しばらく虫の話ばかり続いたので、久しぶりに花を取り挙げることにした。と言っても今咲いている花は少ない。デュランタが相変わらず花を着けている他は、秋になって元気になったメドーセージ位なものである。
メドーセージはその濃い青紫色の花が気に入って買ったが、やはり西洋の花と言うのはバラと同じで、植物全体としての姿に風情がない。だから、今回は(も)花の写真だけである。
シソ科の多年草は、往々にして地下茎で矢鱈に蔓延る。昔庭が広かった頃、ハッカを一寸植えたらあっと言う間に10平方メートル位に拡がってしまった。こうなると庭草ではなく、厄介な雑草としか言い様がない。茶花を大切にしていた祖母が激怒し、駆除するのに数年を要した記憶がある。
このメドーセージも植えた次の年には、その許された領域を超えて芽を出し始めたので、危険を感じてただちに掘り起こし、植木鉢に移してしまった。
ところが、この涼しい気候を故郷とする植物を植木鉢で育てると、大きな問題を生ずることが分かった。夏になって気温が上がって来ると、全く生長を止めてしまうのである。当然花も着かない。地植えでは問題なく育つので、根の温度が上がるのがいけないらしい。
だから、夏を過ぎて涼しくなるとまた生長を始め、葉腋から芽を出し、今頃になって花を着けた。

メドーセージの花(2006/11/12)
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しかし、御覧の様に花序はかなり小さい。写真としては物足りないので、花1個を接写してみた。

メドーセージの花の拡大(2006/11/04)
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すると、何か凄い感じになった。何やら剛毛の様なものが沢山生えていて食虫植物の様にも見えるし、もっと想像を逞しくすれば、ヘビが毒牙をむき出しにしている様にも見える。花を解体してみたら牙の様なものは雌蕊の先端であった。

メドーセージで吸蜜するホシホウジャク(2006/10/12)
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しかし、そんなことを考えるのは勿論人間だけで、虫は平気で吸蜜に来る。丁度ホシホウジャクがやって来た。ホシホウジャクは既に紹介済みだが、私の好きな虫なのでまた載せておく。