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我が家の庭の生き物たち (都内の小さな庭で)

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2006.10.29
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テーマ:虫!(748)


 昔から気になっていたハエの仲間がいる。ハエと言っても汚いところにいるハエではなく、木や草の葉の上で見かける体長3~4mmのごく小さな綺麗なハエである。

 普通のハエよりもずっと足が長くてスタイルが宜しいが、いちばん異なるところはその色にある。足を除く全身が緑色を帯びた金色をしており、陽の光を反射してキラキラ輝く。宝石と言っては大袈裟だが、ビーズ玉やスパンコールよりはずっと輝きが美しい。


”ニセ”アシナガキンバエ

デュランタの葉にとまる”ニセ”アシナガキンバエ.体長3.5mm

デュランタの葉に比して如何に小さいかが分かるであろう

(2006/10/11)



 ハエの仲間はボーダイで、とても素人が同定出来る様な代物ではない。インターネット上で調べた限りではアシナガキンバエと言うアシナガバエの仲間らしい。詳しい記述がないので確証はないが、まァ、学術論文ではないから、「アシナガキンバエ」としておこう[その後の検討で、これはアシナガバエ亜科のアシナガキンバエではなく、マダラホソアシナガバエ(マダラアシナガバエ)と同じホソアシナガバエ亜科(ヒゲナガアシナガバエ亜科:Sciapodinae)に属すウデゲヒメホソアシナガバエ(新称)Amblypsilopus sp.1であることが分かった。しかし、新称であり些か分かり難いと思うので、此処では取り敢えず”ニセ”アシナガキンバエとしておく。詳しくは追記を参照されたい]。

”ニセ”アシナガキンバエ2

”ニセ”アシナガキンバエ.拡大1(2006/09/24)



 このハエ、異常にすばしっこい。等倍接写では普通ストロボを焚く。しかし、ストロボで撮ったものは、殆どがブレている。ストロボが光ってから、シャッターが閉まるまでの1/200秒位の間に反応しているらしい(現在使用しているカメラでは、近接撮影で内臓ストロボを使うと、光が少し弱くなる。晴天時の日当たりの良いところでの等倍接写(露出倍数4倍)では、自然光と内臓ストロボの光の強さは同じ程度になる)。


”ニセ”アシナガキンバエ4

”ニセ”アシナガキンバエ.拡大2(2006/10/11)



 尤も、ストロボを使わなくてもミラーが跳ね上がった音で飛び上がる場合もあるらしい。ミラーが下りてきたときには葉の上に同じ様に止まっているのでチャンと撮れたかと思っていると、葉っぱだけしか写っていないことがある。ミラーが上がってから下りるまでに、離陸と着陸を演じているのである[現在のストロボはP-TTLと呼ばれる発光制御機構を採用しており、本発光の前に数回のプレ発光を行って露出の調節をする。光に敏感な「ハエ」類はこのプレ発光に反応して飛び上がり、本発光の時には既にそこに居ない、と云うことになる]。

 こういうすばしっこい連中にとってミラーが上下する間の時間は、人間にとっての1分以上に長いのかも知れない。時間の長さをどう感じているかは、神経の興奮状態を連続して測定すればある程度知ることが出来るかも知れないが、最終的にはハエに訊いてみなければ分からないだろう。


 追記:このアシナガバエは2009年8月にCrysosoma sp.1の可能性が高いとされたが、更にその後、研究が進捗し、「田悟(2010):関東地方にて得採集したアシナガバエ科の記録, はなあぶ, No.30-2, 1-96」により、ウデゲヒメホソアシナガバエ(新称)Amblypsilopus sp.1であることが示された。詳しくはこちらをどうぞ。








最終更新日  2011.07.31 08:08:28
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