政治:経済:国際関係(シリーズ1)
こんばんは、皆さん。トキワです。(^^)/ 本当は、5月までお休みしようと思ったのですが、ちょっと日記を・・・ と言うより、最近興味を持って、色々と調べたり考えたりしている事の発表をして見たいと思います。 実は、この分野について書くのは、余り気が進まないのですよ。(^^; と言うのも、トキワは【占い師】と言う仕事柄、返って口を出したくない分野と言うのが有るのです。 【占い師】が話すと、何か野暮ったい・・・(--; 元々【占い師】と言う職業は、日陰でこっそりと行う仕事だと思っています。 勿論、この仕事に対して個人的な誇りを持っていますが、一般社会に向けて、胸を張るつもりは毛頭無い。 好きでやってる仕事ですしね。 さて、そんな理由から、出来るだけ避けて来た話題を、投入します。 (※ とは言っても、これまで何度か口出しして来ましたけどね。) 政治:経済:外交についてのお話です。 と言うか、もっと入り乱れたお話になります。(^^; まず世界を眺めて見ましょう。 昨年の【サブプライムローン】を切っ掛けとし、連続的に津波を起こした【世界同時不況】。 この影響は大きく、世界各地で苦しんでいる人達がいますね。 勿論、皆さんもその一人でしょう。 昨日まで大金持ちだった人が、一晩で家を失ったと言うケースもありますし、それ以上に多いのが、苦しい生活が、より苦しくなったと言うケースです。 世界中の皆が困っている・・・・と思うでしょ? でも実は、今回の問題によって、より私服を肥やした人が居ると言う事も知って置いた方が良いと思います。 この世界において、金銭等を含めた【価値】の総額は、概ね一定。 我々の手元から無くなった【価値】は、他の誰かが手にしているのです。 つまり、今回の【世界同時不況】は、【貧困が増えた】のでは無く、 【貧富の差が、また広まった】と言う状態なのです。 そう考えると、一般の方々は、随分と損をされていますね。(^^; さて、文句を言っていても、始まりません。 この苦難の時代に、どう対処すれば良いのでしょうか。 未だ統一感の無い【世界】ですが、それでも何とか、今の状態を打開しようと、色々な策が練られています。 今回の【危機】において、一番問題視されたのが、【金融資本主義】と言う思想。 つまり、【金融市場】と呼ばれる【お金の流れ】を司る機関と、その作用に焦点をあてた【資本主義】の考え方です。 アメリカの発想ですね。 で、その思想のおかげでアメリカは大成功し、そして、大失敗しました。 その失敗の原因は何か? 一度大成功したのだから、その内側に不完全な部分があって、それさえ改めれば、失敗を回避する事が出来たのではないか・・・ と、考えている人が、アメリカにはまだ多いようです。 ・・・アメリカだけでは無いんですけどね。(^^; 日本も、随分と追従してしまいました。 しかし、結局の所、【金融資本主義】と言う考え方が、根本から【時間的な限界を持つ、不完全な思想】だと、私は考えています。 ・・・とは言え、その具体的な理由や、それに対する対案を持っていた訳では無く・・・(^^; そんな折、ネット上のある記事を拝見し、ヒントを見つけました。 http://www.1101.com/hara/fourth/index.html 原丈人さんと言う人物と、糸井重里さんと言う人物の対談を纏めたモノです。 是非、お読み下さい。面白いから。是非、全部呼んで見て下さい。(^^)/ ・・・で、ヒントを元に色々と考えた結果ですが・・・ 【金融】と言うのは、そもそも【お金】の流れです。 ここに焦点を当てた【資本主義】は、確かに【お金】は儲かるかも知れないけど、【人間】が豊かになる事とは、直接的に結び付かない。 まあ、実際に今の有様ですからねぇ・・・ 【お金】と言う無機的なモノが、必要以上に盛んに動き、人間がそれに追いつかなくなって、結局【メルトダウン】。 元々、【企業】と言うのは、【人間】の集合体である【社会】に対して、利益をもたらす為の存在であり、【資本主義】とは、その【企業】を下支えする【思想】であったはずです。 