魔術師達は、【自己の全体性】を取り戻す為に、【悪魔喚起】と言う術式を用い、自分の内なる悪魔に呼び掛けて、これと向き合おうとします。

 その際、仮に【一つの大きな存在であるサタン】を呼び出すとしましょう。
 それと向き合い、【自己の全体性】に回収しようとなると、それはもう、とても出来たものでは有りません。
 長年の間、溜まりに溜まった、苦手の集合体を相手にする訳ですから、あっと言う間に【自我】が喰い潰されてしまうでしょう。
 喰い潰されるのは【自己】では有りませんよ。【自我】の方です。

 魔術師達は、そう言った事態を避ける為に、多くの場合で、個別の小さな悪魔を選んで、呼び出し、向き合う事になるのです。

 で、問題になるのが、どの程度小分けにするのか、と言う点です。

 まあ、任意ですね。魔術師の好みに寄ります。

 とは言え、雛型が有ると、とても助かります。

 そこで、伝統的な区分けを用いて、悪魔を喚起する事が多くなります。

 有名所では、ソロモンの72柱の悪魔。
 【ソロモンの小鍵】と呼ばれる古典の魔術書が存在するのですが、そこで言及されている72柱の悪魔に則って、【ネガティブな感情・心的エネルギー】の総合体を切り分け、個別に呼び出して向き合ったりする訳です。

 この、小さな悪魔を個別に呼び出すには、いくつか大切なポイントが有るのですが、この部分は、次回の更新で取り扱いますので、今回は省略する事としましょう。

 72分類でも、悪魔は厄介である事に代わりが有りません。
 事によっては、もっと細かく切り分けた方が(比較的)安全に作業が行えるでしょう。

 【ネガティブな感情・心的エネルギー】の全体が【サタン】。
 細かく切り分けたものが【悪魔の軍団】。
 ちなみに、中間管理職的な存在も居ます。

 いわゆる【七大悪魔】と呼ばれる、強大な悪魔達です。
 色のグラデーションで例えるならば、虹の七色に分類した感じですね。

 この【七大悪魔】達は、いわゆる【七つの大罪】と呼ばれるものに対応しています。
 先日、フェイスブックの方で、【七つの大罪】を題材に扱った記事をシェアしました。本論とは、見解が異なる部分も有りますが、とても参考になる記事なので、是非ともご覧下さい。

 七つの大罪とは以下の通り。七大悪魔と関連させて記述します。

 傲慢-ルシファー
 要は、思い上がりの事です。自らが、他よりも優れていると思い込む。或いは、自分は特別だと思い込む。勿論、人間には有りがちな感情ですし、プライド(自尊心)は、自己を立脚させる為には重要な要素と言えます。
 しかし、悪魔と化したプライドは、自己の制御を離れ、自己破滅的な思い上がりと、鼻持ちならない自己顕示欲を示す事が多くなる傾向が有ります。
 この悪魔は、何故生まれるのか。
 劣等感と、自己肯定感の欠如です。人に認めて欲しいと言う願いが抑制される事によって、悪魔化する傾向が有ります。自分が特別で無いと、周囲に認められない。優れていないと価値が無い。自分が、自分に対して、そう言った評価基準でプレッシャーを与え、その評価基準を満たしていないと判断した部分を排除しようとすると、結果的に傲慢の悪魔が生まれてきます。
 【優越感・劣等感コンプレックス】と呼ばれるものが、この傲慢の悪魔に関連して来ます。
 ちなみに、七つの大罪の中で、最も厄介なのがこいつです。
 【自己の全体性】から切り離される前までは、より優れた存在になろうと言う、純粋な向上心であり、自他を素直に肯定して受け入れようとする心でした。


 憤怒-サタン
 要は、抑え切れない、激しい怒りです。
 この悪魔は何故生まれるのか。
 フェイスブックでシェアした記事では、その背景に恐れとパニックが有ると指摘していましたが、本論では、【正しさが成されない事に対する理不尽な思い】【正しさが認められない事に対する悲しみ】が有ると考えます。勿論、恐れとパニックも重要な要素と言えるでしょう。
 自分の中に、【絶対的な正しさが存在する】と言う思いがあり、そして、その正しさが成されない時に生じる【理不尽だ】と思う気持ちや、【悲しみ】が過度に抑制されると、結果的に自己破滅的な激情が生み出される事になります。
 注意すべきは。
 いつも激しく怒っているような人が居た場合、その人が憤怒の悪魔に支配されていると考えてしまいがちですが、実際には多くの場合で、それは傲慢の悪魔の仕業だったりします。
 むしろ、普段怒りの感情を発露させない人の方が、憤怒に悪魔に囚われている場合が多い。
 静かな憤怒、静かな激情は、暗に剣を持って、怒りの対象を破滅に追いやろうとします。
 七つの大罪の中で、最も攻撃的なのがこいつです。と言うより、直接的に相手を排除しようとするのは、殆どこいつです。
 憤怒の悪魔にとって、その攻撃は、【正しく無い存在の排除=正義の鉄槌】と言う解釈なんですね。
 【自己の全体性】から切り離される前までは、より正しく有ろうとする、純粋な正義の心でした。

 嫉妬-レヴィアタン 
 要は、他者の持っているものを欲しがる、妬みの心です。
 この悪魔は、何故生まれるのか。
 フェイスブックでシェアした記事では、自分自身に足りないものが有ると言う謙虚な自覚と、足りないものを補おうとする良い意味での野心が、何らかの理由で捻じれてしまい、生じると分析されています。
 本論では、それに合わせ、公平・平等を求める気持ちが背景にあり、それが成されていない事に対する【理不尽】と言う感覚が、嫉妬の悪魔を生む原因であると考えます。
 つまり、【自己の全体性】から切り離される前までは、自己の未熟を謙虚に自覚し、足りないものを補おうとする向上心と、公平・平等を求める純粋な心だった訳ですね。
 嫉妬の悪魔は、自分を【持たざるもの】だと思い込んでいます。その為、【持てるもの】を強く妬みます。それはフェアでは無い。ズルいと感じている。平等である為に、それが欲しい。
 一応、フェアを求めている為、同じものを持つ事が出来れば、殆どの場合で満足します。
 自分だけが持っている状態を狙って来るのは、嫉妬の悪魔では無く、他者より優れたいと願う傲慢の悪魔です。
 嫉妬の悪魔は、自分に比較して【持たざるもの】を憐れむ傾向に有ります。
 ただ、この【憐れみ】は、どちらかと言うと相手の為のものでは無く、自分の妬みを正当化する為のものだったりします。

