2007/04/27(金)13:34
ふわドラ思想
私にとって有益なコメントではないのだけれども
いただいたコメントに「ふわドラ思想」という表現が
ありました。
このふわドラ思想、当然のことながら
他者の影響をも受けながら形成されているのですが
「ふわドラ思想」などと改まって考えたことがないので
ふわドラ思想とは何か?と一度考えて見ることに。
「ふわドラ思想」の根底に流れているのは、一貫して、
「人間による動物の利用をできるだけ縮小し、
必要最低限での利用で満足することにしましょう」
という方向に進んでいくべきではないか?
という考えです。
動物の利用を縮小すべきではないか?という考えは、
今現在の危機的な地球環境を視野に入れるところから
生じているのですが動物の利用を縮小していく努力をすることは、
人間と動物の双方に益があると思います。
もっとも、
動物の利用に特化して縮小すべきだと言うのではなく、
今現在は、あらゆる側面で環境に不可を与えないような生活が
求められていると思えるのだけれど、
動物問題もこれに該当するでしょうね・・・という
スタンスなわけで、これを切り口に動いているわけです。
さて、古今東西、人間は様々な分野で
様々な動物を利用して生きていますけれど
その利用の仕方は、
必然的にアンソロポ・セントリック(=人間中心主義)に
基くものとなっており、従って
野生動物を含め、様々に利用される動物たちに
多大な苦痛をもたらす結果になっていると言えます。
これに関しては、ほんのちょっと想像力を働かせれば
誰もが認識できると思いますが、
長くなるので、人間のペット利用について述べますと
人間によるペット飼育が環境にもたらす負荷を考えた場合、
当然のことながらペットの総数を減少させていくことを
視野に入れなければならないのではないでしょうか?
またそのことは、
同時にペットとされている動物の不幸の軽減にも
繋がっていくことになり、
結果として総体的にペットの利益に繋がると思います
そのために必要なことのひとつは、
とにかく飼い主責任を徹底させる方向に動いていくことであり
国や国民が考えるべきことを考えず、
無責任飼い主の後始末をしているようでは延々とペットの不幸は続くでしょう。
また、ふわドラ思想の持ち主は、
飼わない選択をも強調していくことが重要なのでは?
と考えているようです。