2006/08/02(水)08:25
消費税の簡易課税を考えてみよう
日本経済新聞朝刊で「消費税の還付額 6月最高7,800億円」
とありました。
すごい桁ですよね。
それは3月決算企業による輸出などが好調だったから
だそうです。
輸出が好調という事は個人でも法人でも所得税ないし法人税で
国は税金をいただけるのですが、その反面、輸出であるがため
に消費税の課税事業者は多く支払いすぎた消費税については
戻ってくるということになります。
ただこれは消費税の課税事業者で、簡易課税を選択して
いない方ないし法人に適用されるので注意が必要です。
それは、簡易課税を適用すると、
預っている消費税のうち事業区分に応じて
預っている消費税に90%~50%を乗じた金額が
支払った消費税とみなされます。
そうすると、どのように計算しても預った消費税を
支払った消費税が超えることはありません。
そのため、簡易課税を適用している場合には還付は
ないのです。