 怠惰-ベルフェゴール
 要は、やる気を起こさず、色々な事を怠る事です。
 フェイスブックでシェアした記事では、失敗への恐れ。行動を起こした際の、周囲の低評価への恐れが背景にあるだろうと分析しています。
 本論では、【失望】が怠惰の悪魔を生み出す、主要因であると考えます。
 【失望】とは、希望を失う事。つまり、何をやっても無駄だと言う考えや思いです。
 突き詰めて言えば、【希望】を持って動いたとして、しかし、結果を得る事が出来ず、そこで【失望】する事になるかも知れない。と言う【恐れ】を抱いている訳ですね。そんな恐い事になる位なら、初めから【希望】等持たず、動かなければ良い。そうすれば、失望する事も無いだろう。
 そんな思いが、怠惰の悪魔の発生原因です。
 【希望】と【失望】は表裏一体
 ここで嫌煙され、忌避され、切り離された感情と言うのは、【失望】と【希望】の両方なのかも知れません。
 つまり、【自己の全体性】から切り離される前までは、【希望】と、それを達成する為の、努力する心だった訳です。

 強欲-マモン
 要は、多くの物を欲しがる欲深さです。
 この悪魔は、嫉妬の悪魔や、暴食の悪魔に少し似ています。
 強欲の悪魔は、出来るだけ多くのものを【所有】しようとします。
 他者より優れる為に、多くの物を欲しがっているならば、それは傲慢の悪魔の仕業です。
 自分の持っていない物。他者の持っている物を求めるならば、それは嫉妬の悪魔の仕業です。
 しかし、強欲の悪魔は、他者より優れる事を求めている訳でも無く、他者が持っているから求めている訳でも有りません。
 強欲の悪魔は、だた、出来るだけ多くのものを【所有】したいのです。
 それは何故か。
 【不安】が原因です。多くを持っていないと、何かが有った時に、自分が壊れてしまうかも知れない。そんな不安を、強欲の悪魔は、常に感じています。
 つまり、強欲の悪魔が本当に求めているものは【安心】なんですね。
 使わないお金を多く溜め込む人が居ます。金持ちを羨んで、お金を溜め込むならば嫉妬。他者より多くのお金を溜め込む事で自尊心を満たしたいならば、傲慢。
 何かが有った時。例えば、急に病気になった。職場をグビになった。年老いて自由が利かなくなった。そんな事が有るかも知れない。そんな不安を抱いて、物を溜め込もうとするのが強欲です。
 【自己の全体性】から切り離される前までは、純粋に安心を求め、予め備えをしようと言う、実に賢明な心でした。
 ところが、悪魔化すると、不安が故に、必要性が無いものまで、溜め込もうとする傾向が現れます。
 そして、溜めたものを、使わなくなってしまいます。手放す事が不安なのです。
 急な病気に備えてお金を貯めていたはずなのに、病気になっても、治療費をケチってしまう。
 いわく【何かが有った時の為に……】。今がその時なんですけどね。

 暴食-ベルゼブブ
 要は、兎に角食べまくると言う事です。
 暴食の悪魔は、強欲の悪魔と少し似ています。
 暴食と言うと、食べ物を貪るイメージが強いかと思いますが、厳密には、食べ物に限った話では有りません。
 暴食の悪魔が生まれる原因は、飢餓感です。
 飢えて乾いている。飢えていては、生きて行く事が出来ません。
 つまり、暴食の悪魔は、生存本能にも由来しているのです。
 但し、それは肉体の話だけでは無く、精神的な部分に関しても言えます。
 愛に飢えていれば、他者の愛を貪る。これも暴食の悪魔の特徴です。
 強欲の悪魔は、【不安】を原因にして、多くのものを求め、【所有】しようとしていました。【所有】が目的なので、得たものを消費する事は有りません。
 暴食の悪魔は、【飢餓感】が原因になって、多くの物を求めます。しかし、【所有】が目的では有りません。飢えている訳ですから、兎に角食べなければなりません。つまり、暴食の悪魔は【消費】する事が目的となって、多くのものを求めるです。
 そして悲しいかな。いくら食べても満たされない。これが、暴食の悪魔の特徴です。
 【自己の全体性】から切り離される前までは、満たされて、大きくなりたいと言う気持ちでした。
 つまり、暴食の悪魔は、【子供の悪魔】です。

 色欲-アスモデウス
 要は、SEX等を求める肉欲ですね。
 多くの場合で、【愛情の不足】が原因であり、肉欲によって【愛情不足】を補おうとしていると解釈される事が多いかと思います。
 しかしここは、注意が必要。
 【不足感】は【飢餓感】ですので、【愛情不足】を肉欲で満たそうとするのは、暴食の悪魔の働きです。
 色欲の悪魔自体は、別に飢えてはいません。
 単純に【楽しさ】や【喜び】を求めて動くのです。
 人生の【楽しさ】や【喜び】を求めた結果、肉欲に伴う【快楽】に溺れると言った感じでしょうか。
 つまり、色欲の悪魔は、必ずしもSEX等の性的な事ばかりを求めるとは限りません。
 自分に快楽を与えてくれるものならば、何でも求めます。
 例えば、麻薬等によって快楽を求めるのも、色欲の悪魔の働きです。
 ギャンブル等によって快感を求めるのも、色欲の悪魔の働きです。
 【自己の全体性】から切り離される前までは、それこそごく単純に、【楽しさ】や【喜び】を求めて動く心でした。例えば、友達と遊んだり、スポーツをしたり、趣味に興じたり。
 しかし、悪魔化すると、極端に、直接的な【快楽】を求めるようになります。
 直接的な快楽を求める為、それまでの過程は考慮せず、SEXや麻薬と言った、快楽直結の事柄に傾倒する傾向が有る訳ですね。

