2件の打合せ
その後は夜まで通常業務◆お薦めの1品"CHABLIS" なんて読むかご存知ですよね。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~はい、"シャブリ"です。たぶん日本でも多くの皆様が1度はその名前を聞いたことのあるワインではないでしょうか。数年前、私が教科書の様に読み続けたロバート・パーカー氏の『バーガンディ(ブルゴーニュ)』、そのアペラシオンや生産者のことについて詳しく書いてあり、どんどんブルゴーニュワインの魅力に嵌っていきました。アペラシオンの紹介は、一番はじめは『シャブリ』!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~その出だしの文章は『レ・ミゼラーブル みじめな代物 ?』でした。『シャブリ』、あまりにその名は有名になり、質の低いものもたくさん産出されてしまっていることがその大きな原因だと思っています。でも、そのあまりにも有名になったその理由はもちろん"素晴らしいワイン"がたくさんあったからの理由にほかなりません。数日前にドメーヌ・ド・ラ・ボワソヌーズの輸出部長のREGIS CIMMATI氏と会食をしたのですが、その時にこのドメーヌ・ド・ラ・ボワソヌーズについていろいろとお聞きしました。このドメーヌはジャン・マルク・ブロカールというシャブリの超名門ドメーヌのラインナップのひとつでしたが、息子のジュリアンが家業を継ぐにあたり、この11ヘクタールの畑を譲り受け、ビオディナミ農法に転換、2002年に自らのドメーヌを立ち上げました。=====ジュリアンはパリの学校を卒業後、父親と共にドメーヌ経営の手伝いをしていましたが『多くのことが化学に頼っていて同意できない』と、ピエール・マッソンを訪ね、ビオディナミを学びました。現在ではその成果が認められ、父親のドメーヌも毎年10haずつ、ビオディナミに転換されています。(ワイナートより)=====REGIS CIMMATI氏との会食はフレンチの有名店シェ・イノで行ったのですが、シェフ・ソムリエの伊東氏もミネラルがしっかりした素晴らしいワインですねとコメントしていました。ワイン専門誌のワイナートNo.25でもシャブリの特集ページにてフランソワ・ラヴノー、アリス・エ・オリヴィエ、ヴァンサン・ドーヴィサ、ウーダン、ラ・シャブリジェンヌという素晴らしい顔ぶれと共にこのド・ラ・ボワソヌーズも6つの優良生産者として紹介されていました。ワイナート誌は『スケール感、余韻、香り、そしてワインとしての純粋なおいしさの全てにおいて2002年と2003年は、並の1級を凌駕する』とコメントしていました。私も久しぶりにミネラル感のしっかりした素晴らしいシャブリに出会ったと、アリス・エ・オリヴィエ以来の感動をもちました。