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2006年12月22日
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素材




クラッシュ


HP http://www.crash-movie.jp/


第78回アカデミー賞 作品賞・脚本賞・編集賞 3部門に輝いた作品です。
作品賞ノミネートには、先日見た、『ミュンヘン』も含まれています。


1件の自動車衝突事故が、“衝突”の連鎖反応を生み出し、
様々な人種・階層・職業の人々の運命を狂わせていく、
ヒューマンドラマです。


様々な、と書いただけに、本当に登場人物が多い。
私、登場人物がおおい作品はニガテなんです。
もともと他人に無関心なので、映画を見ていても登場人物、
その人間関係を記憶するのがニガテ。
結果、ストーリーもイマイチ理解できない。


でも、アカデミー賞3部門に輝いた作品だけあって、
そのあたりはそんな私でも分かるような作りになっています。
本当に上手い作品なんだな、と思いました。


時間のつながりも、頭の中で整理するのがニガテなんですが、
これは2日間のストーリーなので分かりやすい。


様々な人種・階層・職種の登場人物が複雑に絡み合っているのですが、
差別も、単に黒人差別だけではなく、肌の色が黒い人種の中でも
国により差別があるということを知りました。
日本で生まれ育った私、差別は色々あるのは知っているけれど
アメリカ社会はもっともっと複雑で深い・・・・


そしてもう一つ、キーになるのが『銃』。
一般市民も銃を持つことが許される社会。
もし日本もそうなったら、と思うととても怖い。


数多い登場人物の中で一番印象に残ったのは鍵屋の男性。
そしてその家族、小さい娘と妻。
娘の父を思う気持ち、そして行動。
自分の娘と夫に重ねてしまい、涙せずにはいられませんでした。


とてもとても心に響く、いい作品でした。
私の好きな映画リストに加えます。
ぜひ見てもらいたい、そんな作品です。




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最終更新日  2006年12月22日 06時46分03秒
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