 以上、散文的ながら、七大悪魔と、七つの大罪のお話でした。
 いつも長い文章になってしまいますが、今回は輪をかけて長くなってしまいました。
 でも本当は、七大悪魔の所なんか、もっと詳しく書きたい所だったりします。
 でも、今日はこの位で我慢。短時間で書いたので、統一性が取れず、少し心残りです。

 まあ、まだシリーズが続きますので、その中でフォローして行きましょう。
 今回、七大悪魔:七つの大罪について、一つずつご説明した理由は、また次回にお話ししましょう。

 文章構成に少し不満が有る為、後日、修正するかも知れません。

 ここまで読んだ方は、本当に忍耐力が有りますね。(^^; 素晴らしい。


 では、また次回。(^^)/






Last updated  2017/07/13 01:44:13 AM
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2017/07/05
ども、トキワです。(^^)/

 【1番 魔術師】からスタートしたシリーズ更新。
 今回で四回目です。

 これまでのシリーズのリンクはこちら。。

 一回目【1番 魔術師】←魔術・魔術師ってなんだろうの回。
 二回目【15番 悪魔】←悪魔ってなんだろうの回。
 三回目【8番 剛毅】←【悪魔喚起】の目的ってなんだろうの回。
 四回目 ここ
 五回目【いわゆる悪魔の実態】

 今回のテーマカードは、【9番 隠者】。

 今回は、この【9番 隠者】のカードを扱いながら、どうやって、【自分の中心】=【自己】を把握し、そこに立脚するのかを考えて見ましょう。

 

 【自分の中心=自己】については、前回の更新【8番 剛毅】でも少し触れました。

 【本当の自分】なんて書くと、少し大袈裟に聞こえるかも知れませんが、でもまあ、そんな感じです。
 【自分の全体性】の中心であり、その主人であるもの。
 それが【自己】
 唯一無二で、揺るぎの無い存在では有るのですが、こいつがなかなか難しい。

 と言うのも、【自己】自体は、相当【無個性な存在】なんです。
 んなバカな! と思われるかも知れませんが、でもまあ、そんな感じなんです。
 詳しくご説明すると相当長くなってしまう為、今回は説明を省きますが、ワークショップをする時には、詳しくお話する事が出来るかと思います。

 ちなみに、個性を持つのは【自己】では無く、【自我】と呼ばれる部分です。
 【自我】は、多数の領域である社会の中で働く【心的機能】である為、社会の中で埋もれる事が無いように、自分の独特性を主張する必要が有ります。
 その際に生まれて来るのが【個性】ですね。

 ゆえに・・・個性は個人の特定に役立つ事は有っても、実は、自己の特定には役立ちません。
 
 【自己は無個性】
 つまり、あなたの自己と私の自己は、殆ど・・・と言うよりも、全く同じ姿をしているのです。
 その為、特定が難しい。

 どんな風にイメージすれば良いのでしょうか。
 白いキャンパスの中から、白い絵の具を探すとでも言いましょうか。
 まあ、そんな感じです。

 自分の中から無個性を探せと言うのも、なかなか無茶な話ですよね。

 さてしかし、【自己は無個性】だからと言って、無力では有りませんし、恐らく無意味でも有りません。むしろ、無個性だからこそ、揺ぎ無く、唯一無二を保つ事が出来るのでしょう。

 そんな【自己】を、どのように捉えて、そこに立脚すれば良いと言うのか。

 直接的な方法は、恐らく存在していません。

 間接的な方法で、アプローチする必要が有ります。(自分自身なのに……)

 そこで、【9番 隠者】です。

 【9番 隠者】は内省。省みるべき時を暗示します。
 隠者は、自分自身を見つめ直す為に、幾つかの手段を用いる事になります。

 一つは、自分が投影した【影】を見つめる事。
 もう一つは、反響が一切無い場所に、自分自身を置く事です。

 【影】は、自分自身では有りませんが、自分自身の輪郭を映し出します。それを見つめて、自分の全体像を想像します。
 この場合の【影】は、心理学等で言われる【影・シャドウ】と置き換えて考えても良いでしょう。
 目の前の人に、自分の影が投影されて、それを見る事になるかも知れません。

 【反響が一切無い場所】と言うのは、つまり、自分以外誰も居ない場所だと考えて下さい。
 自分以外に誰も居ない時に、自分はどのように考え、どのように振舞っているのか。それを観察します。
 但し、自分以外に誰も居ないと言うのは、物理的な条件だけを示しているのでは無く、精神的な条件も加える必要が有ります。
 つまり、心の中でも、誰も居ない状態を作らなければならない。
 誰も居なければ、多の領域である社会を相手にすべき【自我】が、機能を停止しますからね。
 普段は静かな【自己】が、その存在感を増して来る事になるでしょう。

 【9番 隠者】は、これらの手段を用いて、【自己の全体性】の回復を図ります。
 そして、【10番 運命の輪】への突入に備える訳ですね。

 とっても簡単に、とてもシンプルに書けば、まあこんな感じです。
 しかし、読んでお分かり頂けるかと思いますが、結構無理筋な話でも有ります。

 完璧に成し遂げるのは難しい。もし、成し遂げる事が出来たとなれば、それはもはや悟りの境地。
 人間辞めてしまう事になるかも知れません。

 パーフェクトである必要は有りません。出来る範囲で少しずつ、【自己】を捉えて行く事になります。
 少しずつでも、【自己】を感じ、捉える事が出来れば、【全体性】は回復して行くでしょう。

 どうやって、【自分の中心】=【自己】を把握し、そこに立脚するのかと言うのは、まあ、こんな感じのお話です。
 途中のご説明をかなり省略してしまった為、今までに増して分かり難い所が有るかと思いますが、今は何と無くイメージして頂くので充分かと思います。
 詳しくお知りになりたい場合は、いつか開催するであろうワークショップにご期待下さい。


 さて……
 終わると思ったじゃろ。
 残念。もう少し続くんじゃ。

 【自己】は自分の中心であり、主人です。
 無個性で、独立、自己完結している存在でも有る為、【自己】自身は、社会との直接的なやり取りが出来ません。
 この【自己】に代わり、多数の領域である社会とのやり取りに従事するのが、【自我】と呼ばれる【心的機能】です。
 【自己】が主で、【自我】が従者。
 【自我】は、【自己】の為に、全てを行います。
 本来であれば、です。

