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テーマ:今日のこと★☆(108121)
カテゴリ:BLOGREPO ぶろぐるぽ
『善人なほもって往生をとぐ、いはんや悪人おや。』 ・・・善人でさえ浄土に往生することができるのです。 まして悪人はいうまでもありません。 あまりにも有名な親鸞聖人の『悪人正機説』です。 私は浄土真宗西本願寺派の高校に通いましたが 仏教の時間で教わったこの教えには、びっくりしました。 だって、それなら、いわゆるワルイヒトの方が良いってこと? そんな素朴な疑問が湧きましたもの。 『それでは、ここでいう <悪人> とは、一体どういう人なのでしょう?』 仏教の先生が、私達生徒に問いかけました。 そうね、<悪人> う~~ん、そう言われると分からなくなります。 どんな人? 『 <悪人> とは、ほかならぬ私達のことです。 私達は肉を食べ、野菜を食べ、 すなわち他のものの命を奪わずには 一日たりとも生きていくことは出来ません。 』 殺生をせずには生きられない、なので仏教では <悪人> なのだと。 そんなふうに仏教の先生は説明してくださったように記憶しています。 それにしても、当時の人々も驚いたのではないかしら? 親鸞聖人は妻帯なさったお坊様でもあります。 これも当時、鎌倉時代のお坊様としては ずいぶん大胆なことなのではないかしら? そんな事をつらつら考えた 学生時代の思い出が甦ってきました。 ![]() さて、九州国立博物館で『本願寺展』が開催されるというではないですか。 『親鸞聖人影像』も展示されるので、お姿も拝見できます。 そうして、唯円がしるしたとされる『歎異抄』もぜひ、見たいものです。 最終日になってしまいましたが、九州国立博物館へと出かけました。 ![]() 想像以上の人出で、びっくりしました ![]() まさか、こんなに混んでいるとは。 でも、しっかりと『親鸞聖人影像』いわゆる『熊川御影』を観察できました。 いかにも高僧といったいでたちで 強い信念をもち、行動力にも抜群で、しかも素晴らしく学問を修められた そんな印象が私にも伝わってきました。 このお方こそが、あの『悪人正機説』の親鸞聖人なのだと 感慨深く、しみじみと拝見させて戴きました。 『歎異抄』は写本でしたが、 これが学生時代の仏教の時間で学んだ『歎異抄』なのかと こちらも感慨深く見せていただきました。 親鸞聖人の奥様となられた 恵信尼様のお姿を現した『恵信尼影像』も その慈愛深い表情が、とても印象に残りました。 ![]() そうして、なんとも壮麗な『松桜孔雀図』の障壁画。 大胆な構図、今をもって美しいその色彩。 思わず目を奪われました。 学生時代に学校行事で訪れた西本願寺の あの荘厳な美しさを まるで昨日の事のように思い出しました。 ![]() とても楽しく、そうして勉強になった一日でしたが 少し期待はずれのところもありました。 それは、展示物の展示方法です。 九州国立博物館の展示方法は、斬新で分かりやすく しかも工夫を凝らしたものばかりでした。 『海の正倉院』の時など、青い美しい布をふんだんに使って まるで海の中を回遊しながら、国宝、重要文化財などをみているような そんな素晴らしい展示方法だったのですが 『本願寺展』は、とくに工夫を感じれず、少し残念でした。 また、展示物を保管するガラスケースに指紋などが付着しているものがあり せっかくの展示物が見難かったのも残念でした。 私のそんな感想も、きっと期待が大きいからなのかもしれませんが。 今日の私の日記は九州国立博物館の 『ぶろぐるぽ』にエントリーして感想を綴ったものです。 なお、画像は九州国立博物館から提供していただいたものです。 使用させて戴きました。 ありがとうございます。 よろしかったら愛の一押しをお願いします→→ ![]() ![]() ちょっと面白いランキングサイトです→ ![]() こちらでも頑張っています→→→→→ ![]() レシピブログにも参加してみました ![]() ぽちっと押してくださって、本当にありがとうございます <(_ _)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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