2007/10/18(木)00:09
距離感
めずらしく6年生が調べ学習にやってきた。
それも全員。
高学年になればなるほど個人の貸出のに差が出てくる。
故に図書室に全く来ない子が出てくる。
前任校ではありえないことだが、700人弱ともなれば仕方ないのかも…
でも、後半年でなんとかしてやる!!
さて、この調べ学習で今年初めて図書室に来た子供もいたわけで、
中には元気過ぎてこちらは良く知っている子もいる。
元気=やんちゃ な所もたくさんある。
つまり余計なことをするのだ。
思い切って近くに行った。
まず、余計なことをしていることに厳重注意をする。
そこで私の性格を理解したらしい。
ダメな事はダメ。
しばらくしてまた騒ぎ始めた。
隣に座って話をしながら、本の使い方を説明する。
「あのさ、時間もないからさ、口を動かす前に手を動かしたら?」
「え~」
「え~じゃないよ、手を動かさないと進まないでしょ」
いたずら書きを始めた子にちょっと擽ってみた。
どうやら彼は弱いらしい。
「ここに座っているからね、進めなきゃ私の手がもう1回腰に行くよ」
「やります、やります」
そんなことで無事に調べ学習を終えた。
この子たちは私の事をもっと固い人だと思っていたらしい。
それが擽ったことによって親しみを覚えたらしい。
厳重注意した時には凄い顔をして私を見たのに…
相手によるが、彼らには効果があったらしい。
(もちろん、見極めてやっているよ)
どうやらその後この話をクラスに宣伝したらしい。(意外と話がわかる人らしいって)
めぐりにめぐって私の元に来た。
めぐったのに悪口ではなかったから、彼らは嬉しかったらしい。
そりゃ良かった。
滅多に図書室に来なかった彼ら。
今度はいつ来てくれるのか楽しみ。
たくさんの子供たちとの距離が縮んで行くといいな。