 しかし、【自我】が【自己】の存在を無視して、勝手に動き出す事が有ります。
 【自己】を見失うと発生する現象です。
 これが結構厄介。
 多くの場合で、自分にとっても、他者にとっても、面倒な事をしでかします。
 よく、問題の有る人を指して【自我が強い】と言ったりしますが……
 つまり、【自我】が主人である【自己】を見失い、暴走した状態です。

 【自我】は、魔術師です。
 魔術師は、目的を達成する為の手段・技術論です。
 つまり、【魔術師】は、目的そのものではありません。

 【自己】は、【0番 愚者】です。
 【愚者】は魂。自分と言う存在の中心。唯一で揺ぎ無く、目的を生み出すものです。

 【魔術師(自我)】は、【愚者(自己)】と共に在る事によって、【目的を達成する為の手段】として機能する事が出来ます。

 【魔術師(自我)】は、揺ぎ無き【愚者(自己)】と共に在る事によって、【悪魔(制御を失った心の一部)】を喚起し、適切に使役する事が出来ます。

 しかし、【魔術師(自我)】が、自分の中心である【愚者(自己)】を見失うと、【悪魔(制御を失った心の一部)】【魔術師(自我)】を支配しはじめます。

 魂を失った魔術師の寓話ですね。

 そうならない為にも、【9番 隠者】のように、【魂の本質(愚者:自己)】を探し求める訳です。


 と言う訳で、自分が嫌煙し、忌避した事によって、自分から切り離された【ネガティブな自分の心の一部=悪魔】を喚起し、それを自分に統合する為には、その前段階として、【自分の中心=自己】を捉え直さなければならない訳です。


 ん~……(-ω-)
 魔術師って、面倒臭い事ばっかりですよね。

 でも、魔術なんて大層怪しい話を別にしても、大切な話では有ります。

 以上。本日はここまでです。
 長い話になりました。
 ここまでお読み下さった方の素晴らしい忍耐力を心から称えます。

 では、また次回(^^)/






Last updated  2017/07/12 04:45:00 AM
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2017/06/28
ども、トキワです。(^^)/

 【1番 魔術師】からスタートしたシリーズ更新。
 今回で三回目です。

 初回【1番 魔術師】では、魔術とは何か。魔術師とは何かと言うお話をしました。
 二回目【15番 悪魔】では、悪魔とは何かと言うお話をしました。
 三回目 これ
  ※四回目【9番 隠者】
  ※五回目【いわゆる悪魔の実態】  

 三回目のテーマカードは【8番 剛毅】です。

 まずは【剛毅】のカードについて、ちょっとご説明。

 【8番 剛毅】と記述しましたが、これは近代のナンバリングを採用しています。
 15世紀発祥の古典的タロットでは、【剛毅】のナンバリングは11番となっています。
 18世紀ごろに、とある事情で、とある魔術師が、【剛毅】と【正義】のナンバリングを入れ替えました。
 詳しい事情のご説明は省きますが、現在でも議論の的になっています。

 今回、【8番 剛毅】のナンバリングを採用したのは、タロット講座でこのナンバリングを基準として解説しているからと言うのも有りますが、今回のシリーズを進めるにあたり、下図を参考としたいからでも有ります。



 【0番 愚者】を別格に置き、ナンバリング1~7を下層に配置。
 8~14を中層に、15~21までを上層に配置します。
 これを、大アルカナの三階層構造と呼び、縦列の関係性に注目して、カードを読み解いて行くと言う手法が有るのです。

 この構図の、赤く囲った部分に注目しましょう。
 下層から順番に、【1番 魔術師】【8番 剛毅】【15番 悪魔】の並びになっています。
 【1番 魔術師】から始めた今回のシリーズは、実はこの部分のお話なのです。

 では、【8番 剛毅】について、お話ししましょう。



 白い衣を纏った女性が、猛獣である獅子の口を抑えている構図です。

 ここで描かれている女性は、魔術の業界等で言う、所謂【ハイヤーセルフ(高次の自己)】と呼ばれるものだとされています。
 まあ、この部分は、色々な立場から、色々な呼び方をされるものでしょう。
 単純に【セルフ(自己)】と呼んでも良いし、【カーディアンエンジェル】とか呼んでも構いません。
 ここは厳密さに拘らず、兎に角【自分の内側に存在する、心の中心であり、主体】だと考えて下さい。

 そして、その女性が手懐けている【猛獣:獅子】は、【我々の内側に存在する、荒れ狂う感情・心的エネルギー】で有ると考えられています。
 これも、今は好きに呼びましょう。
 【インナービースト】でも良いですし、【シャドウ】でも良いですし、【内なる悪魔】でも構いません。

 【8番 剛毅】による構図は、【我々の内側に存在する、心の中心であり、主体である自己】が、【内なる獣】と向き合い、それを受け入れ、且つ制御していると言う事を示すものだとされています。

 描かれている女性は、両手で獣の口を抑えこんでいるように見えますが、これは力尽くでは無く、そっと優しく手を添えているだけです。
 獣も、女性に歯向かっている訳では有りません。
 よく見ると、獣の尻尾が、両足の間に引っ込められていますね。
 これは、獣が服従している様を示していると言われています。

 【剛毅】とは、強さの事です。

 その強さは、敵を倒す【破壊力】では有りません。勿論、破壊的に使おうと思えば、そう出来る力では有ります。
 しかし、【剛毅】によって示される力と言うのは、自らが向き合うべきものに、向き合える強い精神性の事であり、ネガティブな物を相手にし、受け支えたとしても、折れる事の無い心の強さを暗示するものなのです。

 更に言えば、手懐けた獣と和解する事に成功すれば、その獣の力は、完全に自己へと同化され、その力を行使する事さえ出来ます。
 それもそのはず。
 【剛毅】によって描かれている【獣】は、自分の心的エネルギーの一部に他なりません。
 これまで嫌煙し、忌避して来た、【自分の心の一部】です。
 
