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テーマ:日々自然観察(9829)
カテゴリ:昆虫(アブ、カ、ハエ)
コムピュータに移して見てみると中々綺麗な「アブ」である。しかし、羽の形や翅脈の入り方、頭部の構造等が普通のハナアブ、ヒラタアブ等とは一寸異なる。 胸に3本白い縦筋があるので、これを手がかりにして調べてみたら、どうやら「ミスジミバエ」と言う種類らしい。アブではなくミバエの1種であった。
ミバエというのは、その幼虫が果実の中に入り込んで食害し腐らせてしまう、非常に有害な昆虫として知られている。沖縄で問題を引き起こしたウリミバエ(ウリ類、トマト、マンゴー等を食害)やミカンコミバエ(柑橘類、グァバ、マンゴー、パパイヤ、トマト)などは徹底撲滅の対象であり、これらが根絶されたおかげで、現在安心してマンゴー、ニガウリ、シークァサー等の沖縄の農産物を内地に持ち込めるようになったのである。
しかし、このミスジミバエの幼虫がどんな悪さをしているのかは、調べてみたが良く分からなかった。落下したカラスウリの雄花を食べるという話もあるが・・・。まァ、何れにせよ我が家に大した被害を与えている形跡はないし、一市民として撲滅に協力すべき程の有害昆虫とも思えないので、そのままにしておいた。 このミスジミバエ、何故か2日後も同じところにとまっていた。それ以降は居なくなってしまったが、成虫越冬だから、屹度また何処かの葉裏にしがみついているのだろう。 果たして、あのミバエは来春まで生き長らえることが出来るであろうか? 寒いのが苦手な私は、「越冬」と聞くと、妙に同情したい気持ちになってしまうのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020年はミスジミバエの出現が遅く、気をもんでいました。8月になってやっと現れたので、確認のためネットで画像を探していたところ、こちらにつきました。初めまして。
我が家には、カラスウリの雄株だけあって、その花を狙ってやってくるようです。Wikipediaではカラスウリの雄花のみ産卵するように受け取れる記述がされていますが、カラスウリの茎に他のハエがつけたコブや、キュウリの雌花、カボチャの雄花にも産卵するようです。いずれも落花前だと思います。フラップを降ろして駐機中のトムキャット戦闘機みたいで、このハエが来てくれると初夏を感じます。(今年はすぐに立秋ですが)10年位前から、キュウリの雌花に産卵して、曲がりや萎縮が報告されるようになったとのことですが(殺虫剤未使用の家庭菜園等)在来の昆虫なので大目に見てやってください。 (2020.08.03 05:44:43) |