つまり、根本として【人間】有りき! しかし【金融資本主義】と言うのは、ちょっと違う。 これは【お金】有りきの世界。 ・・・ちょっと、無理ですよね。これで世界を豊かにすると言うのは。 結局、豊かになったのは、ごく一部の人達。 それも、使いもしない無駄金を大量に溜め込むと言う、無駄の連続。 人間はね。【起きて半畳、寝て一畳。飯を食っても二合半】なんです。その人の【分】を越えた、過大なお金は必要無い。 使われない【金】が、何処ぞの人間の蔵に蓄積されているなんて、本当にもう・・・・何がしたいの? 勿論、そう言ったお金を使って、公共の利益を創造するなら良いでしょう。 そう言ったお金持ちも、沢山居る・・・と思います。 でも、本当に【無駄金】である場合も多い。 ・・・ちょっと辛辣な事を言えば・・・ バカな金持ちが多いんですよ。(--; お金の使い方を知らない【金持ち】がね。 【猫に小判】って奴でしょうか。 ・・・この部分は、この位にして置きます。(^^; トキワだって、大金の使い方なんて解らないし。 まあ兎に角、【金融資本主義】は、【バカな金持ち】を増やしただけで、世界の利益になる思想では無かった訳です。 そこで、原丈人さんが提案しているのが【公益資本主義】と言う考え方です。 凄いですよね・・・ 絶対と思われていた【金融資本主義】に対抗しえる【他のシステム:思想】を考え付くなんて・・・ オレには無理だ・・・ さて、この【公益資本主義】と言うのが、なかなか素晴らしい! もっと詳しい理屈も知りたい所ですが、まだ一般的では無い為、資料がありません。 対談の内容から分析するに・・・ 会社は利益を求める。(これは、資本主義の根本原理です。) その【利益】は、【私益】では無く、【公益】である。(ここが金融資本主義との根本的な違い。金融資本主義では、【株式】と言うシステムが重要視されるのですが、【企業の利益は、株主のモノである=企業は株主のモノである】と一般的に考えられています。) 会社は、【従業員】【お客様】【取引先】【属する地域社会】の為のモノである。 と言う三つの点がポイントらしいです。 当然のように見えて、これまでは、そうで無かったと言うのが、面白怖い所ですねぇ。(^^; さて、ここで補足したいのですが・・・ これまでの問題は、【企業】に有ったと言えるでしょうか? 確かに、【企業】にも問題が有ったと思います。 しかし、多くの企業は、単に【会社と株主の利益】だけを目的として動こうとして来たのでは無いと考えています。 叶う事であれば、社員により多くの給料を与え、地域にも貢献したいと考えていた事でしょう。 しかし、【企業】を取り巻く【社会の風潮】がそれを許して来ませんでした。 【会社】の利益の為に、或いは【株主】の利益の為に働く。 そんな思想が、社会体制を占めていた為、已むを得ぬ部分もあったかと思います。 ・・・近年では、その風潮が一般化した為か、そんな思想に毒された経営者、企業も増えたかも知れませんけどね。 【公益資本主義】と言う考え方は、その【社会風潮】を変える思想と言えるようです。 短期的な利益では無く、長期的な利益を考え、公益の為に努力する会社が成長するシステム。 つまり・・・人を活かし、創造性へと導くシステム。 ・・・ちょっと過大評価ですかねぇ。(^^; しかし、【経済】と言う分野において、今一度【人】を見つめ直そうと言う考え方と動きは、とても好ましく思います。 それが、【日本発→世界へ】の思想になれば、何と素晴らしい事か。 ようやく【アメリカの真似事】から、脱出する事が出来る訳です。 この思想を打ち出した原丈人さんは、実現の為に、既にコマを進めているそうです。 【公益資本主義】を基本とした【市場】を日本に展開する為に、現在は、この理論を精錬されているとの事です。 生きているうちに、経済に関する、そんなパラダイムシフトを見られる事を祈ります。(^人^) ちょっと長くなりそうなので、今回はこの位で。 ちょっとシリーズ化して書いてみようかと思います。 ・・・纏まるかなぁ・・・(--; あ、勿論、タロット:占い関係の話も定期的に入れていきますよ。(^^)/