 自己から切り離され、制御を失い、悲しみと怒りの中で暴走した心的エネルギー。
 これを、何と言うのでしたでしょうか。
 前回【15番 悪魔】の際にお話ししましたね。
 これを、【悪魔】と呼びます。

 さあ、ここで、【1番 魔術師】の時の話に戻ります。

 何故、魔術師達は、【悪魔喚起】と言う術式を用い、悪魔に呼び掛けるのか。

 【願望成就】の為?
 そう言った目的で、悪魔に呼び掛けようとする人も居るかも知れません。

 しかし、本来の目的は、自分の内側にあって、己の臆病さ故に、かつて追放してしまった【自分の心の一部】と向き合い直す為に行われる技法です。

 その最終目的は、【切り離された心の一部】を、【自己】へと統合し、【自己の全体性】を取り戻す事に有ります。

 【8番 剛毅】のカードは、その作業を暗示するものなのです。
 なので、三階層構造において、【1番 魔術師】と【15番 悪魔】の間に位置している訳ですね。

 勿論、【悪魔喚起】の術式は、簡単なものでは有りませんし、危険の伴う作業です。
 何せ、相手は【悪魔】ですからね。自分の弱点を凝縮したような存在です。
 生半可な姿勢で、相手に出来る存在では有りません。

 魔法使いが、悪魔を召喚して、願いを叶えると言う寓話は、とても示唆深いものです。
 魔法使いは、自分が充分に、悪魔を支配出来ていると思い込んでしまう。
 その思い上がりが、既に、落とし穴になっている場合が多いのです。
 悪魔は巧妙に、魔法使いの支配に従っているフリをしながら、魔法使いをコントロールしてしまう。
 いわゆる【悪魔に魂を奪われた状態】になってしまう訳です。

 魔術の業界でも、【悪魔喚起】の術式は、【アデプト(達人)】と呼ばれるレベルに達しないと、なかなか実践される事が有りません。
 ちなみに、【アデプト】と言うのは、【聖守護天使との邂逅】を成し遂げる事によって得られる位階とされています。
 【聖守護天使】。なかなか大仰な呼び方ですが、つまりは【剛毅】に描かれた女性。つまり、【自分の内側に存在する、心の中心にして、主体である自己】の事です。
 【自分の中心】を把握し、そこに立脚してこそ、悪魔やら何やかと向き合う事が出来るようになる訳です。

 と言った感じで、本日はここまで。

 今後の予定としては・・・

 どうやって、【自分の中心】=【自己】を把握し、そこに立脚するのか。
 【内なる悪魔】と向き合い、統合すると言う【悪魔喚起】の術式と言うのは、具体的にどのような事を行うのか。
 【悪魔】とは、どんな奴らなのか。【悪魔の軍団】とは?【強大な悪魔】とは?
 【対悪魔最終手段】とは?

 こんな感じでお話して行く予定です。

 字面が【悪魔】ばっかりで、何とも怪しく感じるかも知れませんが、言い換えれば【自分の心のネガティブな側面】の事です。心理学な言葉を拝借するならば、自分の【影(シャドウ)】と読み替えても良いでしょう。

 ちなみに、現在シリーズものとして書かせて頂いている今回の内容は、いずれ、きゃっとてーるの不定期ワークショップ【ワイズワークス】で、より実践的にお伝えする予定が御座います。

 これまで構想は有ったものの、実行に移す事の無かった【短期魔術学校】のプロジェクト

 どうでしょう。

 皆さん、興味は御座いますか?(^^)

 それでは、また次回(^^)/






Last updated  2017/07/12 04:45:50 AM
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2017/06/21
ども、トキワです。(^^)/

タロットe‐ラーニング講座の中級編を作製中なのですが、これがなかなか進みません。
大アルカナ解説の時とは、また違った難しさが有りますね。
結構遅れている気がします。
う~ぬ・・・(--;

まあ、仕方が有りません。丁寧に作って行きたいと思います。


さて、前回はタロットカード大アルカナ【1番 魔術師】をテーマに更新をしました。
ここから暫く、シリーズものとして更新をして行きたいと思っています。

シリーズナンバー
一回目【1番 魔術師】
二回目 これ
三回目【8番 剛毅】
四回目【9番 隠者】
五回目【いわゆる悪魔の実態】


今回のテーマカードは、大アルカナ【15番 悪魔】です。

【悪魔】と聞くと、相当ネガティブなイメージを持たれるかと思います。
なんせ、【悪】な上に【魔】な訳ですからね。
厄介な臭いがプンプンします。

実践上の読み解きの際にも、かなりハードな運命性と判断する事が多いでしょう。

しかし、運命の性質を暗示する【大アルカナ】には、本来、吉凶や善悪は存在しません。

そこに存在するのは、性質や機能・作用。
この世界に存在する、純然たる【原理】の一部を暗示するものです。

【15番 悪魔】のカードであっても、それは同じ事。
ネガティブなイメージを先行させて読み解いてしまうと、大きな勘違いを産んでしまうかも知れません。

【15番 悪魔】のカードを読み解く際のポイントは、【引力・重力】です。
物質的な物が寄り集まって、高い質量を持ち、それに伴って強い引力が発生する。
その為、良く作用するならば、必要な物を引き寄せると言う好意的な側面も存在するのです。

例えば、仕事が欲しいならば仕事が得られます。お金が欲しいならばお金が得られるでしょう。
相手からの気持ちを得たいならば、気持ちを惹き付ける事さえ可能です。
つまり、【15番 悪魔】のカードによって暗示される運命と言うのは、願望達成を促すと言う側面がある訳ですね。

さてしかし、勿論そんな旨い話だけで済む訳が有りません。

【悪魔】の持つ引力は、何でもかんでも引き寄せてしまう為、勿論、厄介な物事も呼び込みます。
しかも、引力が強い為、そこから引き離す事が出来なくなってしまうのです。
かなり粘着質な影響力を持っている訳ですね。

仕事を得て成功すると同時に、激しい妬みの感情を呼び寄せてしまう事も有るでしょう。
お金を得た後、手放す事が惜しくなり、守銭奴と化す場合も有ります。
人の気持ちを引き寄せると言っても、その気持ちが必ずしも快いものとは限りません。
また、悪魔の引力で引き寄せられたトラブルや負の感情は、粘着質に離れず、なかなか解消する事が出来なくなってしまうのです。

