ときおり無性に、
料理が作りたくなります。
部屋の掃除や、模様替えをしたくなります。
こういうときは、「ああ脳が疲れているな」
「休みたがっているな」、と思うようにしています。
脳が疲弊してくると、
前頭葉が機能しなくなります。
前頭葉は、わたしたちの実行機能、
遂行機能の役割を担っています。
知識や考えを統合し、
建設的な決断や行動につなげます。
仕事のし過ぎ、考えすぎ、
知識の詰め込みすぎなどで疲れてくると、
途端に、前頭葉がその力を発揮しなくなります。
そうなると、上の空、生返事など、ぼ~っとしてしまったり、
あまり考えずに動いてしまうことにつながりますよね。
前頭葉が疲れていると、
あまりいい考えが浮かびません。
疲れているときは、
ものごとをネガティブに考えがち。
そういうときは、脳を休めてあげるといいでしょう。
自分で気づくときもあれば、
脳からのサインで気づくときも。
わたしの場合は、冒頭の、
ときおり襲ってくる、無性になにかしたくなる意欲に
気づかせてもらうことが多いです。
掃除、料理、模様替えなどは、
普段やっていることなので、自動化しながら遂行でき、
片付いた、おいしいものができたなど、結果を伴う行動です。
疲れた脳を自動化させることで休ませ、
その間に整理させ、結果も伴うって、
一石何丁でしょうか。
そういったことをしているうちに、
考えが整理され、気になっていたことも気にならなくなり、
良いアイデアが生まれるなんてことも、不可物として得られます。
以前は気づかずに行っていたことですが、
心理を学ぶようになり、
「これが私のサインか」
「こうやって前頭葉を休ませているのね」など、
言語化して理解することができるように。
それ以降、サインが出ると心の中で、
「前頭葉、前頭葉」とつぶやきながら、
意識的に休ませてあげるようにしています。
自分の思いや行動、サインを
こうやって理解することってとても大事。
ひとは、わからないことを不安に思う生き物です。
こうやって意味のあるもの、
役に立つものとして置き換えることで、
自己理解がすすみ、
自己サポート能力も上がっていくものです。