2010/12/22(水)01:30
読書会
月に一度、仕事が終わると読書会に行く。
教会の中で行なわれるこの読書会。
私もそうなのだが、クリスチャンではない人も半数の参加。
心広く受け入れてくれるこの教会が私は好きだ。
今回の課題は『大つごもり/樋口一葉』だった。
大つごもりとは、大晦日のことを言う。
これも、今回初めて知ったこと。
趣があっていい響き。
感想を述べ合うなかで、「大晦日がつまらなくなったね」という話題になった。
確かに、神聖な雰囲気が減ってしまった。
思えば、レコ大が大晦日ではなくなり、バラエティが多くなった。
その頃から、なんか緊張感が薄れた気がする。
本当はもっと前からかもしれない。
そんな話題の中、子どものころは元旦に着る服を買いに行ったことを思い出した。
上から下まで、下着も靴下も、全部が新調された。
おせちの買い物と合わせて、洋服も買っていた。
服の選択権が自分になってから、そういった元旦を迎えなくなった気がする。
すごくすごく大切なことを忘れていた。
ああ、こういったことを私の代で絶やしてはいけないと思った。
だから、今年は相方さんと全部新調して新年を迎えようと決めた。
いろんな意味で、いい一冊だった。