どのような、性質・機能・作用にも、人間にとって良い点と悪い点が含まれていると言う事です。

特に、悪魔の持つ影響力は、とても扱いが難しく、リスクが高いものですから、人間にとっては概ね厄介である事には変わりが無いのです。


さて・・・

寓話の中に、悪魔を呼び出して、願いを叶えてもらう魔法使いの話とかが有りますよね。
大体、その願いを叶えてもらった後に、悪魔に魂を取られてしまうような物語です。
時折、願いを叶えてもらった上で、悪魔を出し抜いて、魂を取られずに済むようなお話も有ります

その物語の中で描かれている【悪魔】とは、一体どのような存在なのか。

一般的には、我々の外なる存在で、知性を持ち、不可思議な魔力を持つ、恐ろしい存在と言ったイメージが有るかと思います。
そう言った【外なる悪魔】の存在も、魔術の話題としては、そこそこ重要なのですが、今回は横においておきましょう。

今回、話題として取り扱いたいのは、我々の内側に存在する【内なる悪魔】。或いは、我々が普段接している【社会の中の機能としての悪魔】についてです。

我々は、普段の日常生活の中で、色々とネガティブな想いを抱く事が有りますよね。
恨みや妬み、憎悪や慢心。倦怠感や恐れ。様々な種類の強烈な欲求等。

これらは、我々が人間である以上、至極当然に抱き得る感情です。

しかし多くの場合で、嫌煙され、忌避されてしまう感情でも有ります。
自分の中に、こう言った感情が浮かび上がって来ても、意識的であれ、無意識であれ、抑制しがちな感情群です。

これらの感情自体は、決して【悪魔】では有りません。

しかし、【自分の感情】として生まれて来たはずの、これらの想いを、強く抑制し、排除しようとし続けた場合、【自己からの乖離が発生してしまう場合が有ります。



そして、【自己】から切り離されてしまった【ネガティブな想い】は、自己の制御を離れ、無制御に動き出してしまう事になるのです。

この、【自己】から切り離され、自己の制御を失った【ネガティブな想い】が、【内なる悪魔】と言うものです。

この【内なる悪魔】は、人が人間として抱き得る、至極当然な感情の一つです。
つまり、【自分の一部】です。
それなのに、自分自身によって否定され、挙句の果てには、見えない所まで追放されてしまう。

その為、【内なる悪魔】は、【自己】に対して激しい反感を抱き、復讐を試みるようになるのです。

皆さんは、何かの問題が生じ、頭に血が昇った瞬間に、相手に対して、物理的であれ精神的であれ、激しい攻撃を加えてしまった事は無いでしょうか。

暴力を振るいたいと思っていた訳では無い。精神的に激しく傷付けたいと思った訳でも無い。
可能であるならば、その人とは仲良くしたい所でもあるし、そもそも、そんな言動をした所で、この問題が解決する訳では無い事も分かっている。

なのに、むしろ問題が悪化するような言動を取ってしまう。
そしてそれは、冷静に制御出来るものでは無く、爆発するかのように吹き出してしまう。

これが、【内なる悪魔】の、自己に対する反撃です。
これが、寓話における【悪魔に魂を奪われた状態】です。
所謂【魔が差す】と言うのは、つまりこう言う事です。

これが本当に厄介。

【悪魔】は、人の弱点を巧妙に突いてきますからね。
それもそのはず。
彼らは【自分自身の一部】な訳ですから、自分の弱点なんて知り尽くしているのです。
弱味を突いて隙を作り、その隙を突いて【自己の支配】を奪おうとする。
この悪魔はとても粘着質で、どうにもこうにも退治し難い。
それもそのはず。
彼らは【自分自身の一部】です。消す事なんて出来ません。
これが【内なる悪魔】です。

では、【社会の中の機能としての悪魔】とは何でしょうか。
これも、先ほどご説明した【内なる悪魔】と、生まれる過程が同じになります。
物事の構造を、人から社会に変えて考えれば良いだけの事。

つまり、社会の中で、嫌煙され、忌避されたもの達が、【社会の枠組み】から切り離され、【社会の制御】が効かなくなってしまったもの達の事です。

多くは【社会問題】とか呼ばれる形で、【社会機能の悪魔】の活動を見出す事が出来ます。

幾つか歴史的な例を上げて見ましょう。
禁酒法時代における密造酒と、マフィアの活性化。
キリスト教禁欲時代における、SMの勃興や、小児性愛の異常化やアングラ化。
グローバル至上主義の中に生じる、過激なナショナリズム。(ネオナチ等)

過度に嫌煙し、排斥しようとすると、結局の所、コントロールを失います。
厳しく締め付けようとすればする程、性質が異常化します。
結果、【社会機能の悪魔】と化し、【社会そのものの存立】を脅かす事になるのです。

そして、所謂【悪魔に魂を奪われた状態】も発生する事になります。

分かり易い例えは、【ナチスドイツ】でしょう。
第一次大戦に負けたドイツは、激しい抑圧の中に有りました。
その抑圧から生まれた【社会機能の悪魔】が、ナチス党、或いはヒトラーの存在に【象徴化】されて、吹き出した訳です。
ドイツと言う国家も、国際社会も、コントロールを完全に失い、国際社会の存立が脅かされる事になった訳です。

ここで、誤解される事を恐れずに言うならば。
確かに、【ナチスドイツ】や【ヒトラー】は、【社会機能の悪魔】として作用し、世界を脅かしました。
しかし、その【社会機能の悪魔】を生み出した【何か】の方が、罪が重いのではないかとも思うのです。

ちょっと話が長くなってしまいましたね。

まあ兎に角、【悪魔】と言うのは、こう言った具合に生まれてきます。
変な話、【悪魔】は、本人がそう望んで生まれてきた訳では無いんですね。
しかも、本人が望んでなった訳でも無い。
むしろ、【何か】に【悪魔】にされたのです。

いずれにせよ、【悪魔】が厄介な存在である事には、変わりが有りませんけどね。

さてそれでは、この厄介な【悪魔】に、どのように対処すれば良いのでしょうか。

それは、また次回のお話です。

※このシリーズは、結構長く続きそうです。(^^;






