人と動物のおはなし

2007/04/24(火)12:38

自由がほしい!

今月は、いろいろ遠出していて、 檻の中のツキノワグマや牛舎の中の仕切られた区画にいる 牛たちを見る機会があったのだけれど (母牛と子牛も数組いました) その時に思ったことは、 彼らは、『「自由が欲しい!」と切実に願っているだろうな』 ということ。 どれほど狭い空間にいたかは、 私たち自身が2畳ほどの空間に閉じ込められていると想像すれば 大体の感覚が分かるのではないかと思う。 檻の中のツキノワグマだが、 おそらく山中で捕獲された個体が運良く?殺されずに そこで飼ってもらえることになったのではないかと 思えるのだけれど、 犬のように散歩に行くこともできないから 飼い殺しの状態だ。 クマがいた周辺の山は70%位が人工林と思われたけれど 綺麗な新緑の季節にもかかわらず 人工林のところだけは ほとんど濃い緑一色で、木々の中も殺伐とした空間に感じられる。 人と動物が上手く山を分け合って暮らすことができれば それがベストなのだろうけれど、 そのためには知恵というものを有している人間側が 少し引くことが必要なのではないかしら?と思える。 牛についてだけれど、 敷地が広かったので放牧しているのか 尋ねてみたところ、していないとのことでした。 食用ということであったが 大きな体の牛がほんの数歩しか歩けない所に入れられているのは 本当に気の毒だ。 子牛もこの狭い空間のみで育つのだとしたら とてもカワイソウ。 ・・・岩手県に中洞牧場というところがある。 ここの牛たちはかなり幸せではないかと思うのだけれど、 どうなのかな?

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