剣の騎士 2017.6.6
ども、トキワです。(^^)/前回、思い付いたかのように、久々の更新をした訳ですが、どうやら火曜日だったようなので、これからは、火曜日前後の定期更新にしようと思います。まあ、多少前後しますよ。…もう日付変わっちゃったし。さて、この一週間、何をネタにしようか考えていたのですが、結構色々と浮かびました。浮かんだのですが、現在までにスッカリ忘れてしまいました。困りましたね。(--;思い出したら、曜日関係無く更新してみようと思います。(時間が有ったら……)と言う訳で、タロットカードを一枚引いて、話題を考えてみます。本日のカードは・・・【剣の騎士】。また人物カードですか…(--;人物カードは、全部で16枚。この16枚で象徴される【質】を、全ての人が、その心の内側に持っています。勿論、それぞれの【質】の強弱には、個人差が有りますけどね。それが個性です。【剣】は、四大における【風】の性質を帯びています。【風】の主要なテーマは、【情報】或いは【対他】。まず、【我】を想定し、それに相対する【他】を想定し、その関係性を問うのが、【風】の主要なテーマと言った所でしょう。【我】と【他】は、決定的に違う存在である。これが大前提。だからこそ、【我】と【他】を結び付ける為に、お互いに情報のやり取りが行えるよう、【コミュニケーション】が重要になって来る訳です。その【風】の性質が、何故【剣】によって示されるのか。殺伐とした話では有りますが、つまる所、【我】以外の【他】は、全てが異物であり、敵であると想定されているからです。【我】にとって、【他】が存在し、その存在が【我】に対して影響を与え得る限り、【我】は【完全に自由】である事が出来ません。【我】と【他】が同じものを求めれば、必ず利益相反が発生し、求めたものが減ってしまうか、手に入らないか、或いは、全てを手に入れる事を求めて、戦わざるを得ません。【他】は、【我】が【完全に自由】である事を阻む、敵な訳です。とは言え、常に神経を尖らせ、戦い続ける訳にも行きません。そこで、コミュニケーションを通じて、何とか折り合いを付けていこうとする。つまり、まずは剣を鞘に収めたまま、対話で解決しようと努力する訳です。しかし、努力が報われるとは限りません。なにぶん、相手の居る話ですからね。どうしても折り合いが付かないようならば、剣を鞘から抜いて、圧力を加えながら解決を目指します。それでも無理だと言うならば、剣を交え、相手を切り捨ててでも、問題の解決を目指す訳です。所謂【平和主義】の方々には、少し理解し難い価値観のように感じるかも知れませんね。しかし、見誤るなかれ。勿論、個人差は有りますが、全ての人が、例外無くこうである事でしょう。ここで言う【剣】は、何も武器・兵器に限ったものでは有りません。攻撃的な意志さえあれば、言葉や情報も、人の心身を死に追いやる武器になるものです。自覚の無い人も多いと思いますが、私も含め、人類の殆どは、相当な武装をして、社会の中を歩いているものです。血の見える分かり易い武器では有りませんからね。存外、平気な顔をして、気軽に振るっている事が多いものです。しかも、【正義】や【平等】。時には【人権】や【平和】と言った言葉ですら、攻撃的な意志と共に、武器として振るわれてしまう事も有るのです。いや実に、人間というのは、好戦的な生き物ですね。で、【剣の騎士】です。人物カードにおける【騎士】は、【王】の定めた【意志・目的】を達成する為の、実働部隊です。【我】の中心である【王】は、国の真ん中に座り、自ら動いて行く訳には行きません。なので、国の外側。自分の外側。【他】の領域へとアプローチするのは、【騎士】に任される事になります。【他】の領域は、【我】にとって、勿論危険な場所です。【風】の発想で言えば、敵だらけの場所ですからね。なので、【剣の騎士】は、とても神経が尖った状態です。常に臨戦態勢。目的達成・問題解決の為に、凄い集中力を発揮します。それ以外は見えていない。邪魔するものは、全て叩き切る勢い。勿論、全く話が通じないと言う訳では有りません。極めて合理的で、目的に適う話であれば、ちゃんと聞けるでしょう。ただ、やっぱりなかなか難しい。【剣の騎士】の品位が悪化すれば、もう目に付いただけで、叩き切られるかも知れない。そう言った具合で、結構、殺伐とした印象のカードと言えます。 ・・・そう言えば、戦争って何で起きるんでしょうね。 人類有史以来、平和を愛し、願う人は沢山居たはずです。 いつの時代も、何処にでも、自分なりの正義を心に掲げた人は、沢山居たはずです。 そう言った【正しく善良な人達】が沢山居たはずですよね。 戦争を望む、邪で強力な力を持つ何者かが居て、その力に負けてしまったのでしょうか? それともまさか・・・ まさか、【善良な人】同士が、【正しさ】を武器にして、お互いに傷つけ合った訳では・・・ そんな訳無いですよねぇ。 そんな訳……無いですよねぇ?(^^) 【剣の騎士】は、自分の目的が【正しい】と信じて疑いません。 【正しい】事を成し遂げる為に、手段など選んではいられません。 彼は、間違い無く、【正義の戦士】なのです。 少なくとも、彼はそう信じています。 人物カードは、全部で16枚。 この16枚で象徴される【質】を、私も含め、全ての人が、その心の内側に持っています。 勿論、【剣の騎士】も。 とまあ、今回はこんなお話でした。 ちょっとイヤらしい文調になってしまいましたね。 申し訳有りません。(--; でもね・・・【正義】【正しさ】って、本当に怖いんですよ。 では、また次週(^^)/