Last updated  2017/07/12 04:46:35 AM
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2017/06/14
ども、トキワです。(^^)/

火曜日定期更新を想定していたのですが、どうにもタイミングが悪く、水曜日に突入してしまいます。(・・?
と言う訳で、水曜日の更新に変更しましょう。

うん。そうしよう。

本日のテーマカードは、タロットカード大アルカナ1番の【魔術師】です。

※ちなみに、シリーズものになります。
一回目 これ
二回目【15番 悪魔】
三回目【8番 剛毅】
四回目【9番 隠者】
五回目【いわゆる悪魔の実態】
六回目【16番 塔】対悪魔最終手段

さて、皆さんは、【魔術師】と聞くと、どんなものをイメージするでしょうか。

怪しい黒装束を纏い、薄暗い小部屋の中で、奇妙な魔法陣を囲んで、謎の呪文を唱えている。
悪魔とか召喚しちゃったり、手から炎とかだしちゃったり。

そんなイメージかも知れませんね。

で、実際の所はどうなのかと言うと……





・・・あ~・・・うん。

然程イメージは違っていませんでしたね。(^^;

動画内で執り行われているのは、【薔薇十字の儀礼】と呼ばれるものです。
魔術儀礼に先立って行われる基本儀礼の一つで、場を浄化し、神聖な力を呼び込む為の、結界領域を構築する事が目的となります。

やはり、傍から見ると、とても怪しげですね。(^^;

さて、現代でもひっそりと活動している魔術師達ですが、彼らは、何を目的として、魔術を行っているのでしょうか。

魔術の業界にも、色々と流派みたいなものがあり、また、一人一人の動機は異なるものなので、一概に言える事では有りません。
ただ一つ、共通する事があるとすれば、それは【目的の達成の為】と言う事になるでしょう。

即物的・現世利益的な目的の為に、魔術に取り組む人も居れば、精神的な修養を目的として魔術に取り組む人も居ます。ある種の哲学体系として捉え、真理追及を目的とする人も居れば、物理的な世界に拘らない世界観の拡大を目的とする人も居るかと思います。
単に、【魔術ってカッコイイ】と言う、やや中二病じみた発想から取り組み始める人も、居るかも知れませんね。

いずれにせよ、【魔術】と呼ばれる技術体系は、それ自体が目的なのでは無く、それによって何を成し遂げるかと言う、あくまでも【手段】の一つなのです。

となれば、今度は【魔術に何が出来るのか】と言う問いが生まれてきます。
この問いに答えるのは結構難しい。

【呪うより殴れ】
とある、(その筋では)有名な魔術師さんの名言です。
なんかムカつく人が居たとしましょう。
腹立たしくて、ギャフンと言わせたい。
そんな時に、魔術的な、なんやかんやを行って、相手を呪うとします。
正直、効果の程は、いまいち良く分かんないものです。
例えば、車で事故って、修理代が高くついたとしても、それが呪いの効果なのか、単に本人が不運なだけなのか、見分けが付きませんからね。
その位の不運なら、日常、いくらでも起こり得るものです。
それで、溜飲が下がり、スッキリすると言うならば、自己満足であったとしても、まあ本人が良いならば良いのでしょう。

でも、自分の手で確実にギャフンと言わせたいならば、暗い部屋でちまちまやって無いで、直接本人を殴りに行った方が確実なのです。

例えば、手から炎を出せるようになりたいとします。
出来るかどうか分かりませんが、まあ、何十年も修行するんでしょうかね。

で、手から炎を出せるようになって、どうするのかって話です。
火が欲しいなら、ライターやマッチを使えば、直ぐにでも火は出せますからね。

お金が欲しいですか?
なら、働きましょう。
知恵が欲しいですか?
なら、勉強しましょう。
地位が欲しいですか?
なら、社会貢献を頑張りましょう。

身も蓋も無い話ですが、即物的な目的を達成する為ならば、魔術よりも、より現実的な方法なんて、沢山有るのです。

なので、現代においても真面目に魔術師やっている人達の多くは、現世的な利益を目的として魔術に従事する事は、殆ど無いのです。

さて、これまでお話しして来た【魔術】と言うのは、ある種の【体系】を持った、伝統的なもののお話でした。

タロットカード大アルカナ1番【魔術師】の話に戻すとして。

【魔術師】のカードによって言及される【魔術】は、その意味を、もう少し広く捉える事になります。

【魔術師】のカードにおける【魔術】は、目的を達成する為の技術・手段全般の事を意味します。
非日常的な話ばかりでは無く、むしろ、日常の中にある魔術に焦点を当てる事になるのです。

例えば、料理です。
そのままでは食べ難いものも、火や水を使う事によって、とても美味しい料理へと変化しますよね。
プロの料理は、それこそ魔法でも使ったかのように美味しかったりします。
食材や料理法に対する充分な知識と理解があり、どのように扱えば、どのような食感や味になるのかを熟知している。
だからこそ、イメージした通りに料理が出来上がる訳です。
この時、料理と言う技術と知恵の体系が【魔術】であり、その料理を行うものが【魔術師】なのです。

例えば、スマートフォン。
相手と離れていても意志疎通が可能となる上に、様々なお役立ち機能が有ります。
ナビを使って、自分が今何処に居るのかを知り、何処に行くべきかを知る事が出来る。
知りたいと思った事を、インターネット上の海から、直ぐにでも拾い上げる事が出来る。
最近では、離れた所にある電子機器を、遠隔的にコントロールする事も出来ますね。

テレパシーや遠隔透視。アカシックレコードからの情報取得。或いは、サイキック能力。
オカルトやスピリチュアルで言われるような事が、可能となるアイテムです。

それを開発し、作り出した人も、知識と技術を持った魔術師だと言えます。
スマートフォンは、魔術道具ですね。

と言った具合に、日常の世界の中にも、存外に魔術や魔術師が溢れているものなのです。
つまり、皆さんも、魔術師の資質をお持ちなのだと言う事です。

突き詰めて行く事が出来れば、思った以上に多くの物事を成し遂げる事が出来るかも知れません。
その事を暗示するのが、大アルカナ1番【魔術師】のカードと言う訳ですね。

さてさて・・・

冒頭に紹介した、伝統的な魔術についてなのですが。
もう少しクローズアップしてお話ししたいと思っています。

【悪魔の召喚】正確には【悪魔の喚起】

実際、魔術の体系の中には、悪魔に呼び掛ける術式と言うものが存在しています。
何故、魔術師達は、【悪魔】と向き合おうとするのでしょうか。
【悪魔】の持つ、邪悪で強力なエネルギーを利用して、何か悪い事を企んでいるのでしょうか?

この辺りは、結構誤解の多い部分です。
しかし、実はとても重要な部分です。それこそ、現代社会にも通じる部分が有ります。

この部分は、今回のシリーズものとして、次回お話しさせて頂きます。

それでは、また来週。(^^)/






Last updated  2017/08/09 05:28:14 PM
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2009/02/18
 こんばんは、皆さん。トキワです。(^^)/

 不定期な更新。
 思い立ったが吉日生活です。

 本日は、小アルカナカテゴリで、【剣】のスートと、その主題について考えて見ようと思います。

 【剣】の主題は、【コミュニケーション】と【メディア】。
 勿論、他にも色々とあるのですが、最も根本の意図としては、この二つが最も近い言語表現でしょう。

 【剣】は、情報の遣り取りに関する、全ての事象を管轄するのです。

 さて、小アルカナにおいて、【剣】のスートは、【凶】と判断されるカードが最も多いカード。
 タロットの中で、一番悲惨なカードも、【剣】のスートの中に有り。

 さて、何故【剣】のスートが、【凶】に転じ易いのか。
 つまり、何故【コミュニケーション】と【メディア】が、【凶】に転じ易いのかについて考えて見ようと思います。

 人は、相互にコミュニケーションを取る為に、主に【言葉】と言う【メディア】を使用します。
 では、【人】は何故、コミュニケーションを取るのか。
 それは、【人間】は、どうしても自分だけの力では、生きていけないからですね。
 どのような局面であっても、必ず【第三者】の介在無くしては、生きていけないモノなのです。
 そもそも、我々の身の回りには、自力で作ったモノでは無い物品が、かなり多く存在しているではありませんか。
 例えば、皆さんが見ているディスプレイだって、誰か他の人が作ったモノなのです。

 生きて行く上で、必要な情報を得たり、或いは、第三者に援助を要請する時に、コミュニケーションと言う遣り取りが必要になって来る訳です。

 生きる上での、必要な【力】ですね。

 しかし、この【コミュニケーション】と言う【力】は、時に人を悩まし、傷付ける存在でもあります。

 人間は、人間との関わりの中で、最も多くの問題に遭遇します。



 何故か!



 それは、【コミュニケーション】の媒体である【メディア】が、常に不完全だからです。

 人は、自分の意志を伝える時に、多くの場合【言葉】を使いますが・・・
 しかし、その【言葉】は、自分の意志を正確には伝えてくれません。
 そして、その【言葉】を受け取る人も、その【言葉】の主旨を、正しく理解出来ないモノです。
 この時、【言葉】を受け取った人が、正しい言葉が来たとは限らない。例え正しい言葉が来たとしても、それを正しく理解出来るとは限らないと言う事に気が付いていれば、あまり問題は起きません。

 が! しかし、多くの人は、その言葉を【真】とし、自分も【正しく理解出来ている】と思っているモノなのです。


 そして、誤解が生じ、テンヤワンヤ・・・大変な事になる訳ですねぇ。(--;

 
 【剣】のスートが、多くの【災い】を暗示しているのは、そう言った部分に拠ると考えられます。
 【メディア(情報を伝える全ての媒体の事)】は、人が想像する以上に、かなり大きな力を持っているモノなのです。
 そして、他のスートに比べ、最も【人】に向けられ易い力が【剣】のスートで暗示される部分なのです。
 故に、最も傷付き易いのが【剣】のスート。

 刃物ですから。
 扱いは、本来であれば、とても慎重でなければなりません。

 ほんの一言が、破壊的な影響力を持つ事があります。
 一言が多いだけで。或いは、一言が足りないだけで、問題が生じるのです。

 
 例えばですね。
 仕事の場面で【これ、やっといて】と言うよりも、一言足して【申し訳無いのだが、これ、やっといて】と言われるだけで、随分と印象が変わって来ますね。
 【ここ間違えていたよ】と指摘されるならば、まだ納得出来ても【ここ間違えていたよ。馬鹿じゃ無いの?】と言われたら、腹が立つのも当然。

 無駄な言葉と、足りない言葉。
 そして、前提として常にある【不完全な言葉】。
 これを理解して置く必要がある訳です。

 同時に、言葉を受け取る側も、心構えが必要。
 相手が何を言わんとしているのか。
 言葉通りに解釈していても、本来の趣旨から大きく外れている場合があります。


 人との交流【コミュニケーション】と言うのは、常に間違いだらけである事を忘れてはいけません。
 発信側も、受信側も。自分も、他人もです。
 ですが、その間違いだらけの【コミュニケーション】が【悪い】と言う訳ではありません。
 要は、それを認識して、解決の糸口を探すと言う事が重要なのです。
 そう言った、柔軟なフォローが出来るからこそ、人間のコミュニケーションとは、深みのあるモノなのです。


 で、ついでに申し上げるならば。

 【剣】のスートの中で、【悪い】と判断されるモノが出ても、つまりは、そう言った問題にどう対処するかと言う事なので、厳密な意味での【不運】とは限りませんよ。
 【剣】の凶カードが出たからと言って諦めていたら、何の成長もありません。また同じ問題で悩まされる時が来るだけです。

 【剣】とは【メディア】。つまりは【言葉】等。

 神は、言葉によって世界を創造したと言います。
 それだけの創造力がある。
 これは本当です。
 コミュニケーションを通して、人が、独力以上の創造を成すように。

 ですが、言葉によって創造された世界は、言葉によって破壊される事もあります。

 ご注意を。



 と! く! に!


 最近のメディア! 報道機関!!

 お前らプロだったら、もっと考えろや!!


 ・・・と、思う今日この頃です。

 勢いで書きました。反省します。(--;

 






Last updated  2009/02/19 01:49:51 AM
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